小倉嗣夫氏(隠退教師)
14年4月7日逝去、83歳。大阪市に生まれる。54年日本基督教神学専門学校を卒業、同年大阪東教会に赴任。武蔵野、河内長野、大阪東、金剛教会で牧会し、12年に隠退。
遺族は娘・田中みどりさん。
雨宮 恵氏(隠退教師)
14年4月13日逝去、87歳。新潟県に生まれる。45年千葉聖書農学園神学部を卒業、50年遠州教会に赴任。豊後髙田、名瀬、宮古島、日出教会を経て、00年に隠退。
遺族は息・雨宮努さん。
佐古純一郎氏(隠退教師)
14年5月6日逝去、95歳。徳島県に生まれる。68年日本聖書神学校を卒業、同年中渋谷教会に赴任し、84年まで牧会。87年に隠退。
遺族は妻・佐古しめのさん。
「あゝオベリンナー、もろ手を挙げて イエス イエス イエスと(女声) イエス イエス イエスと(男声)叫ぼうよ♪」
このインパクトのある桜美林学園歌に聴き覚えのある方は、恐らく50歳代以上の方ではないかと拝察します。「夢を見よ、夢は必ずなるものぞ、うそと思はば甲子園にきけ」と、創立者・清水安三が詠んだのは1976年夏の甲子園でのこと。PL学園を破って優勝した際に、全国に流れたこの校歌がいまだに耳に残っているという方も時々いらっしゃいます。
戦時中、清水が組合教会の派遣宣教師として中国に渡り、飢饉に瀕した北京での災童収容施設から始まった学園の歴史も2021年には創立100周年を迎えます。当時(1924年)、清水安三はこのような言葉を遺しています。「私たちは国家を超越して中国のために中国で伝道することを望む。…いずれの国にあっても十人や百人ぐらい、自国のことを忘れてしまって外……
「あなたがまだお母さんのおなかの中にいる時から、あなたを知っていましたよ」と受洗牧師である植省三郎牧師から言われた。植牧師の牧する日本基督教会富良野教会のオルガニスト兼長老だった伯母の教導のもと、姉妹共々日曜学校に通った。夕礼拝・祈祷会にも出席し、居眠りをして椅子から落ちそうになったりしたことを思い出す。
教団の教会へは、父親がメソジスト教会の元牧師であった康夫氏との結婚を通して転入した。実は、教団の教会については、少女期の愛読書「赤毛のアン」で長老派がメソジストを軽んじるくだりがあり、似たような戸惑いをずっと感じていた。
夫とは明治学院大学の剣道部で出会った。結婚後も剣道を続け、家庭婦人の東京代表の選手となったこともある。
大学卒業後は聖路加国際病院に就職。一粒種の伊作氏がある程度成長するのを待って、仕事へと復帰、以後、福祉畑を歩くことになる。
教会では……
各教区総会を問安し、各地の教会・伝道所、教区運営・教区形成の状況を知ることができて感謝であった。各教区において宣教・財政等の計画を立て、宣教の働きを推進していることを知らされ、大いに励まされた。
一方で、いわゆる「地方教区」および「小規模教会」の困難さをあらためて強く感じた。北海教区の「第3次長期宣教計画(2004~13)総括」の文章の中に、「これまで『一教会に一人の牧師』という目標をもって展開されてきた活動は変更を迫られます」との一文があり、その背景にあることを若干知っている者としては、ついにそこまで来たか…との思いで読んだ。「地方教区」、「小規模教会」の現状はかなりきびしい。
その困難な状況の中で、各教区では教師の謝儀援助や互助を懸命に維持しようとしている。その関連で、教区活動連帯金制度見直しによる「伝道資金」設置案に対するきびしい意見も聞いた。
日本の各地で……
信仰告白について採決せず 三役一新
大阪教区
第59回大阪教区総会は、5月5、6両日、大阪女学院ヘールチャペルで、開会時、正議員290人中、202人が出席して開催された。
総会審議で最も議論が白熱したのが、「教区総会開会礼拝、准允式・按手礼式で教団信仰告白を全文、告白する」議案だった。
「教団信仰告白は信仰の根幹。すべての教会に求めているのでなく、教区総会、教職を立てる際の告白は当然」との意見に、向井希夫議長は、「今総会の准允式も、教団信仰告白に則って行われており、開会礼拝で行わなかったのは、対立から10年間、総会が開けず、大阪教区の3号精神の生まれた歴史の反映」と議論が噛み合わず、並行線を辿る中で、「強行すれば、分裂しかなくなる。議案は採決にそぐわないので、採決しない」提案が出た。
「賛否、常置委員会付託の何らかの結論を出すべき」「採決になじまないとなる……
「教団に対する態度表明」僅差可決
九州教区
