3月17日、教団会議室において第2回宗教改革500周年記念事業準備委員会が開かれた。出席者は、公務で関西出張中の石橋秀雄議長以外の委員4名と、長崎哲夫総幹事、道家紀一総務幹事、大三島義孝宣教部幹事、加藤誠世界宣教幹事であった。
前回議事録確認後、岡村恒委員長より、宗教改革500周年を記念してのルーテル教会とカトリック教会による共同文書『争いから交わりへ』(教文館、2015年、原題“From Con-flict to Communion”)が紹介された。改めて宗教改革史を共に振り返り、〈対抗宗教改革〉によって日本にキリスト教が宣べ伝えられたこと、宗教改革が清教徒を新大陸へ送り出し、さらに日本へのプロテスタント・キリスト教伝搬に重要な役割を果たしたことなどを再確認した。
そして、日本基督教団が「宗教改革の福音主義の伝統に連なる」教会として、宗教改革500周年を、神を誉め讃える機会として記念すると共に、日本伝道、世界伝道への献身の思いと祈りを結集するために諸事業を行うことを再確認した。
協議内容は以下の通り。
①当委員会の会計に中嶌曉彦を選出した。
②「記念事業方針」の内容について協議した。「宗教改革500周年記念」を日本基督教団が記念する理由と、諸事業を行う目的について、第1回委員会で確認したことのほか、さらに次の2点を加えることとした。(イ)日本の社会全体に向かって宗教改革的福音を証しし、キリスト教会が分裂ではなく一致を目指して結集しようとしていることを広く示すチャンスとしてこの機会を生かす。(ロ)宗教改革が日本のキリスト教伝搬に果たした重要な役割を再確認する。
③「記念礼拝」のあり方、準備について。
④今後の実行委員会の組織化、手順及び日程等種々意見交換をした。
教団総会や教区総会においても記念行事を行い、日本への福音伝道を共に感謝する機会をもつことを考えていきたい。(杉森耀子報)