祈りから始まる支え合い 田村 博
南支区は、東京城南地区にある30の教会・伝道所によって組織され、年1回の総会(2月)と2ヶ月に1回の常任委員会のもと、7つの部と2つの委員会が組織され、年間計画が立てられて具体的な活動が展開されています。
支区内各教会は、各部主催の講演会、セミナーなどを通して交流をはかっていますが、5つのブロックに分かれてさらなる交流の活性化に努めようとしています。
新たな試みとしては、合同聖歌隊を支区活動の中での位置づけを明確にしつつさかんにしてゆこうという動きが見られます。昨年秋の伝道講演会では30名を越える聖歌隊が力強く賛美をしました。
また、当支区には世界宣教部があることも特徴的なことでありましょう。現在は、米国改革派教会(RCA)からキスト岡崎エイブラハム・さゆ里宣教師ご夫妻をお迎えして宣教協力をいただいております。昨年は、米国ミッションツアー(米国研修旅行)を実施して5名の教職が参加し、宣教師を派遣している教団および諸教会について理解を深め、交流する貴重な機会を与えられました。
各教会は、それぞれ高齢化の影響を受けつつあり、教勢・財勢面で必ずしも楽観できる状況にはありませんが、共に乗り越えてゆくことを願いつつ、1月1日の元日礼拝の直後には「南支区活動の為の祈りの会」が信徒活動の一環として催されました。キリストの体として支え合う支区でありたいものです。
(東京教区南支区長)