1月5日、教団総幹事室で39総会期第1回在日韓国朝鮮人連帯特設委員会が開催された。初回の委員会であるため組織を整え、委員長に小橋孝一、書記に宮本義弘を選出した。その他の委員は、長山信夫、深谷春男(以上教職)、中嶌曉彦(信徒)である。
また、長崎哲夫総幹事が陪席し、挨拶があり、協議にも加わった。
最初に、委員会の方針と任務を確認した。この委員会は、常議員会の下にある特設委員会なので、常議員会の意向を踏まえて活動するという従来の方針を踏襲することを確認し、任務として在日大韓基督教会付属の在日韓国人問題研究所(RAIK)と連帯し、具体的には「外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト者連絡協議会(外キ協)」に関係する集会、並びに「全国キリスト教学校人権教育研究協議会」主催の人権セミナーへの委員の派遣をしていくことが確認された。
そして、早々に開催される「第29回外キ協全……
12月3日〜5日、在日本韓国YMCAで「憲法九条と世界の平和」を主題に「ナショナリズムをどう超えるか」を副題に掲げ、第4回九条世界宗教者会議が開催された。
第3回までは「九条アジア宗教者会議」だったが、今回から「九条世界宗教者会議」と名を改めた。
プロテスタント諸派、カトリック、仏教、新宗連(立正佼成会など)、イスラムなどの宗教者が、日本、韓国、中国、香港、フィリピン、タイ、マレーシア、ミャンマー、オーストラリア、コンゴ、ノルウェー、スイス、ドイツ、カナダ、米国などから約120名集い、憲法九条の世界平和のための重要性を確認した。
海外からの参加者は1日に来日、2日は横須賀基地・厚木基地、3日朝は千鳥ヶ淵墓苑と靖国神社を視察。3日午後から本会議開会。
小橋孝一NCC議長の主催者挨拶と祈祷の後、高橋哲哉氏(東京大学教授)の基調講演「右傾化する日本の歴史認識と憲……
《承認》
7.教団総会常任委員選任に関する件 [会計監査]服部能幸、奥山盾夫、辻康
8.宗教法人「日本基督教団」責任役員選任に関する件 [責任役員]石橋秀雄、佐々木美知夫、雲然俊美、長山信夫、高橋潤、岡本知之、岡田義信
[会計監査]服部能幸、奥山盾夫
12.常設委員会および常設専門委員会委員選任に関する件 [選考委員] 石橋秀雄、佐々木美知夫、雲然俊美、保科隆、高橋和人、高橋潤、藤掛順一、篠浦千史、鈴木功男、河田直子
13.宣教研究所委員選任に関する件 [選考委員]同
15.2014年秋季教師検定試験合格者承認に関する件
16.2012年度教団歳入歳出決算承認に関する件
17.2013年度教団歳入歳出決算承認に関する件
20.2012年度部落解放センター決算承認に関する件
21.2013年度部落解放センター決算承認に関する件
23.2012年度出版局決算承認に関する件……
かの先輩牧師から「荒野の声、苦労してるね」と、再度声を掛けてもらった。新報をよく読んでくれている証し、とありがたく助言を聞いた。苦言、批判、非難とあまり動揺の振幅が振れなくなった。鈍くなったのか、図太く、顔の皮が厚くなったのか。慢心でないことを祈るばかりだ。▼パウロは、神の武具を身に着け、帯を締め、胸当てを付け、しっかりと履物を履き、盾、兜、剣を取れ、と言った。実際の鎧ではない、実際の剣ではない。堅牢な鋼や皮で出来た武具を身に着けずとも立っていられるのは、キリストの臨在と聖霊の内住を得ている者たちの実感でなかろうか。空っぽの胸は吹きまくる風に右往左往するが、満たされた胸は風を耐えるしなやかさ、強さを持つ。強かな足は一歩でも前に福音を運ぶ。▼けれども、その強さは、世界を動揺させるような原理主義者たちの持つ破壊的、暴力的な力ではない。教会は十字架にあげられたキリストを仰いできた。人の貧しさに……
台湾・第3回キャンプ実施
2015年、新年明けてすぐの1月4日~7日まで第3回こひつじキャンプin台湾が実施され子ども13名、保護者7名、スタッフ5名の計25名が参加した。
最初に渡された行程表に私は驚いた。2日目のプログラムでは10時~12時「遊覧船での自然観察と浜辺での水遊び」、13時~17時30分「公園での自由遊び」というような大枠のプログラム立てだったからだ。子どもたちが飽きるのでは、という私の心配をよそに、汗ばむほどの陽気の浜辺で子どもたちは砂遊びをし、打ち寄せる波の水しぶきを楽しみ、かにを捕まえては掘った潮だまりに入れて眺めていた。