5月6日~7日にかけて、九州キリスト教会館を会場に、第64回九州教区定期総会が開催された。開会時の議員数は231名中175名。開会礼拝が捧げられ、議長、常置委員会の各報告の後、准允式が執り行われ、4名の教師が立てられた。
その後、各議案の議論がなされた。議案「『伝道資金』制度の更なる検討を求める件」。総会前日に行われた議員研修会においてこの議案の前提となる議論がされたのであるが、具体的には、この構想が実現したならば、九州教区のみならず、財政面での負担の増加や予算の見通しが立たない等の混乱が生じる教区が複数出ることが予想され、よって、第39回総会への提案の見送りを、常議員会に要請するものである。議場では、議案に賛成の意見の他、必ずしも議案にあるような負担増や混乱が生じるわけではないといった意見が聞かれたが、賛成多数で承認された。
……
4月7日、愛知教会にて第4回教師委員会を開催した。
神学校問安の記録を確認し、第4回常議員報告を受けた。会館問題や改訂宣教基礎理論についての現状を確認した。会館問題について報告がされ、現在の教団事務局を一時移転する計画があることが示された。
教師検定委員会より、補教師試験の方法について、従来旧約か新約のどちらかを選択して説教を提出する形であったが、新旧約両方の説教を課題として提出するように変更することが報告された。
教師養成制度検討会議について、教師委員会の前身に存在した、「神学校委員会」の設置について、各神学校代表者と教団の委員会が集い、より良い教師養成について協議をすることなどが提言されていることが報告された。
教師検定制度について、各認可神学校で行われている講義内容を把握し、神学校委員会などで議論をする必要があるのではないかとの意見が出た。
……
4月28日、38総会期教団救援対策本部第14回(通算第31回)会議を教団会議室にて開催した。まず、4月28日現在の国内募金総額は8億5982万842円、海外からの献金は3億7036万9154円となっていることが報告された。
続いて、救援対策室において、台湾における第2回こひつじキャンプ実施報告、次回こひつじキャンプ(国内)計画、2013年度決算報告、教会堂・牧師館再建復興貸付金の貸出および返済状況の確認等を扱ったことが報告された。
被災教区報告として奥羽教区からは、宮古教会の教会堂新築設計見積り検討状況、新生釜石教会礼拝堂修築工事終了、第5回北日本三教区短期親子保養プログラム実施等が報告された。東北教区からは、被災教会の再建復興状況(今後支援申請を予定しているのは福島教会)、被災者支援センター活動(エマオ石巻専従者交替など)、東北教区放射能問題支援対策室「いずみ」活動(第……
4月29日、富士見町教会を会場に、東京教区伝道協議会が開催された。テーマは「改訂宣教基礎理論第2次草案の理解を深める」とされ、講師として東京神学大学准教授であり、改訂宣教基礎理論第2次草案の作成を担った教団宣教研究所委員会の一員である小泉健牧師が立てられた。参加者は教職、信徒合わせて177名であった。
この協議会は、一昨年の東京教区総会において、北支区から提案された開催案が常置委員会付託となり、教区伝道部を中心に開催が模索され、今回開催に至ったという経緯がある。東京教区にとって初めての伝道協議会の開催となったが、開会礼拝の説教の中で、東京教区議長の木下宣世牧師がそのことの意義の大きさと喜びを語った。
小泉牧師は、東京教区が一つになって伝道について語り合う場ができたことは喜ぶべきことであり、日本の教会は議論する教会であるとマイナスで語られることがあるがしかし、伝道についてな……
藤田 公氏(隠退教師)
14年2月17日逝去、75歳。京都府に生まれる。63年同志社大学大学院を卒業、同年南大阪教会に赴任。洛陽教会を経て、02年まで能勢口教会で牧会し、09年に隠退。
遺族は妻・藤田多恵子さん。
小林政子氏(無任所教師)
14年3月10日逝去、89歳。東京都に生まれる。51年日本聖書神学校卒業、52年目白教会に赴任し、54年から84年まで二本松教会で牧会。
遺族は息・小林元さん。
小林 信雄氏(隠退教師)
14年3月23日逝去、91歳。山口県に生まれる。49年受允、兵庫松本通教会に赴任。53年トロントエマニュエル大学院卒業。甲東教会を経て、関西学院大学に務め、07年に隠退。
遺族は孫・小林由美子さん。
田村喜代治氏(隠退教師)
14年4月4日逝去、98歳。新潟県に生ま……