宣教委員会の働きは教規第41条に記されている。⑴宣教基本方策と⑵宣教の総合活動に関する事項、⑶教区の宣教関係委員会との協力及び連絡、そのために宣教方策会議を開催(原則、各総会期教団総会のない年)するのが主たる働きである。さらに、その他宣教に関する重要な事項とある。構成は委員7名と常設専門委員会の伝道・教育・社会の各委員長、担当幹事、自主活動団体の全国教会婦人会連合、全国教会幼稚園連絡会、日本キリスト教保育所同盟の代表者である。
今総会期委員会に与えられた課題は大きいと感じている。石橋秀雄議長は伝道に情熱を注ぎ、「信仰の一致と教会の一致」にもとづく伝道協力を第39総会で訴えられた。当委員会はこれを支持し、全教団的にこれを実質化して行きたいと願っている。単なるスローガン、アドバルーンを上げて終わりにしてはならない。宣教方策会議のテーマも決定ではないが「日本基督教団は伝道をどう考えてい……
6月9日午後1時30分から、富士見町教会において開催された。信徒、教師212名が出席、祝福に満ちた大会となった。
この日に至るまでの経緯を紹介しよう。全国信徒会は1941年日本基督教団創立の年の秋に組織、戦後再出発、活動途上にあって教団紛争によりその実体を失った。
以来半世紀、先人たちの祈りを受け継ぎ、39回教団総会において開催された「再結成発起人会」は再結成を決議、第1回大会開催を東京信徒会に委託した。
東京信徒会は、本大会の歴史的意義を復活とペンテコステに重ね合わせ、聖餐の恵みに与りたいと願った。伝道推進室は大会の後援を決め、藤盛勇紀牧師を礼拝式・聖餐式執行に派遣することを決めた。
プログラムは充実した内容となった。
【礼拝・聖餐】藤盛勇紀牧師(富士見町)【挨拶】望月克仁会長【来賓祝辞】石橋秀雄教団議長、山北宣久前教団議長【記念講演】阿久戸光晴牧師(……
上野 淳氏(隠退教師)
15年4月7日逝去、88歳。京都府に生まれる。54年同志社大学大学院卒業。同年より幌泉、稚内、江別教会を経て96年に隠退。
遺族は妻・上野宏子さん。
大野かをる氏(隠退教師)
15年4月5日逝去、91歳。広島県に生まれる。60年関西学院大学大学院卒業。同年より関西学院、活水学院で務め、三原、香貫教会を経て93年に隠退。
遺族は息・大野幸さん。
井上良彦氏(隠退教師)
15年5月25日逝去、86歳。大阪府に生まれる。53年日本基督教神学専門学校卒業、翌年より尾張一宮、若草、桜木教会を牧会し、活水学院に勤務。95年より河内長野教会を牧会した後、北陸学院短期大学に務め、07年に隠退。
遺族は妻・井上頴子さん。
扇田幹夫氏(隠退教師)
15年4月22日逝去、77歳。秋田県に生まれる。63年同志社大学大学院卒業。同年より平安教会を……
第14回アジアキリスト教協議会(CCA)の総会がインドネシアのジャカルタで5月20日~27日に亘り開催された。参加教会はインドからオーストラリアまでおよそ100教会。約20の関連団体を合わせた正議員は約350名。メディア担当やスチュワード等合わせると700名ほどの規模の会議であった。
主題は「神の家族として共に生きる」。プログラムは非常に良く準備されたものであった。礼拝は様々な楽器が用いられ豊かな讃美がささげられた。朝は小グループに分かれてバイブルスタディーから始まるが、発表は丁寧に準備されていた。本会議ではアジアの多様性を示す意見が続出した。例えばISIL、人身売買、中国の軍事的脅威、HIV/エイズなどである。
これらの課題はインドネシア語で「サラセアム」(ディスカッションの意味)と名付けられた14の小グループ会議でテーマ別に議論され、本会議でのレポーターによる発表を経……
世の人々の中に通信士と呼ばれる人々がいる。通信士こそ、おのずからの中に信仰生活の素養を備えさせられる仕事は少ない。神と人とを結ぶ唯一本の線、それはイエス・キリストでもある。しかもその線は極めて細い。線の彼方から送られてくる符号、それは神と人との間に約束された御言葉であって、その一言一言を全く信じるのでなかったならば、彼方の世界のことは何一つ知ることは得ない。そこにはただ、『僕聞く、主よ語り給え』という柔順な、そして真剣な僕の姿あるのみ。やがて聞き取った御言葉は、内に保留のなし得ない伝道へと進み、しかもその御言葉に、誤謬は許されないのである」。若き日の福岡さんは、語る。〔1950年当初の教会報〕
福岡恒忠さんは終戦の年、逓信省の講習所へ入所、翌年からトンツーの通信士として郵便局に勤務。その後、40年間NTTに勤続した。若き青年の頃、戦後の精神的空虚感から求道、北陸学院におけるキリス……
