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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4815号】▼会館問題特別委員会▲ 概算目論見、2億7千万円の内容確認

2015年2月21日
 第39総会期第2回会館問題特別委員会は、1月22日開催された。  本委員会は前期常議員会決定及び前期11回に亘る協議内容を確認し、委員構成は若干入れ替わった。  今回は、11月27日にヴォーリズ社から会館管理組合に提出された会館耐震・改修工事目論見書について説明を聞くことが目的であった。  その目論見書は、会館管理組合工事委員会が10月1日付基本設計をヴォーリズ社に依頼した内容に基づき作成されたものである。  本委員会が重視した点は、2013年10月2日付概算目論見書金額5億9千万円とこの度の2億7千万円との金額および内容の違いについてである(百万以下は省略)。  ヴォーリズ社担当の斎藤氏は以下のように説明した。会館管理組合工事委員会からの依頼内容の要旨は、必要な耐震補強、必要な改修工事の基本設計、今後15年間の使用に支障のない改修、総工事費2億5千万を限度……

【4815号】▶救援対策本部会議◀ 39総会期本部を組織、活動を継続

 2014年12月15日に39総会期教団救援対策本部第1回(通算第35回)会議、2015年1月20日に第2回(通算第36回)会議を教団会議室にて開催した。  39総会期最初の会議では、第1回常議員会において選出された委員(石橋秀雄、佐々木美知夫、雲然俊美、佐久間文雄、真壁巌、藤掛順一、高橋和人、朝岡瑞子、岡本知之)による組織をし、石橋本部長、佐々木副本部長、雲然書記を承認した。また、委員の役割分担として、佐久間委員が財務、真壁委員が広報、岡本委員が放射能問題関連の課題を担当することとした。陪席者については、被災三教区議長のほかは、会議ごとに確認することとした。  続いて、救援対策室委員として、佐々木副本部長(室長)、高橋委員、真壁委員、佐久間委員を選出した。  続いて募金状況として、1月20日現在で、国内募金の総額が9億3749万2962円、海外からの献金の総額が3億72……

【4815号】▼宗教改革500周年記念事業準備委員会▲ 伝道のため伝統の確認と広く教会の一致を

 1月20日、教団会議室で第1回宗教改革500周年記念事業準備委員会が行われた。  冒頭、石橋秀雄教団総会議長によりエフェソの信徒への手紙第2章1節以下が朗読され、ただ恵みによって救われた身であることを共に感謝しつつ委員会を始めた。  委員は石橋総会議長、岡村恒(委員長)、杉森耀子(書記)、小橋孝一、中嶌曉彦の5名。はじめに記念事業全体の方向性について確認した。  宗教改革500周年の特別な機会に、①日本基督教団が宗教改革の福音主義教会の伝統に連なる教会であることを確認し、信仰の一致に立った伝道を推し進める。②プロテスタント諸教会・諸教派に限らず、広く教会一致運動の祈りと交わりの中で、福音伝道の働きを共に推し進めていく機会とする。以上2点を宗教改革500周年記念事業の基本方針とした。  具体的な事業として、福音伝道のために教団・教派の垣根を越えた「記念礼拝」を一堂で……

【4815号】荒野の声

 寒くても泳げる温水プールに子供と一緒に時折泳ぎに行く。久し振りに行ったときのこと、しばらく泳ぎ休憩時間になってプールサイドに上がろうとしてよろけてしまった。自分の重さに思わずよろけてしまったのである。水に浮遊し軽くなっていた体重が水から上がり急に重くなって足腰が耐え切れなかった。情けなかった。増えた体重を減らし、座り仕事ばかりで弱っている足腰を鍛える必要に改めて気付かされた。自分がどれほどの重さを負っているかに気付かされるのは大切だ。▼母教会の外壁に掲げられていた集会案内の看板に、疲れた者、重荷を負う者に呼びかけられる主の言葉が記されてあった。洗礼前の求道の間も、洗礼後も礼拝に行く毎に主の呼びかけを聞いた。はじめ、重荷は前週に会社で十分に果たせなかった責任や、ちっとも捗らない業績に思えたりした。▼しかし御言葉に聞き続けるうちに、この疲れも重荷も、わたしたちには如何ともし難い、努力精進では……

【4815号】♦「兵庫県南部大地震記念の日」追悼礼拝♦ 震災20年で区切ることなく

 兵庫県南部大地震記念の日」追悼礼拝が兵庫教区の主催により、1月17日、18時より神戸栄光教会を会場として行われた。出席者は342名(兵庫教区259名、他教区その他83名)だった。  礼拝では、20年前の兵庫県南部大地震によって失われた命を覚えて追悼の祈りを捧げ、また、「3月11日を心に刻みつつ」として「被災教区の震災5年目の宣教にあたっての告白」を共に告白した。  説教は「出会いの中で問われ続けて」と題して、宮本真希子さん(甲東教会)が震災後20年の歩みを振り返りながら語った。1995年の震災直後からの「被災『障害』児・者支援の会」メンバーとしての活動の中での出会いを具体的に紹介しながら「被災者支援というよりは出会いを楽しみ、一人一人の貴重な人生の物語を聴かせていただいた20年だった」と述べた。また、2011年以降は福島原発告訴団に加わり、その出会いの中で「人を罪に問うという……

