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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4703号】障がいを抱える方々から学びつつ 第3回「障がい」を考える小委員会

2010年7月31日
  2010年5月24日(月)~25日(火)に亘ってルーテル市ヶ谷センターで「障がい」を考える小委員会第3回委員会を持った。 篠浦千史委員長が一身上の都合で欠席のため、6名で委員会を行い、加藤幹夫書記が代わりに議長を務めた。 「障がいを考える全国交流会」が、2010年6月22日(火)~23日(水)に同センターで開催される。「障がい」を考えてゆく上で、目に見える障がいによる苦しみのみならず、心を病むことから生じる様々な障がいは大きな課題となっている。特に牧会者ならびにその家族の精神的ケアの課題を考えることは現代において急務の課題であるため、今回は「牧会者ならびにその家族の精神的ケアを考える」というテーマで交流会を企画した。当日の委員の役割分担や、分団の割り振り等、詳しい打ち合わせを行った。 「ホームページ」に関しては、2011年3月末まで加藤委員が現状のまま……

【4703号】格差是正と伝道推進めざし新制度を 第3回教区活動連帯金検討委員会

  教区活動連帯金は現在以下のような課題を負っている。 ①拠出留保を行っている教区、脱会を表明している教区、配分方法について異議のある教区があるため、全額の執行が行われない。 ②連帯金の運用が教団の組織に位置づけられていないため、教団に報告がなされず、監査が行われていない。 ③拠出、受け入れが教区間の話し合いで行われており、判断基準が明白でない。 ④拠出、受け入れの差額だけが執行されているために全教区拠出、全教区受け入れの主旨が曖昧になっている。 この委員会の役割として、短期的には現在の状況を正常化するために、拠出留保中などの教区に意見を聞き、関係に復帰してもらうこと。長期的には抜本的な改革を行うために、新たな制度設計を提案することとする。 また、各教区へのアンケート調査を行い、15教区から回答を得た。全体的には現制度を生かした継続を求め……

【4703号】資産運用益計画額4000万円達成 第4回年金局理事会

  第36総会期第4回年金局理事会が去る6月17、18日(木、金)教団会議室で開催され、教区代表理事、東京教区支区代表を含め25名(欠席1、代理1、沖縄教区は欠員)が出席した。 まず、東京教区代表理事であった教師の他教区への転出に伴い、教区から推薦された後任の岸俊彦教師(経堂北教会)について常議員会の正式承認を前提にこれを承認した。 「2009年度年金局事業報告ならびに決算に関する件」「2011年度標準報酬月額ならびに掛金表に関する件」および謝恩日献金1億1千万円を含む「2011年度年金局財政計画額に関する件」を審議し、承認した。この3案は第36総会期第5回常議員会に議案として提出されることとなった。「2009年度の決算で資産運用益は厳しい経済環境の中であったが、計画額の4000万円を達成することが出来た。年金局は7割が非リスクといえる金融変動に大きく左右されな……

【4703号】日本基督教団教誨師会が発足...宣教の使命を果たすべく...

  5月31日~6月1日、国立オリンピック記念青少年総合センターにおいて日本基督教団教誨師会設立総会が30名の出席で開催され、記念講演会、教区代表者会が行われた。 教誨師会設立については、4年前から全国教誨師連盟への宗団分担金拠出問題や教団教誨師の位置づけが論議され、他宗教との関係の中で教団教誨師の働きを明確化する必要が生じてきたことによる。教誨事業協力会は、1968年教団機構改正により刑務所伝道委員会が消滅し、その働きが教誨師有志によって継承されてきたが、昨年、教誨師会設立準備委員会が設置され、会則制定を始めとする設立準備を進め、協力会を解散、新たに日本基督教団教誨師会設立に至った。 設立目的は「日本基督教団における教誨師の働きを支え合い、宣教の使命を果たすこと」とし、具体的には、教誨師の研修、会報発行、教誨師の連携・協力、教誨活動のための募金、他宗教・海外教……

【4703号】宣教師任期満了退任を感謝しつつ承認 第4回宣教師人事委員会

  去る6月4日(金)、教団B会議室にて、第4回宣教師人事委員会が開催された。 宣教師、及び関係諸教会に関する報告、世界宣教委員会のもとにある各委員会の報告、事務局訪問者との面談報告等がなされた。 協議事項としては主に、宣教師人事委員会2009年度会計承認に関する件、教団が宣教協約を結んでいない教会からの宣教師を受け入れる場合の方針に関する件、北米及びその他の地域からの宣教師の受け入れ承認、任期満了退任・任期継続・延長・本国活動・海外渡航等、宣教師に関する人事事項を取り扱った。 7月末に任期を満了して退任する宣教師が3名あり、それぞれ2年~4年と任期は異なったが、日本での働きに心から感謝しつつ退任を承認した。 宣教師の方々が、派遣先の学校、団体等の活動で海外渡航する場合や、本国に帰国して支援教会を訪問して活動報告(「本国活動」)をする場合には、必ず事……

