【4635号】ある牧師の生涯

六月に、ある温泉街の外れにある教会の礼拝に招かれた。
少し前の四月に伺ったのは、急逝された牧師の前夜式で、当然ながら重苦しい雰囲気であったが、それらのことは完全ではないにしろ、相当乗り越えられた様子。
婦人長老の司式で、奏楽はなく、ヒムプレヤーでの讃美歌で、この日の礼拝には十三名の出席(前年度平均は六名)。ある長老が「牧師が召されたので、自分たちで教会を守らねば、という思いになったのです…」と少し恥ずかしそうにおっしゃった。
召される直前の牧師が、教区総会資料の教会現状報告で「数える指が痛むような少人数の教会だが、熱心に聖書に取り組み、読後感想を語る姿に年齢の影は消える。高齢者二名が召天したが、とられた主の御旨に委ねて摂理に頼むほかはない。教会は、農村の中の温泉街という厳しい状況に、なお立ち続けている」と記しておられる。
この牧師は、神学校を卒業後、この教会に赴任されて十七年。自分の仕える教会を「数える指が痛む…」と文学的な表現で表されたが、そのような厳しい状況の故か、十七年の伝道者の歩みの中で、一度も洗礼式を執行することなく召されていった…。
遣わされた教会の地域や環境等で、牧師の活動内容が様々になるのはやむを得ない。それにしても召命に応え続けることは、本当に困難なことであったと思わざるを得ない。
(教団総会副議長 小林 眞)

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