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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4717号】荒野の声

2011年2月19日

▼野球賭博騒動も冷めないのに、八百長疑惑で大相撲界に激震が走っている。今度ばかりは確定的な証拠が上げられており、いい加減にほっかむりは出来ない状況らしい。▼過去の疑惑報道を通じて、何故八百長が生まれるのか、その手口は、という点については、様々に解説もされている。何しろ八百長業界用語が駆使されている。▼動機や手口が分かっても、根本的な疑問は晴れない。何故、そんなことをするのか。相撲を愛してやまない人たちの筈なのに、何故、それを汚すことが出来るのか、何故、力士としての我が存在を否定することが出来るのか。▼『欲望の赴くままに生活してあざける者たちが現れ、あざけって、こう言います。…ペトロ二3章3~4節』金銭的な欲望だけで相撲への愛はない、誇りもないと言うしかないだろう。▼今後、防止と処罰が課題になってくるが、法律的にどうのという話ではないだろう。相撲協会への愛、力士の矜恃を捨てた者は去るしかない。▼教会も同じことだ。法律論さえ無用だ。教会への愛、キリスト者の矜恃、信仰を捨てた者は、去るしかない。

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