【4648号】西中国教区 部落解放現地研修ツアー

二月四日(月)から五日(火)にかけて、尾道市と福山市を会場に行われた。
一日目、尾道人権文化センターで「尾道市北久保地区の部落解放運動の歴史」について学び、胸に突き刺さるような痛ましい差別の現実と戦った人々の記録がそのままに紹介された。特に「春駒」と呼ばれる伝統行事を受け継いでいく中で、差別の現実と苦しみの歴史を決して忘れず、反差別の闘いをも受け継いでいく決意をもった若い世代と出会えたことは、大きな喜びであった。「春駒」はいわゆる「門付け」の一種だが、この舞を踊る役目は被差別部落出身の女性たちだった。子どもたちも正月には暗い内から起こされ、夕方まで母親と共に舞を舞ったのだそうだ。そして、謝礼としてわずかに受け取る米やお金によって生活を支えたという。「春駒」にかり出された記憶をもつ人々にとって、この伝統行事は痛ましい記憶でしかなかった。しかし、それをあえて復活させることによって、かつての差別の現実を今に伝え、二度と同じ過ちを繰り返さないためにも、若い世代が今春駒の担い手になっているのだ、という。一人二役で演じられた「春駒」は、もの悲しさを内包しつつ、北久保地区の解放運動を象徴するかのような力強さに満ちていた。
二日目は場所を福山に移し、昨年一〇月に新たにオープンした「ホロコースト記念館」を見学した。詳しくはHP(http://www.urban.ne.jp/home/hecjpn/)をご覧いただきたい。館長であり、記念館にほど近い場所に立つ聖イエス会尾道教会牧師の大塚信さんより直接記念館開設の経過を伺い、ホロコーストの記憶を後世に伝える展示物に接した。ナチスの中枢にいたわずか十五人の決定によって、ユダヤ人大量虐殺は決定された。多くの人々もその決定を追認した。思慮の求められる場面で愚かな決定を下した結果、歴史は悲惨なものとなった。今日にも響く警鐘と受け止めている。
二日間の研修を通して、新たな気づきを与えられたことに感謝し、参加者一同帰途についた。
(草地大作報)

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