主の御名を賛美致します。
さて、7月16日(月)午前10時13分に発生した「新潟県中越沖地震」救援のために緊急の募金をお願いいたします。
余震と被害の拡大が心配されるなか、関東教区は被害の大きい新潟県柏崎市の柏崎伝道所に柏崎ボランティアセンターを設置して活動を開始しています。柏崎伝道所も建物に甚大な被害を受け、信徒の方々も倒壊や多大な被害を受けておられます。
関東教区より全国募金の依頼がありましたので「新潟県中越沖地震救援募金」を行います。どうぞ、諸教会・信徒の皆様のご協力をお願いいたします。
2007年7月18日
日本基督教団社会委員会委員長 張田 眞
記
◎募金期間 2008年3月末
◎目標額 1,000万円
◎送金先 加入者名 日本基督教団社会委員会
◎郵便振替 00150-2-593699
*社会委員会独自の口座です。お間違えのないようにお願いします。(通信欄……
第二日目午後は、午前より引き続いた出版局報告ののち、残りの時間、主に「年金局決算・事業報告」、「監査報告」、「退職年金規則変更」、「在外教師按手礼」、「日本伝道150年記念行事」を取り扱った。
「年金局報告」では、髙橋豊新理事長が、常任理事を二名増員し六名としたこと、当理事会のもとに資産運用、制度検討の各諮問委員会を新設したこと、資産運用率を総資産の五〇%から七〇%に引き上げ運用の自由度を広げたことを報告した。
また、十一年に亘り業務室長を務めた青地恵氏の退任後、新たに櫻井淳子氏が就任。新室長が決算書により総額五億二千六百万円の収支を報告した。また八千万円を増額し計一億一千万円となる謝恩日献金の本年度計画について、奥羽、東北、中部教区等、既に各教区の取り組みが始っていることを報告した。
事務、出版、年金の三局報告を受け、会計監査委員から監査報告がなされた。 報告は、単なる会計監査から……
初日午前中「会議室改装に関する件」の審議では、放送設備を整えるべきとの意見があり、愛澤豊重総務監事は、「別に見積を進めている」ことを報告した。合見積もりの在り方や、会館全体の耐震問題について疑問を述べる意見もあったが、賛成多数により可決された。
「予算決算委員会報告の件」では、飯塚拓也予算決算委員長より、会計ソフトの一括導入は難しいので、可能な教区から導入したいという補足説明なとがあり、質疑の後承認された。
続いて、飯塚委員長より「2006年度教団歳入歳出予算補正に関する件」、続いて「2006年度教団歳入歳出決算承認に関する件」が提案され、予算補正については「補正をしないで予算を組むべき」という意見が述べられた。飯塚委員長は、事情を説明の上、この意見を重く受け止め、「補正しないで済む予算を目差したい」と述べた。両件いずれも承認された。
「2007年度第1次補正予算案について」では、「……
小島誠志出版局理事長はまず、この一〇年間の一般書籍の売上額が十九%減なのに対し、キリスト教書は二七・五%の減という厳しい状況に置かれていると述べ、決算概況を説明した。出版局の売り上げは、五億円超の期待に対して、前年度を下回る四億六千万円に留まった。その理由として、『信徒の友』と『讃美歌21』のいずれの売り上げもやや減となったことがあげられた。
また、『信じる気持ち』に関して、山北宣久教団議長から意見が出ていることなどについては、秋山徹出版局長が、多方面からの意見が寄せられていることと、出版に至る経過について次のように説明した。
「〇五年四月、出版局の企画委員会第二分科会に職員から立案されたもので、青少年にキリスト教を知ってもらうためにできるだけ平易な入門書を刊行したいという趣旨で、すでに聖書科の教科書として用いられている書物の著者であり中高科教師でもある富田正樹氏が執筆者として提案され……
『教団新報』今号を四六三二・三三合併号とし、四六三四号は九月八日発行とします。
総幹事 内藤留幸
この度の新潟県中越沖地震は、この地域に立てられた諸教会にも甚大な被害を与えた。四面に著したように、日本ホーリネス教団柏崎聖光キリスト教会の礼拝堂・集会室は全壊した。最も被害が大きい地域に位置する柏崎伝道所は、目立った被害はなく、ボランティアセンターとして用いられている。但し、会員宅一軒が大きな被害を受けた。
