第35総会期第二回教師検定委員会が、八月二〇日(月)~二一日(火)、教団会議室において、委員七名全員が出席して行われた。
最初に、内藤留幸新教団総幹事からの挨拶があった。
委員長・事務局報告において、第二回常議員会(七月九、一〇日)で決定された、日本キリスト教会館四階の教団会議室の模様替え(改修)工事について説明があった。
次いで、二〇〇七年秋季教師検定試験の準備を行った。先ず、補教師受験志願者二三名と正教師受験志願者六九名の受験資格が確認された。なお、補教師としての在籍期間の不足な者一名について、受験資格がないことを確認した。
更に、試験について次のように協議をし、決定した。先ず、提出物(釈義、説教、神学論文等)の採点結果を突き合わせ、それぞれを確定した。次いで、学科試験問題の決定、学科試験当日の責任分担、試験日程、時間割、全体会と面接の持ち方、試験会場である大阪クリスチャンセン……
第35総会期、第三回教育委員会が九月三日(月)、四日(火)の両日、教団会議室にて開催された。小委員会や委員が派遣されているそれぞれの委員会の報告の後、協議に入った。主な協議は教会教育セミナーとクリスマス献金及び二〇〇八年度台湾青年プログラムについてであった。
「教会教育セミナー」は今回初めて開催される。これまでは公開教育セミナーとして開催されてきたものの意図を、更に明確にするために名称を変更し、企画をより現場の教会教育の必要に近づけたく願っている。二〇〇八年三月三日(月)~四日(火)の日程で、高知の二つの教会を会場に予定している。主題は「主の業に召される喜び」講師は教育委員会の平田和子委員(吐田郷教会キリスト教教育主事)である。今回は教区教育担当者会も併せて開催する。前回は十六教区から参加があった。教育委員会としては全教区の参加を心待ちにしている。
今年のクリスマス献金は国内では、能登……
▼海辺の町で、漁師に素潜りを習った。シュノーケルも足ひれも着けず、ゴーグルだけ。全然駄目。波に浮かんでいる状態では、潜水の態勢さえ作ることが難しい。そこで腹まで波が届く岩場に立って、そこを根拠に、頭から潜っていく。一メートルも無理、身の丈ほども潜れない。頭は海に浸かっていても、足が空中に出ている。▼同じことを、何度も繰りしてから、彼が初めて問題点を指摘してくれた。飛び込む前に、肺活量の限りに息を吸い込んでいるというのだ。それでは、浮き輪を着けて潜るようなもので、絶対に無理だと言う。なるほど、息を吐き出して、浮力を少なくしなければならない。▼理屈では納得しても、これを実践するのは困難。どうしても、直前に吸ってしまう。これはもう、本能だ。何度か繰り返し、数メートルは潜った。しかし、息が苦しくなると、空気を吐き出す。つまり、未だ空気は残っていて全部吐き出してはいないのだ。▼全てを捨ててイエスに従……
ヨハネによる福音書20章19~23節
遣わして下さるのは主 田中かおる
・「自分を知る」ということ
「自分を知る」ということは、人間にとってとても大切なことです。自分の何たるかがわからないから人はイライラする、とさえ思います。生き生きと生きられないのです。「自分を知る」とは、「自分の生の姿を知る」ということです。「生の姿を知る」ということは、あたりまえのようで、実はこれがなかなか難しいのです。
「自分を知る、すなわち自分の問題を知る」ということをテーマにした漫画を見つけました。この漫画は、アメリカ人による漫画で、犬が主人公、といえば、ピンとくる人も多いと思います。犬のキャラクターが、日本でもすっかりおなじみです。このシリーズの中に、興味深い四コマ漫画がありました。少年Cに対して、少女Lが、このC少年の問題の本質を鋭くついている、そういう四コマ漫画でした。それはこんな展開……
六月に、ある温泉街の外れにある教会の礼拝に招かれた。
少し前の四月に伺ったのは、急逝された牧師の前夜式で、当然ながら重苦しい雰囲気であったが、それらのことは完全ではないにしろ、相当乗り越えられた様子。
婦人長老の司式で、奏楽はなく、ヒムプレヤーでの讃美歌で、この日の礼拝には十三名の出席(前年度平均は六名)。ある長老が「牧師が召されたので、自分たちで教会を守らねば、という思いになったのです…」と少し恥ずかしそうにおっしゃった。
召される直前の牧師が、教区総会資料の教会現状報告で「数える指が痛むような少人数の教会だが、熱心に聖書に取り組み、読後感想を語る姿に年齢の影は消える。高齢者二名が召天したが、とられた主の御旨に委ねて摂理に頼むほかはない。教会は、農村の中の温泉街という厳しい状況に、なお立ち続けている」と記しておられる。
この牧師は、神学校を卒業後、この教会に赴任されて十七年。自分……
