【4828号】口に出せない思いを抱えて

 7月28~30日、救援対策本部の派遣で、福島県内の11の教会・伝道所および関係施設を訪問した。地震によって被災したが、この4年余りの期間に再建・補修に至った教会堂を見せていただき、お話しをお聞きして胸が熱くなった。

 一方、放射性物質による汚染とその対応の現状については、何とも重い気持ちになった。保科隆東北教区副議長の案内で、小高伝道所(福島第一原子力発電所から約18㎞)と浪江伝道所(同約10㎞。立ち入るには許可書が必要)に立ち寄った。教会堂は震災時そのままで、かつては整えられていたであろう浪江伝道所の前庭は草ぼうぼうで、放射線量が高かった。その浪江から常磐自動車道に入り、車で走行したが、道路脇の「この付近毎時1.0~5.2マイクロシーベルト」との放射線量の表示には何とも言えない不気味さを感じた。

 放射線量については地域によって差があり、除染の状況によっても違いがある(その問題も大きい)。さらに、何人もの方から、放射能汚染問題について口に出せない思いがあることを聞いた。教会関係の集まりであっても、他の人の発言や体験談を穏やかな気持ちで聞くことができない思いや葛藤があることも聞いた。それぞれに口に出せない思いを抱えて、その人なり、教会や施設なりの防衛策をとって、毎日の生活を送っているのである。

 被災地の復興の状況は多様であるが、放射性物質拡散による汚染の問題は今後も長く、重く続くことは間違いない。
(教団総会書記 雲然俊美)

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