稲葉信一氏(中標津伝道所主任担任教師)
15年2月27日逝去、62歳。静岡県に生まれる。89年農村伝道神学校卒業。同年より大台めぐみ、久居新生、福井神明、中標津伝道所を牧会。
遺族は息・稲葉義也さん。
松田一路氏(隠退教師)
15年4月2日逝去、92歳。福岡県に生まれる。45年日本基督教神学専門学校卒業。47年より世真留、羽犬塚、天草平安、日和佐、西伯法勝寺教会を経て、88年に隠退。
遺族は娘・松田みくにさん。
神のなさることはいつも「向こう側」からやって来ます。
勿来教会の「東日本大震災4周年記念」礼拝も、向こう側からやって来ました。2015年3月8日その朝、礼拝の開始を告げるオルガンの音が小さな会堂に流れました。被災地の教会のために、祈りをこめて準備された「奉唱」が捧げられ、そして神の言葉が告げられました。「しかし、わたしはあなたのために、信仰が無くならないように祈った。だから、あなたは立ち直ったら、兄弟たちを力づけてやりなさい」(ルカ22・32)。
説教者・松本周牧師ご自身、あの原発事故直後20日目にして現地に入り最初に訪れたのが、この勿来教会であったこと告げ、傷ついた会堂の前で祈る言葉さえ失い立ち尽くしたことを証しされました。
震災以来毎年、いわき市にある日本基督教団の3教会(勿来、常磐、磐城)のために説教奉仕、そして音楽奉仕が続けられて来ました。
勿来教……
5月28日、日本キリスト教会館耐震・改修工事起工式が会館玄関ロビーで行なわれた。関係団体から37名の出席があった。
式辞において長崎哲夫総幹事は「東日本大震災発生時、会館5階の東京教区事務所にいて建物強度に強い危機感を覚えた。この地震が今回の会館耐震・改修工事を発起するきっかけとなった」と語り、1950年、教団事務所を銀座・教文館一室に移転し、1970年10月に現会館が完成するまでの歴史から、会館設立の精神が日本におけるエキュメニカルセンター建設にあったことを語った。
「当初25団体が権利を分有してはじまり、現在は10団体と減ったものの、なお各団体がオーナーとして権利を有する。今回の改修工事決定に至るまで、企てゆえ必然として負わなくてはならない試練があった。また今後もあるであろう」と語った。
イエス・キリストにおける同志の人々が再びここに帰り、日本のエキュメニカル……
藤崎令子さんは北海道函館市出身。若い頃から園芸に興味を持ち、農薬問題など食の安全への関心から、農家に嫁ぎたいという願いを持つようになった。恩師の紹介によって香川県の豊島に嫁いで約40年になる。
両親はクリスチャンでなかったが、姉二人はカトリック信徒である。中学からミッション系の学校に通ったため、キリスト教の下地はあった。本格的に園芸を学ぶために上京して入学した大学もミッション系だったため、聖書研究にも出る機会があった。
豊島で農民福音学校を開いた藤崎盛一氏の息子である盛清さんと結婚し、クリスチャンの藤崎一族に囲まれたため、多少反発した時期もあったようだが、自然な流れで1年後のペンテコステに受洗した。
現在は島キッチンのお手伝いをしている。島キッチンは、2010年から3年に一度行われる瀬戸内国際芸術祭にあわせて作られたレストランである。地元の魚や野菜を使った料理を食……
このペンテコステにも小学生の信仰告白式が行われた。教会と信仰の家庭に育まれ、聖霊に導かれて、年若い兄弟が教会の信仰をしっかりと告白した。本人がその意志を明らかにしてからこの日まで、多くの人々の祈りに支えられ、牧師と一対一で行う毎週の学びを一年以上続け、幹事会の面接も緊張の中で受けて、喜びの日を迎えたのである。唯々聖霊の導きに感謝し、教会は成長を祈っている。牧師との勉強会はなお半年続く。
彼が初めての聖餐に与る時、恵みの座に跪く人々の中に膝や足の痛みを堪えて聖餐に与っている方が数人おられた。周りが椅子席を勧めても、どうしても聞き入れず、跪く方々である。その方の信仰の現れとして受けとめ、聖餐に与ることの恵みを私たちは更に深く味わってゆく。それらの方々に混じって跪く年若い兄弟姉妹、彼らは共に一つの信仰を告白し、世代や状況を超えて神の国の一員であることを喜ぶ。そして将来に亘る聖霊の導きを……
予算原案・修正案とも否決
大坂教区
第60回大阪教区総会は、5月4日、5日、大阪女学院ヘールチャペルで、開会時271名中210名が出席して開催された。
