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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4815号】三教会合同礼拝に招かれて

2015年2月21日
 2014年11月30日カトリック教会・日本聖公会・日本福音ルーテル教会合同礼拝に招待された。  2000年の教会の歴史の中で、20世紀は「エキュメニカルの世紀」と呼ばれ、カトリックにおいては1964年に「エキュメニカルに関する教令」が出された。その教令には「相手を理解するより『断罪』しようとする姿勢が先行した過去の失敗を反省し、キリストの福音に忠実な教会形成に向かって踏み出す決意を示し、ローマ・カトリック教会として、その方針を詳述する」と記されている。このエキュメニズム教令50周年を記念して「カトリック教会・日本聖公会・日本福音ルーテル教会合同礼拝」が東京カテドラル関口教会・聖マリア大聖堂で献げられた。  3つの教会は粘り強く対話を重ねて来た。合同礼拝に先立ってシンポジウムが開催されたが、パネラーから「違いを指摘しあったら対話は一日で終わる。しかし、どこが同じかということを確……

【4814号】メッセージ 御言葉に従う時に 佐々木美知夫

2015年2月7日
アモツの子イザヤが、ユダとエルサレムについて幻に見たこと。 終わりの日に/主の神殿の山は、山々の頭として堅く立ち/どの峰よりも高くそびえる。国々はこぞって大河のようにそこに向かい 多くの民が来て言う。「主の山に登り、ヤコブの神の家に行こう。主はわたしたちに道を示される。わたしたちはその道を歩もう」と。主の教えはシオンから/御言葉はエルサレムから出る。 主は国々の争いを裁き、多くの民を戒められる。彼らは剣を打ち直して鋤とし/槍を打ち直して鎌とする。国は国に向かって剣を上げず/もはや戦うことを学ばない。ヤコブの家よ、主の光の中を歩もう。 あなたは御自分の民、ヤコブの家を捨てられた。この民がペリシテ人のように/東方の占い師と魔術師を国に満たし/異国の子らと手を結んだからだ。この国は銀と金とに満たされ/財宝には限りがない。この国は軍馬に満たされ/戦車には限りがない。 この国は偶像に満たされ/手の業……

【4814号】▼在日韓国朝鮮人連帯特設委員会▲ ヘイト・スピーチ「国際会議」開催を計画

 1月5日、教団総幹事室で39総会期第1回在日韓国朝鮮人連帯特設委員会が開催された。初回の委員会であるため組織を整え、委員長に小橋孝一、書記に宮本義弘を選出した。その他の委員は、長山信夫、深谷春男(以上教職)、中嶌曉彦(信徒)である。  また、長崎哲夫総幹事が陪席し、挨拶があり、協議にも加わった。  最初に、委員会の方針と任務を確認した。この委員会は、常議員会の下にある特設委員会なので、常議員会の意向を踏まえて活動するという従来の方針を踏襲することを確認し、任務として在日大韓基督教会付属の在日韓国人問題研究所(RAIK)と連帯し、具体的には「外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト者連絡協議会(外キ協)」に関係する集会、並びに「全国キリスト教学校人権教育研究協議会」主催の人権セミナーへの委員の派遣をしていくことが確認された。  そして、早々に開催される「第29回外キ協全……

【4814号】♦第4回 九条世界宗教者会議♦ 「九条世界宗教者会議」と改名し開催

 12月3日〜5日、在日本韓国YMCAで「憲法九条と世界の平和」を主題に「ナショナリズムをどう超えるか」を副題に掲げ、第4回九条世界宗教者会議が開催された。  第3回までは「九条アジア宗教者会議」だったが、今回から「九条世界宗教者会議」と名を改めた。  プロテスタント諸派、カトリック、仏教、新宗連(立正佼成会など)、イスラムなどの宗教者が、日本、韓国、中国、香港、フィリピン、タイ、マレーシア、ミャンマー、オーストラリア、コンゴ、ノルウェー、スイス、ドイツ、カナダ、米国などから約120名集い、憲法九条の世界平和のための重要性を確認した。  海外からの参加者は1日に来日、2日は横須賀基地・厚木基地、3日朝は千鳥ヶ淵墓苑と靖国神社を視察。3日午後から本会議開会。  小橋孝一NCC議長の主催者挨拶と祈祷の後、高橋哲哉氏(東京大学教授)の基調講演「右傾化する日本の歴史認識と憲……

【4814号】《第39回教団総会》 主な総会議事結果

《承認》 7.教団総会常任委員選任に関する件 [会計監査]服部能幸、奥山盾夫、辻康 8.宗教法人「日本基督教団」責任役員選任に関する件 [責任役員]石橋秀雄、佐々木美知夫、雲然俊美、長山信夫、高橋潤、岡本知之、岡田義信 [会計監査]服部能幸、奥山盾夫 12.常設委員会および常設専門委員会委員選任に関する件 [選考委員] 石橋秀雄、佐々木美知夫、雲然俊美、保科隆、高橋和人、高橋潤、藤掛順一、篠浦千史、鈴木功男、河田直子 13.宣教研究所委員選任に関する件 [選考委員]同 15.2014年秋季教師検定試験合格者承認に関する件 16.2012年度教団歳入歳出決算承認に関する件 17.2013年度教団歳入歳出決算承認に関する件 20.2012年度部落解放センター決算承認に関する件 21.2013年度部落解放センター決算承認に関する件 23.2012年度出版局決算承認に関する件……

