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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4724号】風評被害

2011年6月4日
東日本大震災で被災された皆様に心からのお見舞いを申し上げます。教団でも数次に亘り対策会議を開催し、被災地支援の大綱を策定し、順次着手しております。 今後「新報」等にて詳細が報告されますので、皆様におかれましても何卒ご確認くださいますようお願い申し上げます。 さて震災発生以後、「風評被害」という言葉が様々な媒体において多用されるようになりました。 風評被害とは「存在しない原因・結果による噂被害」を意味しますが、最近この言葉が本来の意味とは異なって用いられるケースが相次いでいるように思います。 それは、政府やマスコミによる情報の隠蔽や誤魔化しが横行する中で、確かな根拠によって真実を指摘した者、またその意見を、「風評被害を流す者またその行為」として非難する風潮です。 「平安がないのに平安、平安」と言う偽りの預言者を重用し、真実を語る預言者を迫害する人間の心根は、今も同じで……

【4724号】人ひととき 宍戸信次郎さん

死を前にする隣人の言葉に聞くために   一人の医師との死別が、宍戸さんに死を前にした人々のために何かすることが出来ないかを考えさせるきっかけとなった。 大学卒業間近に、宍戸さんは難病を負い、命を取留めた後も長期治療を要した。病名すらわからなかった病だったが、原因を突き止め完治に導いてくれたのが先の医師だった。自分と同い年の医師が50歳を越えて間もなく逝去したことに大きなショックを受けた。 命を救ってくれた医師の死後、宍戸さんはホスピスでのボランティアを始める。死を目前に緩和ケアを受ける人々が語ることをベッドサイドで聞く奉仕である。このボランティアを通して、人に寄り添い、話に聞くことのできる自分を発見した。 死にゆく患者とその家族の側にいて、患者本人とこれを看取る家族の間に、死を受容するための時間差があることに気付かされる、と言う。多くの場合、患者本人は既に死を……

【4724号】伝道講演会のご案内 日本基督教団 伝道委員会主催

  主の御名を讃美いたします。 第37総会期、「伝道方策検討委員会」も設置され、伝道について審議の最中です。 伝道委員会でも委員会の務めの範囲内で諸計画を進めています。 その一環として、下記の計画をたてましたので、ご案内いたします。 伝道講演会 ◎日時 2011年6月27日(月)午後6時30分~8時 ◎場所 長野本郷教会 (電話026-241-4362) ◎講演 「今この時」-日本基督教団の伝道 - ◎講師 石橋秀雄牧師(日本基督教団総会議長)   後日、チラシを送付します。 ご予定もおありのことと思いますが、教会員の皆様にご出席をお勧めいただきたく、何卒よろしくお願いいたします。   2011年4月5日   伝道委員会委員長 米倉美佐男 担当幹事 大三島義孝 ……

【4724号】能登半島地震被災 七尾教会会堂 献堂式...能登の喜びを東日本大震災に...

東日本大震災による被災教会の状況が明らかになって行く中で、能登半島地震被災教会の七尾教会会堂献堂式が、4月29日行われた。 献堂式には、内藤留幸総幹事、高橋潤・中部教区議長、疋田國磨呂--関東教区議長、富山、石川地区諸教会の教職・信徒、北陸学院関係者など県内外から125人が出席した。 釜土達雄牧師は説教で、「会堂を求める信徒の祈りに主は応え、許して下さった。だが、建物は神にとって必要だったのではない。今日の御言葉(列王記上9・1?5)で、神はソロモンの宮殿に住むといわれたのではなく、『聖別し、わたしの名を置く』といわれた。キリストの教会といわれるが、会堂は、集り祈るため私たちに必要だった。主はこれを良しとして、建てさせて下さった。会堂を父なる神に献げ、正しい礼拝を守り抜く決心をしたい」と力強く述べた。 新装成った会堂は、鉄筋コンクリート2階建て延べ313㎡、総工費5800……

【4724号】消息

西村 哲氏(隠退教師) 11年1月23日、逝去。84歳。福井県に生まれる。'53年同志社大学を卒業、同年旭東教会に赴任、舞鶴青葉教会、松山城南高校を経て、'96年まで長崎外語短期大学の宗教主任を勤め、07年隠退した。遺族は息・西村真人さん。 中島 渼(なみ)子氏(隠退教師) 11年4月10日、逝去。95歳。富山県に生まれる。'35年バプテスト女子神学校を卒業、'58年小諸教会に赴任、'77年まで牧会し、隠退した。遺族は息・中島弘光さん。 上 良康氏(無任所教師) 11年4月17日、逝去。97歳。鹿児島県に生まれる。'41年日本神学校を卒業、'42年両国教会に赴任、'47年より'98年まで(旧名・和田本町教会)十貫坂教会を牧会した。遺族は妹・上齋(いつき)さん。 赤阪英一氏(無任所教師) 11年4月18日、逝去。78歳。東京都に生まれる。'57年同志……