総会審議で最も時間が割かれたのが、教区予算案についてである。予算案では、教団伝道資金の交付金と負担金を収入と支出に計上し、支出の「互助積立」を積み増し、教会負担金の増加を抑えるために、特別会計から210万円を繰り入れている。小笠原純議長は、教区が伝道資金についての「抗議と要望」を出した経緯に触れつつ、教団総会で負担金として決められたこと、他教区を支えるべきであることを踏まえた上での、「苦渋」の決断であったことを説明した。
予算案に対して、伝道資金負担金はそのままにして、交付金を受け取らず、互助積立の増額分を減額し、特別会計からの繰入を増やす修正案が出された。提案理由として、「他教区を支えることは大切であるが、教区が具体……
第39総会期第1回委員会が、3月30日、教団会議室にて委員7名のうち6名の出席によって開催された。
今総会期に招集された委員は、松井睦(聖徒・招集者)、川崎善三(姫路福音)、小泉健(東京神学大学)、小堀康彦(富山鹿島町)、野村稔(鳥居坂)、林牧人(西新井)、村上義治(舘坂橋)。招集者による開会祈祷の後、組織会を行い、互選により、委員長に松井睦、書記に林牧人を選任した。
「教規」ならびに「宣教研究所規定」に基づいて、総幹事の下に置かれている委員会の位置づけと任務について確認した後、長崎哲夫総幹事からの挨拶を受けた。総幹事より宣教研究所所蔵資料の整備と保存の見通しについての検討を期待する旨が述べられ、要望として承った。
続いて前総会期委員会からの申し送り事項について検討し、今総会期の活動方針として、以下の通り確認した。①万博・東神大・教師検定問題年表改訂について、今期……
3月20日に教団救援対策本部第4回(通算第38回)、4月24日に第5回(同第39回)会議を、教団会議室にて開催した。
第4回会議においては教団派遣専従者からの報告を受けた。佐藤真史専従者(エマオ仙台)は祈りとスローワーク(出会いとコミュニケーション)の二つの軸を中心に、仮設住宅入居者への寄り添い支援等を行っており、地域からの信頼を得ていること、深谷有基専従者(エマオ石巻)はお茶っこなどの仮設住宅支援、高齢者宅の訪問などの在宅支援等を行っていること、平田信之専従者(ハートフル釜石)はお茶っこのニーズが依然として高いこと等を報告した。報告の後、それぞれの働きに対する感謝の祈りをささげた。
第5回会議においては、3月末日をもって終了した全国募金(国内募金)が10億528万6914円と、目標の10億円を超えたことが感謝をもって報告された(海外からの献金は3億8625万4525円)……
2015年の宣教師会議は3月22日~26日にかけて京都の関西セミナーハウスを会場にして開催された。参加者は62名。内容は大きく3つに分けられる。
一つは教団の将来にも関わるディスカッション。二つ目は京都のキリスト教と関連する歴史を深く知るプログラム。三つ目は宣教師の交わりを中心に据えたプログラムである。今年は派遣元(海外教会)にも招待状を出した結果、合同メソジスト教会から2名、アメリカ合衆国長老教会より2名、台湾基督長老教会から3名が参加した。各教区にも参加を呼び掛けた結果6名の教区代表の参加を得た。62名の参加者のうち、英語を母国語とする人は20名に満たない。それゆえ23日正午までは日本語で会議が行われた。
23日午前中に行われた第1回目のパネルディスカッションでは、「パートナーへの期待」というテーマで、教区を代表して邑原宗男奥羽教区議長、宣教師を代表してルツ・ウェーラ……
坂本龍五郎氏(国府教会担任教師)
14年12月8日逝去、84歳。56年東京神学大学大学院卒業。藤沢教会、57年より国府教会を牧会。
遺族は娘・坂本道子さん。
渋川孝行氏(十条伝道所主任担任教師)
15年1月13日逝去、76歳。東京都に生まれる。68年に日本聖書神学校を卒業、70年より豊島駒込、巣鴨、小石川白山、千城台、勝沼教会、十条伝道所を牧会。
遺族は妻・渋川怜子さん。
加藤 實氏(隠退教師)
15年3月1日逝去、80歳。東京都に生まれる。62年東京神学大学大学院卒業。同年より平塚、二宮教会を経て、68年から香港、台湾へ宣教後、片瀬、信州教会を経、00年から中国の南京師範大学、華中師範大学で務め、08年に隠退。
遺族は妻・加藤鈴さん。
阪西直和氏(隠退教師)
15年3月9日逝去、85歳。兵庫県に生まれる。57年東京聖書学校卒業。同年より大津東……