二月二日(土)富士見町教会を会場に東京信徒会が開かれ、聖学院大学学長阿久戸光晴氏が「デモクラシー成熟の課題」と題して講演した。参加者五四名。
この信徒会は教会を超えた信徒の自由な交わりと勉強を中心にした会で、今年、五年目を迎える。
阿久戸氏は、現代の課題は、人々が高い見識と静かな勇気をもって、気骨ある人生を営んでいくことが一番の解決であると語った。
物語「星の王子さま」は「大切なものは目に見えない」が主題である。見えないものを見る目、そこに隠されている真実を見る目は聖書によって養われる。併せて、宇宙万物・文化・精神あらゆるものに見えざる中心があると指摘した。
現代の問題は中心の喪失であると提起したハンス・ゼードルマイヤーを紹介しながら分析を展開する。
近代デモクラシー体制は、父権的国王を廃し、構成員の周縁部分を含め全体の活性化を図る体制であるが、現代日本社会において「中心の喪失」……
神様は面白い方
加藤 敦子 (保原教会員)
私達は六〇歳まで社会の中でごく普通の生活をしておりました。夫は高校の教師でした。三〇代の頃、「聖歳月」というイエス様の伝記小説を書き、自費出版しています。それを書くため聖書をくり返し熟読し、当時の最新の情報を勉強して執筆に熱中し、私達の会話に聖書の話題がよく出ていたのを思い出します、今は聖書の研究もさらに進んで、当時わからなかった多くの新しい事実が発見されているとの事、二千年も研究され続けているのに今でもまだ新発見が…と驚きます。
夫は定年を迎え、突然神学校へ行って学び、牧師になりたいと言い出しました。私はいたってのん気ですから「あなたの人生だ。好きにしたらいい」と、私自身と関わりがあることに思い至らず送り出し、夫のいない四年間を楽しんだのでした。後に近隣の教会の牧師夫人が、夫不在の四年間をさぞ辛かったでしょうと同情された時、「とっ……
EMS(南西ドイツ宣教会)青年ボランティアプログラム
◎期間/2008年9月より約5ヶ月間
◎内容/ドイツの保育所や教会青年部でのボランティア活動
◎財政条件/ドイツ側が健康保険、食事・宿泊・小遣いを提供
参加者本人が飛行機チケット代、ビザ取得費用を負担
◎条件/18歳以上30歳以下、英語でのコミュニケーション力、牧師の推薦状
◎参加国/日本、ナイジェリア、ガーナ、南アフリカ (何れもEMSパートナー教会)
◎募集人数/1名
(日本基督教団より)
◎問合せ/国際関係委員会(℡03-3202-0544)
◎応募締切/6月30日、書類と後日の面接により選考
岡山好江氏(隠退教師)
一月二四日、逝去。八五歳。山口県に生まれる。一九四七年日本基督教女子神学専門学校卒業後、上原教会に赴任。その後千葉教会を牧会し、梅光女学院教務教師を務め、千歳船橋教会を牧会した。六九年から八八年まで梅光女学院短期大学教務教師として奉職し、九六年隠退した。遺族は弟の光司さん。
みんなちがって、みんないい
亀岡 顕
東京教区に於いて信仰理解、教会の姿勢、宣教のあり方が激しく対立し合った70年代以降、北支区は一貫して、「伝道を教会形成と結びつけると同時に、教会の社会に対する預言者的責任を視野に入れた」宣教活動を重視しています。支区内にはこの姿勢に対する異論もあります。これからも宣教理解について開かれたかたちで論議を重ねていきます。その際、従前の通り、常に自らを相対化しようと努め、「キリストにならい、違いをよろこび、受け入れ合」っ(讃美歌21・416⑤)て、お互いに育てられていくことを大切にしていきたいと願っています。
合同教会である日本キリスト教団にはいろんな理解や考え方が流れ込んでいます。それらの多様性・豊かさを宣教の諸課題への取組に活用すべきではないでしょうか。
今、北支区内にある五三の教会・伝道所の信徒、教師たちに求められているのは、それぞれの……
第35総会期第三回スイス協約委員会が、二〇〇八年二月七日、教団会議室で開催された。後半は再び韓国協約委員会との合同委員会となり、日本で開催予定の次回「スイス・韓国・日本 三国間協議会」を中心に話し合いがなされた。
そのさいスイス側の記録が次回協議会を「第三回」と表記していることが分かり、今後は本委員会もそれに合わせることにした。