【4724号】教会幼稚園融資金募集

  幼稚園の土地拡張、増改築、新築のため、幼稚園融資金2011年度分を次の要領で募集します。 ◎金  額 50万円~300万円 ◎返済期限 5年以内 ◎利  子 期限内 年1%(東日本大震災関係は無利子〔最長10年〕) 期限後 年2% 2011年度は総額600万円を2~3の教会幼稚園に貸し出します。希望幼稚園は、教区事務所を通して教団教育委員会まで申し込んでください。 ◎締  切 8月31日 ◎問合せ 融資規定、申請書は教育委員会へ。(TEL03-3202 -0544)  ……

【4724号】被災幼稚園に無利子融資 第2回教育委員会

  4月18日、19日の日程で第37総会期第2回教育委員会を開催した。本来ならば、3月中に行われる委員会であったが、3月11日に起こった東日本大震災の影響を受けて延期されての開催となった。 震災を覚えて祈りつつ始めた今回の会議では、議題の内容でも震災を巡って扱う課題がいくつかあげられた。まず日本基督教団所属教会の付帯施設として設置された幼稚園・保育所の被災状況の報告を受けた。建物の被害ばかりでなく、原発事故の影響で開園できない施設もある。閉園を決断した施設も相当数あるとのこと。教育委員会としては、被災施設に対して、従来から扱っていた幼稚園融資資金を無利子にて融資することを決定(詳細は下記を参照)。 また隔年で行って来た教会教育セミナー、および教区教育担当者会の会場について、当初の計画では福島を開催地として予定していたが、被災状況を鑑み、改めて計画を見直すこととし……

【4724号】教団を挙げての支援体制構築 第1回教団救援対策本部

  4月4日、教団会議室にて、教団救援対策本部の第1回会議が開催された。本救援対策本部は、3月11日に発生した東日本大震災への対応のために、第1回常任常議員会(3月22日開催)において、石橋秀雄議長を本部長として設けられたものである。 会議の冒頭において、本救援対策本部の構成員については未確定であることをふまえ、震災への具体的な対応については、当面災害発生時の初動対応を担う救援対策委員会が行い、本会議の本格的な活動が始まった段階で、同委員会の活動を引き継ぐことを確認した。 そこで、議事としては、まず委員について検討し、その結果、石橋秀雄、岡本知之、雲然俊美、北紀吉、佐久間文雄、長山信夫、大村栄、藤掛順一、および、日本キリスト教社会事業同盟と宣教協力学校協議会から各1名を委員候補者とし、第2回(臨時)常議員会(4月18日開催)に提案することとした。(注) 次……

【4724号】経常収入、会員数、年1%減少の現実 第1回予算決算委員会

  第37総会期第1回予算決算委員会は、2月14・15日と2日間にわたって開催された。今総会期に選出された委員は、伊藤瑞男(招集者)、津村正敏、外崎孝、長島恵子、宮下重康、森川恵美子、山上清之の7名であった。委員長に、伊藤瑞男、書記に外崎孝、常任委員に森川恵美子が決まった。なお、監査委員会から初日に服部能幸、2日目に寺門文雄が陪席したほか、総幹事内藤留幸と財務幹事計良祐時が陪席した。 総幹事報告として、第37総会期第1回常議員会で自然災害に備える救援対策基金が設置され、今後兵庫、関東、中部の被災経験教区の意見を聞いて、体制作りを進めること、伝道方策特別委員会が設置されたことなどが報告された。 財務幹事からは、全国の教会の経常収入、現住陪餐会員数が年平均1%減少している(過去5年間)ことなどで経常会計の対応が必要であるとの報告があった。 2010年度の補正予……

【4724号】提起された連帯問題と教団としての位置付けをめぐって 第2回教区活動連帯金検討委員会

  第2回委員会は、2011年4月4日(月) 、高橋和人書記(東北教区議長)欠席、大震災で被災された方々と教会をおぼえながら開かれた。 震災前の第1回委員会で当委員会の位置づけと任務について大枠を決めてあったが、大震災を踏まえて、協議内容を変更すべきではないかとの提起があった。 即ち、現況下での教区連帯の在り方について新たに検討し直す必要があるのでは。また、他の委員会との協働、予算決算委員会との連携、多岐にわたる課題の浮上など意見が交わされたが、既定通りとして、自由提案・自由討議の形で進められた。 現行の教区活動連帯金はすでに2011年度分は決定しており、本年9月の配分協議会においては2012年度も現行通りと予想されることから、それ以後の対応を視野に進めることとした。以下は自由討議の様子である。 連帯金、教区負担金等についての問題点について *……
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