エマオ笹屋敷(エマオ仙台が支援している地域)のビニールハウス(地域の方々が用意してくださった、エマオの休憩所、作業用資材置き場)にエマオ途上の絵が飾られている。日本基督教団が贈った絵だ。暗い顔をして歩く二人の弟子と、共に歩かれる復活の主イエス。
この主を見つめながら、被災地の方々に寄り添う活動がなされつづけてきた。
4月15日から18日まで、この地に出かけてボランティアに参加し、現場スタッフと交流の時を持った。
私のボランティア活動では、草取りを30分するとその家の方に声をかけられて、1時間くらい休憩してお茶やアイスをご馳走になってお話をし、また30分作業をすると、声をかけられて休憩して1時間お話をするという楽しいボランティアの時となった。
エマオ現地スタッフから感動的な話を聞いた。仮設住宅でエマオが行う「お茶っこ」に来てくださる方々から、「エマオに行ってみたい、教会に行ってみたい」との声が上がった。最初は聞き流していたが、その声が強くなって被災地支援センターのある東北教区センターエマオと隣の仙台青葉荘教会にお招きすることになった、とのこと。4月28日、仮設住宅から20名の方々が参加し仙台エマオで食事会、隣の仙台青葉荘教会でパイプオルガンとピアノの演奏会をし、素晴らしい会となったとの報告を受けた。
4年間の活動を通して、エマオに、そして教会に興味を持ってくださったことを知って感動した。(教団総会議長 石橋秀雄)