韓国協約委員会には、およそ以下のような経緯と展望を説明して、次回協議会の共催を再びお願いした。
スイス協約委員会が一九八八年に設置された背景には、京都にスイス・プロテスタント教会関係の施設が二つあって教区と関係が深いこと、また一九八〇年代、スイス東亜伝道会の紹介で、教団から日本人牧師が協力牧師として当地で働いたことなどがある。
協約関係の実質化として開催された第二回協議会(一九九七年、チューリヒ)にはスイス在住の韓国人牧師も陪席し、将来は三国間協議会を開催……
二月十九、二〇日、教団会議室に於いて第三回障害者差別問題小委員会が開催された。
主な議事の第一は、ホームページの内容充実に関する件である。これは、すでに昨年十月に開催された委員会を受け、開設した当委員会のホームページに関する件である。
このホームページ(http://sky.geocities.jp/uccjshogai/)を通して、障がいを持つ方々や諸教会の対応に役立つ情報発信ができるように願っている。このため、さらなる内容の充実、特に心の病に関する情報と聴覚障がいに関する情報の内容を協議した。
第二は、「第1回『障がい』を考える全国交流会」開催に関する件についてである。これは、すでに各教区へ案内・申込書が送付されたが、戸山サンライズ(東京)を会場にして二〇〇八年六月十七、十八日に開催する予定である。この交流会は次の二つの目的を持って開催する予定である。
①障がいの苦しみの根底に……
第四回「能登半島地震」被災教会会堂等再建支援委員会(以下、委員会という)が、二月六日に、教団会議室で開催された。
委員会は、前回(第三回)委員会記録を確認後、陪席した高橋潤中部教区議長及び小宮山剛中部教区能登半島地震被災教会再建委員長より、前回の委員会以降の中部教区の取り組みの経過及び現況についての報告を受けた。その中で、一月二六日、奥能登を震源とする能登半島地震の余震と思われる震度5弱の地震が輪島市で発生した。関係者への大きな被害の報告はされていないが輪島教会の礼拝堂のひびが大きくなったとの報告があった。
一方、教会会堂等の再建については、七尾教会の牧師館改築、七尾幼稚園の園舎改修、魚津教会の会堂改修が完了したこと及び二〇
〇八年度の再建計画についての報告がなされた。
次に教団事務局より二月五日現在の再建支援募金の募金状況についての報告・説明、及びクリスマスにむけて募金協力呼びか……
二〇〇八年秋季教師検定試験を左記の要領で行います。
一、受験要綱と受験願書の提出期限
受験要綱と教団指定の願書用紙は一六〇円切手を同封し、正教師受験志願者か補教師(A、B、Cコースの別も)受験志願者かを明記した上、封書でお申し込みください。願書と必要書類を整えて、受験料とともに所属教区に提出してください。
①教区締切 二〇〇八年六月六日(金)(教区により締切が異なりますので、教区事務所に確認してください。)
②教団締切 二〇〇八年七月三日(木)(各教区から教師検定委員会に提出する際の締切です。)
* 受験料は正教師一万三千円、補教師一万円。
二、正教師「説教」「釈義」の課題テキスト
①旧約 ヨブ記 十九章二十三節~二十七節
②新約 ヘブライ人への手紙 十二章一節~三節
三、正教師の「神学論文」の課題
『今日における宣教の課題』「特に~をめぐって」という副題をつけ、ご……
第35総会期第四回予算決算委員会は二月七日~八日開かれ、二〇〇七年度第二次補正予算、負担金算定等について審議された。
二〇〇七年度第二次補正予算の骨子は、予備費三一九〇万円の処理を、経常・収益事業両会計で行ったこと、新に設置された伝道一五〇年委員会に予算五〇万円など、教団の動きに対応する補正を決め、常議員会に提出することとした。
また、社会委員会が、これまで管理してきた「保育園貸出金」及び「同貸出資金」会計の債権及び資金を、元来帰属していた日本キリスト教保育所同盟に、同団体が自主活動団体に承認されたことに伴い移管したとの報告を受け、内容及び財務諸表中の異同を確認した。
二〇〇六年度法人税、消費税配賦額等に関し、栁澤享公認会計士から各センターの計算概要・配賦計算過程等について説明を受けた。これにより、各センターの課題も明らかとなった。
負担金算定方式について、二〇〇九年度は現行通りと……