4月下旬から5月下旬にかけて、四国教区、西中国教区、東海教区、西東京教区の各教区総会を問安させていただいた。
例年のことではあるが、それぞれの教区が、教区内の教会・伝道所、関係学校・施設・団体等の現状を把握しつつ、実に丁寧に、また地道に宣教活動を推進している様子を拝見し、大変励まされた。
もちろん、少子高齢化や、教会における財政力低下等々の大きな課題はある。けれども、それらに対して、例えば、教区内の互助体制の充実を目指したり、教区機構の見直しを検討したり、あるいは、他の教区との宣教協力を推進するなどして、さまざまな取り組みが進められている。それらの取り組みは、全体教会である教団において、最も教会らしい姿であると言える。
いろいろと励まされることが多くあった。四国教区総会では、協議会において、この度始まった伝道資金について、四国教区としての姿勢を明確にする協議が進め……
伝道所信徒投票権内規案を常置委員会に付託
沖縄教区
第74回沖縄教区総会は、5月24、25両日、沖縄キリスト教センターで、開会時、正議員44名中30名が出席して開催された。沖縄教区は03年以来、継続して教団問安使を拒否したが、長崎哲夫教団総幹事が総会を傍聴した。昨年の教区総会で、信徒戒規「除名」をめぐって紛糾したことが影響してか、近年の総会では、最少出席議員数だった。
教区総会が、議事日程議案承認前から論議の始まりとなるのは、12年以来の通例となっており、伊波美智子・推薦正議員(宜野湾伝道所)の「11年の教区総会で伝道所信徒議員を正議員とする議案が可決されたのに、教団に受け入れられなかった。伝道所信徒が表決出来るための内規を制定して欲しい」との発言から長い論議が始まった。
内規案は、「伝道所信徒は、正議員と同等の資格をもつ者として総会に参加する。総会では、内規による表……
5月連休明けの揺れ戻しがない新入園児たち。4月、新入園の子供たちは緊張の中で1ヶ月目を過ごす。朝、登園してお母さんとの別れを懸命に告げて幼稚園の1日をはじめる。それが5月連休明け揺れ戻しを起こす。今生の別れと言わんばかりの泣き声が再び聞こえるようになることが多い。しかし、今年は、ほとんど聞こえない。▼今年の子たちは、入園直後から活発に遊びを展開してきた。幼稚園が楽しくてたまらないようだ。プレスクールなどで母子分離を既に経験している子も多い。朝の「さよなら」がスムーズなのは、そのこともあるかもしれない。親として少し寂しい瞬間でもある。▼泣き叫びたい祈りがある。教団震災募金を閉じて直後、再びアジアで大きな震災が起こった。悲惨が止んだこと、涙が乾いたことは歴史上ひとときとしてない。東日本にも幾万の嘆きの涙が流され、この度も同じだ。すべての涙が拭われるときをひたすら祈る。▼わたしたちのどのような……
4月13日、14日、教団会議室において、第39総会期第1回宣教委員会が開催された。
今総会期の委員として招集されたのは宣教委員会のもとにある常設専門委員会委員長を含めて次の通り。米倉美佐男(招集者・札幌)、清藤淳(和歌山)、堀真知子(瀬戸キリスト)、釜土達雄(七尾)、古澤啓太(神戸東部)、北川善也(洛北)、吉澤永(愛知)、成田いうし(盤上・伝道)、具志堅篤(読谷・教育)、芳澤信(真和志・社会)。これら10名の委員に加えて、自主活動団体からの常時陪席者として、全国婦人会連合より渡辺多恵子(十貫坂・信徒)、全国教会幼稚園連絡会より古屋博規(軽井沢)、日本キリスト教保育所同盟より石井錦一(松戸)の3名、そして担当幹事の大三島義孝が加えられ、今総会期宣教委員会を構成する。
開会にあたり、招集者の米倉委員の導きにより礼拝が献げられ、み言葉のもとにある委員会として始められた。委員の互……
教規46条の2には世界宣教委員会の働きが規定され、⑷として、その下にある6つの委員会を定めている。
そのうちの3つは韓国、台湾、スイスの教会や宣教団体との協約のための委員会である。教団はその協約によって、それぞれの教会の教職を宣教師として迎え、教団の教師と同等の働きを委ねている。また、それぞれの教会に対して派遣する宣教師も同様である。これら3つの委員会は相手国の違いはあれ、扱う内容が等しいこともあり、委員会を合同で開催、委員もまた、それぞれを兼任するという提案が前総会期の世界宣教委員会からの申し送りに基づき決議された。
その第1回の合同委員会が、5月8日に開催された。
【組織】まず、合同委員会としての委員長(議事進行)を世界宣教委員である村山盛芳(南山)、書記に岸憲秀(千葉本町)を選任した。そのうえで3つの委員会の委員長をそれぞれ韓国=岸、台湾=ディヴァン・スクル……