【4814号】荒野の声

 かの先輩牧師から「荒野の声、苦労してるね」と、再度声を掛けてもらった。新報をよく読んでくれている証し、とありがたく助言を聞いた。苦言、批判、非難とあまり動揺の振幅が振れなくなった。鈍くなったのか、図太く、顔の皮が厚くなったのか。慢心でないことを祈るばかりだ。▼パウロは、神の武具を身に着け、帯を締め、胸当てを付け、しっかりと履物を履き、盾、兜、剣を取れ、と言った。実際の鎧ではない、実際の剣ではない。堅牢な鋼や皮で出来た武具を身に着けずとも立っていられるのは、キリストの臨在と聖霊の内住を得ている者たちの実感でなかろうか。空っぽの胸は吹きまくる風に右往左往するが、満たされた胸は風を耐えるしなやかさ、強さを持つ。強かな足は一歩でも前に福音を運ぶ。▼けれども、その強さは、世界を動揺させるような原理主義者たちの持つ破壊的、暴力的な力ではない。教会は十字架にあげられたキリストを仰いできた。人の貧しさに……

【4814号】東日本大震災被災地 冬のプログラム

台湾・第3回キャンプ実施  2015年、新年明けてすぐの1月4日~7日まで第3回こひつじキャンプin台湾が実施され子ども13名、保護者7名、スタッフ5名の計25名が参加した。  最初に渡された行程表に私は驚いた。2日目のプログラムでは10時~12時「遊覧船での自然観察と浜辺での水遊び」、13時~17時30分「公園での自由遊び」というような大枠のプログラム立てだったからだ。子どもたちが飽きるのでは、という私の心配をよそに、汗ばむほどの陽気の浜辺で子どもたちは砂遊びをし、打ち寄せる波の水しぶきを楽しみ、かにを捕まえては掘った潮だまりに入れて眺めていた。  午後からの4時間半はドッチボール、サッカー、バスケットボールと1つのボールで屋外コートを縦横無尽に駆け回わり、鬼ごっこをして遊ぶ。広場ではボール遊び、凧あげ、シャボン玉飛ばしだ。初めて会う子ども同士でも外遊びを通してすぐに打ち解……

【4814号】▼監査委員会▲ 新旧委員合同にて引き継ぎ

 2014年11月19日に、第39総会において選任された監査委員3名(服部能幸・神奈川教区、奥山盾夫・東京教区、辻康・中部教区)と退任する2名の監査委員(寺門文雄、岩澤嵩)とで、引き継ぎのための新旧合同委員会を、教団会議室において開催した。  その際、新監査委員への引き継ぎ事項として、公認会計士(任意)監査の必要の有無について、また、経理規定等の整備による内部統制の一層の確立の急務であることなど多くの意見が述べられ、新旧の委員で共有することができた。  また、今期の重要な課題としては、引き続き、東日本大震災特別会計が重要な関心であることに変わりがない旨が確認され、12月11日に、当該会計の進捗状況について監査を行うことが確認された。その上で、12月11日の当該監査においては、被災教会等への「長期貸付金」の状況と、その20年間にわたる返済計画について、計良祐時財務幹事の下で作成さ……

【4814号】消息

中村 博氏(隠退教師)  14年12月26日逝去、83歳。和歌山県に生まれる。59年に同志社大学大学院を卒業、同年より岡山博愛会、長岡、水沢、新潟、松山、コイノニア、倉吉教会を経て、00年に隠退。  遺族は、妻・中村まき子さん。 泉 琉江氏(隠退教師)  15年1月8日逝去、95歳。沖縄県に生まれる。44年に日本基督教女子神学専門学校を卒業、46年より福岡中部、犬飼、浜田、隈府、瀬高教会を経て、86年に隠退。

【4814号】伝道のともしび 青森を愛し、元気にしよう 青森松原教会牧師 大澤 求

 青森松原教会は、本年10月に創立124年を迎えます。私が赴任してから3度目の冬を迎え、毎年様々な気づきが与えられています。  1年目に気づかされたことは、教会が地域の方々に知られていないという現実でした。現在地に移転してから約30年。タクシーに乗っても場所がわからない、毎年行なっている行事チラシを配布しても「初めてやるの?」と聞かれる。「まず教会の存在を知っていただかなければならない」との想いを、強く抱かされた初年度でした。  2年目に入り、通りに面した場所へ、夜はLEDライトで光る大きな案内看板を設置し、各案内チラシも配布範囲を拡大、町会の様々なイベントに携わり、教会ホームページを開設、教会フェイスブックも開始しました。  地域との交わりが密になるにつれ、少しずつ地元にも教会の存在が浸透していきました。町会役員やその家族たちが伝道集会等に出席してくださるようになり、町……
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