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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4622号】世界宣教委員会スタート 大幅な組織改定、名称も変更され 世界宣教委員会

2007年3月17日
第35会期第一回世界宣教委員会が二月十六日(金)に開催された。 前会期までは世界宣教協力委員会として日本基督教団から各国の関係教会等へ派遣することを大きな役割としていたが、第35回教団総会で委員会組織が大幅に改定され、世界宣教委員会と名称も変更された。 これに伴って、従来のあり方(宣教協約を結ぶ諸教会との交流や宣教課題の共有、各国教会への派遣宣教師支援)に加え、日本国内の北米宣教師の支援も同時に担うことになった。その大きな理由の一つは、一昨年JNAC(日北米宣教協力会)が解散し、CoC(宣教協力協議会・北米からの宣教師人事に関する組織)が今年五月に解散することが決まっているためで、両組織の働きも果たす責任が生じた。つまり、世界宣教委員会は、日本内外の宣教師支援を含む世界宣教全般の責任を担う非常に重要な委員会となった。具体的には以下のようになる。事務局に世界宣教部を新設し、世界宣教委員会……

【4622号】08年度教区活動連帯金配分 連帯金配分の法的整備・機構的位置付けの検討を教団執行部に要望

二〇〇六年度第二回教区活動連帯金配分検討委員会が、二月十五日~十六日に教団会議室で開催された。これは昨年九月に行われた教区活動連帯金配分協議会から二〇〇八年度配分に関する計算方式の検討を委託されたことによる。現在、新しい計算方式を採用して三年が経過しているが、導入時より様々な意見があり、また、決定額が達成されない現状もある。拠出教区において「連帯金」と教団負担金を合わせた額が教区総予算の中で占める割合が限界に来ている教区もある。また、受入れ教区においては「連帯金」の減額によって教区財政が困窮している教区もある。このような中で、現在の計算額を著しく変更しない範囲で、拠出、受入れとも現状に見合うような方式に修正することが今委員会の課題であった。委員が夫々修正案を持ち寄ることを予定していたが、現在の計算方式は、それが使用しているファクターゆえに、修正して現状に適うようにするのが簡単ではないことが……

【4622号】財政健全化に新たな課題 各教区共通会計ソフト導入推進 予決委員会

第35総会期第一回予算決算委員会は二月八日~九日教団会議室において開かれ、新しい委員会組織が発足した。委員長=飯塚拓也(関東)、書記=鈴木功男(東京)、常任=寺門文雄(東京)、稲垣正策(北海)、鈴木務(奥羽)、粉谷勝巳(兵庫)、長島恵子(四国)の七名。 まず、これまでの取り組みの経過と今後の課題を共有し、問題点を整理した。 教団事務局会計は、財政改善と健全化に精力的に取り組んだ結果、透明化され、実体が明らかにされるようになってきた。従ってそれまで見えていなかった新たな課題も視野に入るようになってきた。 事務局会計の本質的課題を集約すれば、負担金と献金だけによる事務局会計の確立と運用基金の確保にある。その中で、教団負担金減額への取り組みは歓迎される一方で、限界への危惧も併せ持っている。 委員会方針として、前委員会申し送りと監査委員会からの要望を踏まえて十七項目を課題とし、委員分担によ……

【4622号】教団の教師として宣教の課題を担う 新任教師オリエンテーション主題等継続 教師委員会

二月十五日~十六日に教団会議室において、第35総会期第一回教師委員会が開かれた。 委員会組織では、委員長に松井睦委員(聖徒)、書記に小宮山剛委員(富山二番町)を選出した。 まず前総会期よりの申し送り事項を確認し、教師委員会が多くの課題を取り扱っていることについての認識を新たにした。 続いて新任教師オリエンテーションについての協議に移り、六月二五日~二七日に例年通り伊豆の天城山荘でおこなうことを確認し、内容の協議に移った。主題は「教団の教師として宣教を共に担う」を継続することとした。中身の検討の中で、最近再び注目を集めている「カルト問題」についての講演も盛り込むことになった。 また、一昨年から始めて、参加者からも好評の、経験豊かな教師による牧会講話の時間も引き続き設けることとした。 このオリエンテーションの目的として、教師として知っておくべき教会事務の諸手続や教団の機構について学び……

【4622号】開拓伝道援助申請は五件 「宣教一五〇年」をどのように迎えるか検討 伝道委員会

二月一日(木)~二日(金)、第35総会期の第一回伝道委員会が日本キリスト教会館で開催された。 招聘され集まったのは、北は北海道から南は沖縄まで、大見川昭子委員(大阪教会・大阪)、北紀吉委員(愛宕町教会・東海)、具志堅篤委員(読谷教会・沖縄)、竹井真人委員(浮波教会・東京)、土肥聡委員(室戸教会・四国)、山本光一委員(北海教区主事)、山岡創委員(坂戸いずみ教会・関東)の七名。 まず、招集者の北紀吉委員によって開会礼拝が行われた後、組織が編成され、委員長に北紀吉委員、書記に山岡創委員が選任された。前期委員会後の報告がなされ、申し送り事項の説明がなされた。 関係委員会の担当者は、宣教委員会は北委員長、「こころの友」「信徒の友」編集員は大見川、具志堅各委員、農村伝道は竹井、山本各委員、刑務所伝道は土肥、山岡各委員となった。 申し送り事項が引き継がれ、それを軸に今期委員会の方針が決議され、二……

