伝道資金案二分割、教団総会に提案
今常議員会中最も議論に時間が割かれたのが「伝道資金規則制定に関する件」であった。議案は「教区活動連帯金を廃止する件」と共に上程された。議案提案者は、共に教区活動連帯金検討委員会である。
提案理由として、教区活動連帯金の廃止については、「この制度は当初より規定がなく、教団総会においても、会計報告や活動報告がないこと等が厳しく追求されることがあり、また、機構改正当初に決議された全教区拠出が行われたことはない。連帯が崩壊し連帯金脱退、搬出留保、受け入れ辞退等の状況が生まれたことから、各教区の主体性、自主性を尊重しつつ、教会間、教区間の相互信頼に基づいた新制度をつくるため教区活動連帯金を廃止する」としている。
伝道資金制度規則については、提案理由の中で要点として「本制度は伝道を大目的とし、教規第153条に基づく負担金として全教区が納付する。納付……
教区伝道委員長会議が6月23〜24日に大阪教区大和キリスト教会にて開催された。
「伝道推進室の働き〜青年伝道を巡って~」との主題のもと1日目には伝道推進室の設置に至る経緯と、約2年の歩みの報告、今後のヴィジョンについて石橋秀雄伝道推進室室長と、岩田昌路伝道推進室書記からの講演を聞いた。
休憩を挟んで引き続き行われた各教区報告においては、情報の共有を願い、特に今回は伝道推進室の働きに対する意見と、各地で行われている青年伝道への取り組みを聞くことにテーマを絞った。中には厳しい意見もあったが、今回の会議の狙いは、そのような意見を受け止めることでもあったことからすると、概ね評価ができるものとなった。従来のように様々な意見を聞く機会とはならなかったが、話し合いの中心的事柄が散漫にならなかったという点は評価できるかと思う。以上のように1日目は全体教会としての日本基督教団の伝道と、各教……
2014年6月30日~7月1日に日本キリスト教会館6階会議室で、第5回教団教育委員会を行った。委員出席6名。
1日目は前委員会の記録の承認をし、ドイツ・アメリカユースミッションに関する報告、クリスマス小委員会報告、キリスト教教育主事認定試験小委員会報告、教師の友編集委員会報告、全国教会幼稚園連絡会報告、教会学校応援セットの教会訪問報告を受けた。
続いて協議事項について話し合った。クリスマス献金に関する件では、「みんなで生きよう」誌特別号を2千部発行し、ゆるキャラ作品の当選者を発表する。特賞・佳作の方にプレゼントを送ることを決めた。2013年度クリスマス献金送付先と献金額は、南インド合同教会に300万円、東北教区放射能問題支援対策室いずみ、奥羽教区、関東教区(のこどもたちのために)各100万円献金することにした。2014年度のクリスマス献金の送付先は、シリア難民・レバノンの……
6月20日、38総会期教団救援対策本部第15回(通算第32回)会議を教団会議室にて開催した。
最初に、6月16日現在の国内募金総額が8億7322万8469円、海外からの献金は3億7121万9644円となっていることが報告された。
続いて、救援対策室から、被災教会会堂再建支援・貸付申請受付、被災三教区幼児教育担当者会開催、被災地支援コンサート開催、救援対策本部主催報告会開催、台湾からのボランティア受入れ準備等の報告がなされた。
被災教区報告として、奥羽教区からは、宮古教会会堂新築計画の進捗状況、一関教会の礼拝堂改修工事計画、江刺教会の会堂改修計画検討状況等が報告された。
東北教区からは、教区総会での議決事項(教会救援復興委員会、被災者支援センター、放射能問題支援対策室の活動を2017年3月まで継続することなど)、被災教会教会堂・牧師館再建復興状況、ボランティ……
宮部 望氏(無任所教師)
14年6月14日逝去、78歳。東京都に生まれる。03年東京神学大学大学院を卒業、同年一関教会に赴任し、五反田教会を牧会。
遺族は、息・宮部徹さん。
太田司郎氏(隠退教師)
14年7月4日逝去、79歳。静岡県に生まれる。60年関西学院大学大学院を卒業、同年松山番町教会に赴任し、滝野、城辺、高浜、城崎、島田、三津教会を牧会し、98年に隠退。
遺族は、妻・太田薫さん。
2014年 平和メッセージ
2014年 平和聖日
日本基督教団 総会議長 石橋秀雄
在日大韓基督教会総会長 趙 重來
「平和を実現する人々は、幸いである」(マタイによる福音書5章9節)