新井教会は新しくなった会堂は無事、隣接する未だ老朽化したままの牧師館は心配が残る。正規の検査を受けた後でなければ確かなことは言えない。高田教会は、表面的には何事もなかったように見えるが、土台部分に走る亀裂が心配、専門家の診断を待つ。
柏崎伝道所に「ボランティアセンター運営委員会」が置かれた。志願者は、柏崎教会宛て事前に連絡のこと。宿舎は提供できるが、他のことは各自で。食料は現地調達が可能とのこと。 (二・四面に関連記事)
常議員会一日目夕食後、常議員懇談会が、多数の陪席・傍聴者も出席して開催された。テーマは、第35回総会での差別発言と未受洗者陪餐問題の二つで、差別発言問題に三〇分間、未受洗者陪餐問題に一時間が当てられ、小林眞副議長が議長を務めた。懇談会のため、常議員会の記録には残さず、発題を受けて自由に意見を述べる形で進められた。
まず第35回総会時の差別発言問題では、東谷誠常議員が発題した。部落解放センター委員長でもある東谷常議員は、現在でも結婚などに際し、差別が行われていることを説明して、「未だに解放されていない中にあって、35回総会で同性愛者を巡って二人の総会議員が発言した内容は、許されないものだ。イエスの言葉を人を排除することに使わないで欲しい。この問題についての学習会を教区、教会・伝道所で行われるよう議案を提案した」と語った。
この発題に関し、「発題の趣旨はよく理解しているが、発言した人もまた……
能登半島地震に一億五千万円の募金開始
教団総幹事に内藤留幸氏選任
第35総会期第二回常議員会が、七月九~十日、教団会議室で開催された。
組織会では、新しく教区議長に選出された四氏が挨拶した。疋田國磨呂関東教区議長は、中越地震救援募金の御礼と更なる協力依頼を述べ、高橋潤中部教区議長は、能登半島地震救援募金への協力を呼び掛け、宮﨑達雄東中国教区議長は、「経常会計五〇〇万円以下の小さい教会が多い。小さい教会を覚えて議論が進みますようにと」と語った。また、柴田もゆる西中国教区議長は、「地方の教区の問題を共有するために、教区常置委員会による常議員会への提案権回復」を訴えた。
総幹事報告では、予算決算での款項目変更の是非や『教団新報』紙記事の見出しについて、セクシュアルハラスメント問題への対応について、等の質疑も行われたが、多くの時間を費やしたのは、山北宣久教団議長名で、教団出版局宛てに、……
礼拝が始まり、賛美をささげていると、遅れて入ってきた一人の利用者が前のテーブルの上に丸めたティッシュを置いた。その意味を、もはや知っている利用者の皆さんは何も言わないで讃美歌を歌っている。社会福祉法人施設の礼拝のことである。
以前、この利用者が礼拝中に前の机の上に丸めたティッシュを置いたとき、礼拝をささげている他の皆さんが、洟をかんだティッシュだと思って、一斉に抗議した。そんなことして、失礼じゃあないか、というわけである。この利用者が、「献金だよ」とぼそりと言いつつ丸めたティッシュを置いた声を聞いているので、この利用者の行為を説明したのであった。後でその丸めたティッシュを開くと、確かに貴い十円玉が入っていたのである。この利用者は、毎週の礼拝ではないが、時にはこのようにして献金をささげてくれるのである。いつも何かをつぶやいている。このつぶやきは神様への深い祈りなのである。
利用者の皆さん……
こつこつと人の歯を診て48年
長らく歯科医として働いてきたが、医院の方は後進たちにまかせて現役を退いた。もともと歯科医を志望していたわけではない。川又昇さんは、牧師の家庭に生まれ育ち、弟をはじめ親しい者たちの中にも献身した者が多い。じつは若いとき、自身も東京神学大学を受験したことがある。「今でも忘れませんが、三六名が受験して三五名が合格したのです。つまり、落ちたのは私だけだったんですよ」。この時、すでに結核を病んでいたのである。
東神大の学長をした故左近淑氏とは幼稚園の頃からの友人だった。よく共に奉仕し、よく議論をした。「淑さんは、ほんとうに面倒見のよい人でした」。こう語る川又さんは、思い出すのは自分のことでなく、他人のことばかり。しかし、川又さんは左近ゼミの隠れた後援者として、天に宝を積んでいたのである。
東京教育大学に進むが、結核が再発し、結局歯科医の道を選んだ。神学が歯学と……