【4703号】09年度決算の詳細な報告など 第5回予算決算委員会

  第36総会期第5回予算決算委員会が、6月7日(月)13時30分~19時及び8日(火)9時30分~12時30分の両日にわたって、教団会議室で開催された。伊藤瑞男委員長による聖書朗読及び開会祈祷に続き、議事日程を事務局の提案通り確定して審議に入った。 まず計良祐時財務幹事より09年度決算の概要、神学生奨学金、教職者家族奨学貸出金・貸出資金などについての報告を受けた。 第8回、第9回常任予算決算委員会記録の承認に続き、教区負担金検討小委員会の報告を、稲垣正策委員より受けた。また、第2次補正予算について計良財務幹事が概要を朗読、人件費の経常会計と収益事業会計間の按分方法などについて審議の上、承認した。 続いて計良財務幹事から教団09年度決算の詳細な報告を受け、人件費等についての協議をしたが、いったん中断し、有澤年出版局長および百瀬一成経理課長の同席を得て、出版……

【4703号】変更第4条に基づく試験実施に向け 第7回教師検定委員会

  第36総会期の第7回教師検定委員会が、6月14日(月)~15日(火)、教団会議室において、委員7名全員が出席して行われた。 まず委員長・事務局報告において、2010年春季教師検定試験の結果は委員長と書記で合否の最終確認を行い、3月30日、委員長が教団の三役会で報告したこと、また秋季教師検定試験の要綱と願書を、事務局から98通(補28、正70)送付したことが報告された。 また、正教師試験受験志願者の中に、病気治療継続中のため、受験に際して配慮を求める人があること、秋の試験に向けて教師転入の志願が3件出される予定であることが報告され、それぞれ適切に対応することの申し合わせをした。 次いで、教団の認可神学校以外の神学校を卒業した人からの受験志願が3件出されているのを受けて、過去の事例と対応の記録を参考にしながら、受験のコースおよび科目認定について協議し、決定……

【4703号】荒野の声

  ▼乗車率150%、立錐の余地がないとまでは言えないが、相当に混んでいる電車、優先席の前。80歳に近いと見える婦人が、乗り込んで来た。リュックを背負い、左手には大きなバック、右手にはビニール袋2つ。空席は勿論ない。左右合わせれば、若い女性が3人座っていたが、誰も席を譲ろうとはしない。▼「どなたか席を譲っていただけませんか」と声をかけようと思うが、その声が出ない。出掛かったものを何度も飲み込んでしまった。過去の似たような経験が邪魔をする。催促された人は反発するだろう。素直に応ずるような人は、群衆の前で指摘されて、傷つくかも知れない。露骨に歯をむいて噛み付いて来る人もあるだろう。ほぼ確実に周囲にいる全ての人が、不愉快な思いをする。▼老婦人は身長140無いかも知れない。ふと、ジブリのアニメに準主役級で登場するお婆さんキャラを連想した。彼女なら「席を替わってもらう程年寄りじゃない……

【4703号】2010年度新任教師オリエンテーション

  出身神学校等の違いを越えて   6月21~23日、天城山荘(伊豆市)にて、2010年度新任教師オリエンテーションが開催された。出席者は74名(その内新任教師は52名)であった。主題は、前年度に引き続き「教団の教師として宣教を共に担う」とし、教師委員会としては、このオリエンテーションが、教団における宣教の働きの学びと共に、出身神学校の違い等を越えた新しい出会いと交わりの恵みを味わう機会となることを願って準備にあたった。   公同教会としての教団形成   〈1日目のプログラム〉 1日目は、松井睦教師委員長による開会礼拝の後、山北宣久教団総会議長による講演「公同教会としての教団形成に共に励むために」がなされた。 講演では、明治期の公会主義における合同教会の形成が教団の創世記であるとし、教団信仰告白に基づいて教団形成に励むことが話……

【4702号】教会図書の活用

2010年7月17日
  多くの教会、伝道所には規模の大小はあるにせよ、いわゆる「教会図書」と呼ばれるものがある。そこには、子どもたちのための絵本からキリスト教の入門書、そして信仰の読み物や教会の記念誌が置かれている。いずれも教会員や求道者に自由に読んでもらえるよう願ってのことである。しかしこの「教会図書」があまり活用されていないというのが私共の実態ではないだろうか。私共の教会でも、購入したり献げられた書籍等を図書委員が地道に整理し、図書室の書棚に並べてくれる。その奉仕に感謝している。しかしその労の割には図書が用いられないのが現実である。活字離れとか様々な理由が語られるが、せっかく伝道や学びのために準備されたものが用いられないのは残念なことである。 昨年、試しに読みやすい書籍やトラクト等を教会玄関の一角に置いてみた。貸出ノートに記入する必要も無く、誰でも自由に持ち帰って読んでもらうコーナー……
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