【4740号】荒野の声

▼D.R.クーンツが、小説『オッド・トーマスの救済…ハヤカワ文庫』で、歌舞伎に触れている。…この場面は日本のきわめて様式化された演劇、カブキを思い起こさせた。現実離れしたセット、凝った衣装、大胆な化粧、かつら、大げさな感情表現、俳優たちのいかにも芝居がかった身振りなどは、アメリカのプロレスと同様、日本の伝統的演劇にも滑稽な印象を与えてしかるべきだろう。ところが、なんらかの神秘的な効果により、カブキは知識の豊富な観客にとって、親指をすぱっと切る剃刀(かみそり)のごとく現実的なものになるのだ…。▼歌舞伎の知識はほぼ皆無だし、クーンツがどれ程歌舞伎に通じているのかも知らない。しかし、この表現には惹かれるものがある。▼教会学校で聖劇が上演された。例年にない演出上の工夫もあったが、毎年似たようなものだ。観客は、筋書は勿論、この次、誰がどんな台詞を言うのかまでよくよく知っている。意外性は全くない。しかし、この聖劇は必ず観客に受け入れられる。クーンツの言う通り「なんらかの神秘的な効果により、(聖劇)は知識の豊富な観客にとって、…現実的なものになるのだ」。▼クリスマス礼拝そのものが、この通りだ。神の力が働かなければ、礼拝は礼拝ではない。神が共にいて下さることによって、礼拝は礼拝になる。一方「知識(むしろ信仰)の豊富な観客(教会員)」がいなければ礼拝は成り立たない。▼ところで、CS生徒が欠席し、ヨセフとマリヤは、急遽80歳近い実の夫婦が演じた。リアリティーがあった。

  • 日本伝道の推進を祈る日

    「2021 日本基督教団教会・伝道所一覧」発行

    10

    新型コロナウイルス対策資料

    共に仕えるためにPDF

    牧会者とその家族のための相談電話

    International Youth Conference in Kyoto

    日本基督教団2019年度宣教方策会議

    公募・公告

    エキメニュカル協力奨学金 申込書類一式

    日本基督教団年鑑2020年版

    よろこび

    日本基督教団 伝道推進室

    東日本大震災救援対策本部ニュース

    にじのいえ信愛荘

    教団新報 archive

    教日本基督教団 文書・資料集 申請書等ダウンロードコーナー

    月間 こころの友