「教団新報」は今号を4704・05合併号とし、4706号は9月11日発行とします。
総幹事 内藤留幸
1日目夕、11号議案、教区活動連帯金検討委員会報告の件が上程された。
鈴木伸治委員長より、教区活動連帯金について問題点を洗い出し、新たな制度を提案するということが委員会の活動の目的であることが表明され、課題として、教区活動連帯金が現在、全額の執行が行われていない状況にあり、ゆえに、教団に報告もされず、監査も行われていない状況にあることが示された。
委員会は、この状況を踏まえた上で、これらの課題を解決するために、調査、分析、提案を行うこととした。具体的な提案内容として、短期的には拠出留保中などの教区と対話し、拠出留保を解除してもらうように提案をすること、長期的には、制度の根本的な改革のために新たな制度設計を提案すること、が挙げられた。
これらの提案をするために、各教区に対してアンケート調査を行った。アンケートは、連帯金についての教区の考え方、課題、配分金……
「二次募金」返還と「連帯金留保」で議論
総幹事報告巡り多項目で議論白熱
第36総会期第5回常議員会が、7月12~13日、教団会議室で開催された。
山北宣久議長は、聖書日課に従い、Ⅱコリント10章1~10節を朗読、「意見の違いがある中でも、実りある教会会議を持つことが出来るように」と祈祷した。
常のように、先ず総幹事報告を巡り、長時間の質疑応答が行われた。報告は、主要12項目に及ぶ詳細なものであったが、次に記す4項目が、特に関心を集めた。
先ず9番目、「北紀吉常議員が、梅崎浩二常議員より、第36総会期第4回常議員会において暴力行為を受けたと主張する戒規申立書が出されたが、この件は常議員会で起こったことなので、総幹事扱いにして欲しい」との教師委員会からの文書について、内藤留幸総幹事は、「種々考慮の末、今後このようなことが起こらないよう……
聖餐式でパンの配餐が行われた。配餐する2人の役員が司式者のもとに戻ってきた。2つの盆には1つのパンしかなかった。この教会では、配餐をしてから一同共にいただくことになっている。従って、まだ主の御体を手にいただいてないのは2人の役員と司式者である。教会によっては配餐されたら、すぐに各自がいただくところがある。また、恵みの座に額ずいて、グループごとにいただく場合もある。いずれにしても主の聖餐をいただくとき、主の御体として喜びと感謝を持っていただくのである。
主の聖餐をいただく一人の牧師が常に心に示されている。地区の新年合同礼拝が開かれ、聖餐式が執行された。配餐を担当するのは、永年牧会に従事する牧師であった。その時の聖餐は、配餐を受ければ、各自がいただくことである。配餐を終えて司式者からパンをいただいた牧師は、その場にひざまずき、主の御体を押し頂いて聖餐に与ったのである。……
ブログ「独居Q翁つぶやき」を立ち上げ
両親、兄弟がクリスチャンで、キリスト教が身近にある中で育まれた。終戦後、母親が教会の牧師の生活を支えるために、毎晩食事を運んでいたことを覚えている。しかし、自らが教会に通うことはなかった。士官学校に通っている最中に終戦を迎え帰省。爆撃によって母親は重傷を負い、家族は離散。野戦病院のような場所で苦しみながら人々が死んでいく状況を目の当たりにする。アメリカの行為にショックを受けると共に、赦せないとの思いを抱いた。その体験が引っ掛かって、教会に行くことは頑なに拒み続け、母親にも反発した。理解しない自分に、今は亡き母も悩んでいただろうと振り返る。
そんな久さんが、受洗したのは、2008年イースター。2年5カ月にわたる妻の闘病生活を支えた後であった。看病する間、妻のために、自分の健康が支えられるようにと自然と祈りが溢れた。妻は安ら……
第36回キリスト教系宗教法人のための法人事務・会計実務研修会
◎期 間 2010年10月12日(火)~14日(木)
◎会 場 富士箱根ランド(静岡県田方郡函南町桑原苗場1354)
◎主 催 日本キリスト教連合会
◎内 容 法人実務クラス、会計事務コース、パソコン会計導入コースの3クラスに別れ、キリスト教系宗教法人のための実務を学ぶ。
講師は、キリスト教系宗教法人の各分野に携わる専門家。
◎応募資格 特になし。
教会役員、個人でもご参加いただけます。
◎参加費用 参加費/3万3千円(3~4人で1部屋。個室希望者は、1日5千250円の追加料金)。
交通費
◎問合せ 総幹事室(03-3207-8768)
◎応募締切 9月3日(金)……
2総会期にわたってお願いしてまいりました『能登半島地震被災教会会堂等再建支援募金』は、2010年7月末をもって終了します。
被災教会にお約束している教団支援金分を満たすことができたためで、ご協力心より感謝申し上げます。
「能登半島地震」被災教会会堂等再建支援委員会
委員長 長山信夫
美しい礼拝堂と美しい心遣い
宇佐美教会牧師 畠澤かおり
童謡「みかんの花さく丘」は、静岡県伊東市宇佐美の車窓から作られた歌であると言われています。その宇佐美にある教会の庭にも、みかんの花が咲いています。
私はこの宇佐美教会に夫と共に赴任してまだ1年を過ぎたばかりですが、宇佐美教会がこの地に教会を創立したのは1931年のことになります。およそ79年近く伝道のともしびを燃やし続けてきた教会であります。代々の牧師、信徒の尊い伝道の働きがあって、今日までこの地に主イエス・キリストの福音が宣べ伝え続けられてきたことを感謝いたします。
現在、現住陪餐会員22名となり、一人一人が豊かな賜物を用いて教会の働きに仕えて下さっております。宇佐美教会に赴任して、いろいろと驚いたことや、感動したことがあり、それが、宇佐美教会の特徴とも言えると思います。それは①美しい礼拝堂、②説教……
前田幸子氏(無任所教師)
10年4月7日、逝去。84歳。東京都に生まれる。'92年東京神学大学を卒業、同年、秋田飯島伝道所に赴任、'94年より'98年まで秋田飯島教会(教会設立)を牧会した。遺族は弟・前田昌彦さん。
中村信嗣氏(無任所教師)
10年4月15日、逝去。70歳。兵庫県に生まれる。'70年関西学院大学神学部を卒業、'78年有田教会に赴任、波佐見教会、宜野湾教会を経て、01年より09年までコザ教会を牧会した。遺族は、息・信さん。
「差別するのはやめろよ」と声をあげる 東谷誠
部落解放センターが開設されて29年がたちました。私がセンターと深く関わりをもたせていただいて23年位になります。特に今も忘れられないのは、天理でおこなわれた、第3回部落解放全国会議に参加したことであります。その全国会議に参加したことにより、私は今までみんなの後についていこうとしていた解放運動が"自分がやっていくぞ"に変わりました。参加者の何人かが、立ちあがり「部落民宣言」をする、また、他の人が自分の部落解放への思いを語る、元気の無い発言があると、「もっと頑張れ」「元気がないぞ」とかのやじやエールが飛んでくる。みんなが一体となって部落解放の取りくみをしていこうという気概を感じました。差別を受けて苦しんでいる人、悲しんでいる人と共に生きていこうという熱い思いが感じられました。ストレートに思いが伝わってきました……