【4622号】荒野の声

▼何年も通ったラーメン屋を久し振りに覗いたら、店が無くなっていた。安くて旨いので重宝していたのに。コンビニでお気に入りのジュースを買おうと思ったら品切れだった。人気商品なのだろうとひとり納得していたら、それっきり店頭から消えた。そんな品が少なくない。▼俳優でも歌手でも芸人でも、テレビで見始めの頃は、強く違和感を覚える。しかし、家族に付き合って、何度か見ているうちに慣れてくる。だんだんその人の味が分かってきて、ああなる程と納得する。その頃になると、もう滅多に目にしなくなる。そんなことが重なる。▼自分は、人と価値観がずれている変り者なのだろうかと、悩んだ。しかし、この頃やっと仕掛けが分かった。要するに、世の中の回転が速いのだ。とても流行廃りに追いついて行けない。そういうことだ。▼いろいろな流行の神学や思想も簡単には理解できない。しかし、他の人に大分と遅れて、少しだけ理解が出来るようになってきた……

【4622号】日本基督教団世界宣教の過去・現在・将来

木下宣世 ・はじめに 昨年十月に行われた第35回教団総会の決定により、世界宣教委員会の役割は大きな変換を遂げることとなりました。 それはこれまでの「世界宣教協力」委員会から、「世界宣教」委員会へと名称が変えられたことからもおわかり頂けると思います。 「協力」という文字が無くなったことで、この委員会は世界宣教に協力するための委員会ではなく、世界宣教を自ら担っていく委員会になったと言うこともできるかと思います。 しかし、現在の力ではあまり大風呂敷をひろげるわけにはいきません。身の丈に合った仕方で課せられた課題に取り組んでいく他はありません。 そこでこの委員会がこれまでとどのように変わり、今後どのような働きをしていくのかということを過去・現在・将来という形で具体的に書いて見たいと思います。 ・過去 これまでの世界宣教協力委員会はどのような役割を果たしてきたのでしょ……

【4621号】世界化とキリスト教化

2007年3月3日
両国国技館には、優勝力士の写真「優勝額」三二枚が優勝順に掲げられているが、初場所前に、貴乃花の額が降ろされたことにより、日本人横綱の額が全て消えてしまった。 一方、土俵ではモンゴル勢を筆頭に、ロシアほか多彩なお国ぶりで、「バルト」まで登場。 この現状を、相撲が世界に広まったと見るか、国技の相撲が世界に乗っ取られたと考えるべきか…。 我がキリスト教は、中近東の片隅から始まり、使徒たちの命懸けの伝道で、地中海沿岸からヨーロッパ全体を、表現は悪いが占領するかのように広がっていき、クリスマスも、ローマの宗教「ミトラ」を乗っ取ったもの。 二年後には、日本伝道開始一五〇年を迎えるが、未だにクリスチャンが全人口の一%未満の現状から、ある有名なカトリック信者のA氏(故人)が「福音の和服仕立て」との持論を展開したが、それは、日本人に受容され易い福音を模索するかのようであった。 確かに、ご利益宗教的……

【4621号】人ひととき 池田 浩二さん

信愛荘への献金を訴える 長い間、信愛荘の運営・募金実務委員として奉仕して来た池田浩二さんが昨夏、信愛荘主事に就任した。信愛荘には荘長、主事、管理人、荘母などの働き手がいるが、荘長はチャプレン、主事はお金の出し入れなど、運営の実務の責任者として、一般の施設長に当たるボランティア職である。 就任以来、池田さんは週三、四日、青梅の信愛荘で働き、合間を縫って東京教区常置委員、西南支区常任委員、教団レベルでは年金局常任委員として奉仕している。教団のためにすべてを捧げているといっても過言ではない。 教区の財政を多年に亙って見つめて来た池田さんにとって、信愛荘で財政状況がまず気になるのは当然である。現在の入荘者は、六五歳から九八歳までの十九人。三食込み月額五万五千円と一般の施設に比べ、非常に安く抑え込んでいるため、荘費は年間予算(約三七〇〇万円)の三分の一にしか達しない。 隠退教職・教職夫人……

【4621号】「隠退教師を支える運動」 西東京教区で推進する会

二〇〇七年一月十二日(金)午後二時から四時まで、日本基督教団阿佐ヶ谷教会で、西東京教区・隠退教師を支える運動(以下支える運動と記す)の理解を深める会を行った。出席者は十一名。 支える運動の西東京教区の推進委員西村佳子氏の開会祈祷、同じく推進委員の田口千恵子氏の司会によって会は進行した。 はじめに教団年金局理事・髙橋豊氏から教団教師退職年金制度(以下教団年金と記す)について、目的と発足から現在までの経緯、いま教団年金が直面している課題などについて、用意されたレジュメによって詳しい説明を受けた。 次に「支える運動」の推進委員長多田信一が一九七三年北海教区旭川豊岡教会ではじまり、同教区道北地区・北海教区を経て、一九七八年、第20回教団総会で提案可決された「支える運動」即ち一人ひと月百円(一口以上)を捧げる百円献金・信徒が自由献金として積極的に捧げる献金運動の趣旨について、更に捧げられた献金……
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