2014年7月1日、安倍政権は「直接的な攻撃を受けていなくても、他国の戦争に参加する」という集団的自衛権の行使を閣議決定しました。これは「国権の発動たる戦争と、武力による威嚇又は武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄する」、「陸海空軍その他の戦力は、これを保持しない」と明確に憲法9条で謳いながらも、自衛のための軍隊を持ち続け、周辺諸国と武力による直接・間接的なせめぎ合いを続けてきた日本の軍事状況が、新しい段階に入ったことを意味します。これによって、日本国は、政府の決定によって、ついに「戦争に軍事力で加担できる国」となるのです。
また、2013年12月26日の安倍首……
2014年度の統一原理問題全国連絡会が6月26日と27日の両日、札幌の北海道クリスチャンセンターで開催された。韓国イエス教長老会(P C K)異端似非対策委員会の方々、自主参加者等を含め、50名の参加者を得た。
会は、連絡会代表世話人の張田眞委員長の挨拶と参加者の紹介、開会祈祷、PCK代表リム・ジョンシク氏の挨拶で始められた。
第1日目は北海道マインドコントロール研究所のパスカル・ズイヴィ氏、グ・チョンソ氏、北海道「青春を返せ裁判」の郷路征記弁護士の講演がなされた。
パスカル氏は自身の活動での韓国との関わりを紹介し、関わったケースを引用して被害の実態を紹介した。フランス人という立場から「従軍慰安婦」問題を取り上げ、日本の教育で教えられないこの問題を統一協会がいかに利用して献金させているかを語った。韓国と日本では被害の状況が違うため、日本での統一協会の被害について理……
「た~た」こと石塚猛さんが、青年伝道のために、妻の初子さん(「はっぴい」)と共に、家庭を開放し、集会を始めたのは2004年のことだった。月1回、午後6時30分から9時30分まで、8〜10名程の青年が集まっているそうだ。
集会では、食事を共にし、御言葉を黙想し、それぞれが得たことを分かち合う。3つのルール(①もらさない、②裁かない、③しきらない)がある他、ニックネームで呼び合うそうだ。自らの悩みや課題を、時に涙しながら包み隠さず語り合い、祈り合う。気付いてみると、予定の時間をはるかに過ぎ、日をまたぐこともしばしばだという。
「はっぴい」は、ある集会の時、一人の青年が、「ただいま」と言って、入って来たことが心に残っているという。お二人の信仰から生まれるホスピタビリティが、青年たちの心を開くのだろう。この10年間、114回の集会が開かれ、のべ94名の青年が会に参加し、7名が受洗……
7月2〜8日ジュネーブで開催されたWCC(世界教会協議会)中央委員会が声明文「核無き世界へ向かって」を採択したとの知らせが届いた。
この知らせは、原発についての国際会議を今年3月に仙台で開催した我々がひそかに待ち望んでいたものであった。というのは、昨年11月に釜山で行われたWCC第10回総会で、右記表題の声明文は総会に上程されたが、時間切れにより、中央委員会に付託されていたからである。
ただし、この声明文原案は、その後修正されて英文A4版6ページにわたる長いものになった。この修正に関わった人々の中に、カナダのM・L・ハーレイ氏、ドイツのU・シュミットヘッセ氏、ニュージーランドのJ・ホーキー氏の名がある。この3人は、仙台の国際会議に参加し、多大の貢献をしてくださった方々である。
また、声明文の後に参考文書が挙げられているが、その冒頭に、我々の国際会議の声明文が明記し……
議員資格を巡り冒頭にて議論
神奈川教区
第132回神奈川教区総会は、6月28日、清水ヶ丘教会で正議員235名中178名出席で開催された。
会議冒頭において、北村慈郎氏の議員資格を問い質す発言があり、「緊急で常置委員会を招集し、北村氏の議員推薦を取り消したものを議場に提出。あるいは、推薦を保留とし、教区総会開始後に議論したい」との提言がなされた。平良愛香教区総会議長は、「北村氏の議員資格を問い、推薦議員から外すことを求める緊急動議」として受け止め、議場から意見を求め、採決することを判断。「教規第143条に抵触するため認められない」、「神奈川教区総会での決議では、北村氏への戒規という教団の判断は間違っているとの立場にある。この立場にありながら、北村氏を議員と認めないことはできない。規則を軽んじるわけではないが、我々は規則のもとにではなく、神の義のもとにいるのである」との賛成反対の……