【4815号】♦シリアで拘束されている日本人の解放とシリアの平和のために祈る会♦ 教団三役の招集にて緊急祈祷会

 1月29日、富士見町教会にて、シリアで武装集団に拘束され、安否の詳細が不明となっていた2名の日本人、後藤健二さんと湯川遥菜さんをおぼえて、祈り会が開かれた。この祈り会は、教団三役の相談で緊急に開かれたものである。  本事件が報道された当初より、後藤健二さんが日本基督教団田園調布教会の信徒であることが知られ、教団の諸教会・伝道所をはじめ他教派の信徒と教職から、田園調布教会と事務局に祈りの声が集まり始めた。この状況に応え、三役の強い願いによって祈り会が開催された。  特に石橋秀雄議長は、昨年末から諸教派と共にシリアの平和をおぼえて祈り、また教団教育委員会がクリスマス献金の送り先として、シリアとレバノンのこどもたちのためにとうたっていることを考慮して、是非とも祈り会を開催したいと決断した。  石橋議長は、エフェソ2章13節~17節の御言葉から「遠く離れているものを近くの者に」……

【4815号】♦カルト問題対策研修会♦ 対策委員会新設の四国教区にて開催

 1月19日~20日、四国・松山教会を会場に、5教区合同のカルト問題対策研修会が行なわれた。参加者は関東、東京、西東京、神奈川、四国の各教区から計13名。  この企画は、今年度、四国教区にカルト問題対策委員会が設立されたばかりであり、委員に相談未経験者もいたため、対応の基礎的な知識とカルト宗教に関する最新情報を共有することを目的として立てられた。  初日は、2名の発題により、カルトからの脱会カウンセリングにあたっての基礎的な学びを行った。教団はこれまで「現地主義」を原則として、相談者に最も近い教会が、相談にあたることとされていた。しかし、カルトに関する知識や、この問題に対する姿勢に差があったように思われる。時間も労力も要する事柄であるが、一人で問題を背負うのではなく、協力体制を作り、情報交換、連携をとりながら取り組んでいくこと、また、脱会させるのは相談を受けた者ではなく、その家……

【4815号】消息

澄田健一郎氏(隠退教師)  14年10月5日逝去、95歳。島根県に生まれる。45年に日本東部神学校を卒業、47年より石見益田、蒲生、洛陽教会を経て、09年に隠退。  遺族は妻・澄田輝子さん。   鷲見昌太郎氏(隠退教師)  14年11月6日逝去、91歳。岡山県に生まれる。68年に受允、同年より富士見町、十文字平和教会に赴任し、72年に受按。八丈島中之郷教会を経て、07年に隠退。  遺族は妻・鷲見セツ子さん。   片山義明氏(隠退教師)  14年12月13日逝去、90歳。岡山県に生まれる。61年に日本聖書神学校を卒業、同年より用瀬、軽井沢、八雲、原町、飯能教会を経て、86年に隠退。   中路治代氏(隠退教師)  14年12月30日逝去、69歳。京都府に生まれる。79年に受允、84年に受按。79年より竹見台善隣館(現……

【4815号】宣教師からの声 番外編 アメリカンボードのパイオニア婦人宣教師 佐伯裕加恵 (神戸女学院史料室)

 「街で出会う少女たちの多くは大変魅力的に見え、わたくしは彼女たちと話し合えるようになりたいと切に願っております。わたくしは、当地にありますことに、またこの小暗い国に福音の光を与えるために何かをなし得ようという望みの故に、深い感謝を捧げるものでございます」(1873年4月12日附タルカット書簡第313号)。  1873年3月31日、2人の女性が神戸の地に降り立ったMiss Eliza Talcottと Miss Julia E1izabeth Dudley、この2人がのちに神戸女学院を創立する。2人は、アメリカのボストンに本部のある海外伝道団体 American Board of Commissioners for Foreign Missions(通称アメリカンボード)から派遣された初の独身婦人宣教師であった。  冒頭の手紙はタルカットが日本から初めて本部へ出した報告書簡の一……

【4815号】人ひととき 廣田 光司さん 教会とYMCAの 懸け橋として

 1975年、大学卒業後千葉YMCAに就職し、現在までYMCA一筋である。  大学3年の終わりに、YMCAの活動に参加していた後輩が学内の掲示板に張った張り紙を見た同級生に誘われて、初めてYMCAの活動に参加した。翌年の夏にはYMCAへの就職を決断した。体育教師を目指し学んでいたはずが、YMCAでの活動により魅力を感じるようになり、電光石火の決断であったと振り返る。  就職一年目に、当時の総主事に誘われて、初めて教会の門をくぐった。日曜日に仕事があることも多く、すぐに教会に定着とはいかなかったが、ある牧師とある女性との出会いによって本格的に教会生活が始まり、3年後に迷うことなく受洗した。YMCAで働く者が洗礼を受けることはごくごく当たり前、そんな思いだった。  ひと夏に5~6回YMCA主催のキャンプに参加するということもあったほど、教会の活動よりもまだまだYMCAの活動の……
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