全国教会婦人会連合委員長に就任した
高齢化や若年層の空洞化はどこの教会でも直面している課題で、全国教会婦人会連合も例外ではない。成松さんによると「婦人会がなくなっている教会もある」という。その名が示すように教会婦人会の連合組織なのだが、教区によっては暫定的に個人としての加入を考慮せざるを得ない状況に立ち至っている。
「婦人会離れ」という言葉も耳にするようになった。成松さんは、その理由として「有職、趣味の多様化、介護」を上げ、教区、教団などへの関心が薄く、婦人会連合でも委員の成り手が少ない現状について、「自分の教会で満足している人が多いのではないか」と感じている。
婦人会連合に関わって二〇年になる成松さんは、「いろいろな集会、勉強会の場で他教会、他教区の人たちから多くの刺激、喜び、励ましを受けて来た。合同教会の難しさではなく、素晴らしさを知って欲しい」と願っている。
組織、財政の……
高く晴れ上がった青空の下に、七夕の飾りが美しい七月七日(土)「隠退教師を支える運動」東北教区山形県推進座談会が、山形六日町教会で開催されました。
山形市役所前の道を渡ると目前に深緑の三角屋根に、淡緑の横羽目板を張った教会がありました。豊かな長い歴史を感じさせる佇まいは懐かしさと親しみに満ちていました。
遠く新庄・天童から四教会、山形市内からも二教会。加えて長谷川美子教区推進委員、櫻井淳子年金局業務室長、多田信一推進委員長、滝川英子書記の十七名が参加しました。
開会礼拝は、長谷川委員の司会により、柳谷明地区長がコリント二8章1節~7節から「その満ち満ちた喜びが極度の貧しさの中から溢れ出て、人に惜しまず施す豊かさは主の絶大な恵に応え、主の為に捧げる喜びを自ら喜びとしたのは、実に貧しさと試練の中に生きたマケドニア教会の信徒たちであった。そしてこのような献金の業に参加出来ることこそ神の恵みで……
ACEFのこれまでの歩みとこれからの課題
ACEF事務局長 中川英明
アジアキリスト教教育基金(ACEF)が発足したのは、一九九〇年のことでした。国連が定めた「国際識字年」にあたるこの年には「万人のための教育世界会議」が開かれ、「二〇〇〇年までに全ての人に教育を」を合言葉に、各国政府、国際機関、NGOなどが、基礎教育の普及と充実に取り組む決意を新たにしました。
ACEFは設立当初から二つの目的を掲げています。ひとつは「バングラデシュに寺子屋を贈ろう」で、アジアで最も貧しい国において、現地のキリスト教系NGOであるBDPと共働し、初等教育の普及に貢献しようということです。もうひとつは、この運動を通じて、アジアに使命と責任を持つキリスト者青年を育成しようということです。
バングラデシュのNGOであるBDPの創始者マラカール先生は、熱心なキリスト者で、イギリスで勉強した女医さんでした……
第三回「新潟県中越地震」被災教会会堂等再建支援委員会が七月十七日に教団会議室で開かれた。
(1)事務局報告
①当初の募金目標額一億五千万円に三千万円を増額し、一億八千万円とすることが七月の常議員会で提案可決された。②六月二八日現在の献金累計額は一六〇、六四七、四〇四円となった。
(2)関東教区報告
飯塚拓也関東教区被災支援センター統括主任から被災五教会の近況と再建の課題および昨日(七月十六日)に発生した「中越沖地震」の報告を受け協議した。
①小出教会 清心保育園の工事を先行させており、教会堂牧師館はその後となる。それまで少数の家族が中心になって魚沼産コシヒカリの販売等による献金活動を進めている。
②十日町教会 牧師館再建は懸案の園庭隣接地を教会債によって取得できたので、そこに七月以降着工の予定。十日町市から受けた義援金の配分は教区支援金としてささげた。
③見附教会 五月末に建……
第2回日本基督教団と在日大韓基督教会との宣教協議会
合 意 文 書
私たち在日大韓基督教会(KCCJ)と日本基督教団(UCCJ)は、2007年7月23日から24日まで、「第2回日本基督教団と在日大韓基督教会との宣教協議会」を、代表48名が参加する中、日本基督教団東梅田教会において開催した。主題「100周年を迎える在日大韓基督教会と日本基督教団の宣教協力の展望」のもと行われた。今回の協議会では、2008年に宣教100周年を迎えるKCCJの歴史やこれまでの両教会の宣教協力の事例に学びつつ、これからの両教会の協力関係のあり方について展望した。また、日本社会の現状、とくに憲法および教育基本法の改定の流れや、在日外国人をめぐる状況を踏まえつつ、共同の宣教課題について協議した。
私たちは、1984年に宣教協約を締結して以来23年間にわたり、個教会、教区・地方会、総会レベルにおいて豊かな交わり……