午後からの4時間半はドッチボール、サッカー、バスケットボールと1つのボールで屋外コートを縦横無尽に駆け回わり、鬼ごっこをして遊ぶ。広場ではボール遊び、凧あげ、シャボン玉飛ばしだ。初めて会う子ども同士でも外遊びを通してすぐに打ち解……
2014年11月19日に、第39総会において選任された監査委員3名(服部能幸・神奈川教区、奥山盾夫・東京教区、辻康・中部教区)と退任する2名の監査委員(寺門文雄、岩澤嵩)とで、引き継ぎのための新旧合同委員会を、教団会議室において開催した。
その際、新監査委員への引き継ぎ事項として、公認会計士(任意)監査の必要の有無について、また、経理規定等の整備による内部統制の一層の確立の急務であることなど多くの意見が述べられ、新旧の委員で共有することができた。
また、今期の重要な課題としては、引き続き、東日本大震災特別会計が重要な関心であることに変わりがない旨が確認され、12月11日に、当該会計の進捗状況について監査を行うことが確認された。その上で、12月11日の当該監査においては、被災教会等への「長期貸付金」の状況と、その20年間にわたる返済計画について、計良祐時財務幹事の下で作成さ……
中村 博氏(隠退教師)
14年12月26日逝去、83歳。和歌山県に生まれる。59年に同志社大学大学院を卒業、同年より岡山博愛会、長岡、水沢、新潟、松山、コイノニア、倉吉教会を経て、00年に隠退。
遺族は、妻・中村まき子さん。
泉 琉江氏(隠退教師)
15年1月8日逝去、95歳。沖縄県に生まれる。44年に日本基督教女子神学専門学校を卒業、46年より福岡中部、犬飼、浜田、隈府、瀬高教会を経て、86年に隠退。
青森松原教会は、本年10月に創立124年を迎えます。私が赴任してから3度目の冬を迎え、毎年様々な気づきが与えられています。
1年目に気づかされたことは、教会が地域の方々に知られていないという現実でした。現在地に移転してから約30年。タクシーに乗っても場所がわからない、毎年行なっている行事チラシを配布しても「初めてやるの?」と聞かれる。「まず教会の存在を知っていただかなければならない」との想いを、強く抱かされた初年度でした。
2年目に入り、通りに面した場所へ、夜はLEDライトで光る大きな案内看板を設置し、各案内チラシも配布範囲を拡大、町会の様々なイベントに携わり、教会ホームページを開設、教会フェイスブックも開始しました。
地域との交わりが密になるにつれ、少しずつ地元にも教会の存在が浸透していきました。町会役員やその家族たちが伝道集会等に出席してくださるようになり、町……
2・11は、国民の祝日に関する法律で『建国記念の日』とし、「建国を偲び、国を愛する心を養う」と規定されています。この日は神話上の人物である神武天皇が紀元前660年2月11日に橿原に宮を建て即位した日とされる日で、1874年以来『紀元節』として守られてきたものです。それを、1967年に『建国記念の日』とし、祝日とされました。
けれども、所詮神話です。紀元前660年2月11日が建国の日と考える人は、少なくとも日本の古代史の専門家の中にはいないでしょう。紀元前660年2月11日に、奈良の橿原に、強力な統一国家が建国され、天皇という祭祀と政治を司る大王が存在したと考えることは、通常できないからです。また、統一国家の形成や天皇制の確立、天皇という名称の使用は、紀元645年(一巳の変)から712年(日本書紀成立)の間に行われたと考えるのが一般的ですから、紀元前660年2月11日が歴史的に根拠……
茨城と言えば納豆」、「納豆にはねばりがある」、「納豆のようにねばり強く」、隣の伸ちゃんがすかさず、「あなたはねばり強くない」と指摘する。
後藤道子さんが腹話術と出会ったのは、短大卒業後、キリスト教主義の幼稚園の教諭となって3年目に、職場から言われて参加したロゴス腹話術の初心者研修会だった。
春風イチロー師匠(野田市朗牧師)が、人形と聖書を語ることを始め、研究会が発足。多くの人が集っていた。
研修では大変厳しく、激しい口調で檄を飛ばす師匠は、一方で、優しく聖書の福音を説き、温かい言葉で励ましてくれた。その人柄と出会い、キリスト者の母を通して知っていた神様が、直接目の前に迫って来たという。この出会いを通して、洗礼に導かれた。
その後、後藤さんは、忙しさもあって、腹話術からも、教会からも離れて暮らす時期を過ごす。この間、次男、伸介ちゃんが生まれてすぐに亡くなると……