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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4825・26号】人ひととき 中村 和子さん 子どもを招く神に応える

2015年8月8日
 岩槻教会附属幼稚園に就職と同時に教会の門をくぐり、以降、岩槻教会一筋36年。幼稚園への就職面接で、「箴言」の文字が読めなかったのは今となっては笑い話である。  キリスト教との出会いは就職から遡ること2年。キリスト教主義の短期大学に入学したことがきっかけであった。保育の授業は積極的に向き合うことが出来たが、キリスト教の授業はさっぱりであった。そんな自分が今このように神さまに用いられていることは、神の招きとしか言いようがない。この、神の招きの実体験を、そのままの言葉として幼稚園の子どもたち、保護者へ語っている。  就職して5年後に洗礼を受ける。必ずしも積極的とは言えない教会生活であったが、キリスト教保育の素晴らしさに触れ、また、当時の牧師家族はじめ、教会に集うクリスチャンホームの清らかさに感化を受けたことが自分を洗礼へと押し出したと回想する。  受洗直後に3年間、子育てに専……

【4825・26号】今、離島の教会が燃えています!

 伝道資金のこと、分からなかったけど、分かりました! 今、離島の教会が燃えています」と5月24日突然、八丈島教会一之木幸男牧師から電話。5月19日~20日まで「東京教区伊豆諸島連合修養会」の様子を話してくれました。  修養会のテーマは「三宅島に生きておられる神」、三宅島を会場に開催されました。今年は特に東京教区が教団伝道資金に「50万円を申請」、この資金で四国教区、西中国教区、関東教区、沖縄教区などの離島の教会が招待されて修養会が持たれました。三宅島伝道所の信徒は実質1名、この教会で昨年のクリスマスに2名の受洗者が与えられました。この受洗者の「必死にキリストにすがって生きています」との証しが参加者の心に響き大きな感動を与えました。  一之木牧師は「よそ者で」「牧師」だから島の方々が信用して相談に教会に来てくれる、と聞きました。自殺が多い島で、一之木牧師は町の自殺防止対策の責任者……

【4824号】2015年度教区総会報告(4)全教区、新総会期をスタート

2015年7月25日
教師身分に関する答申を巡り議論 神奈川教区  第134回神奈川教区総会は、6月27日、清水ヶ丘教会で、正議員232名中171名の出席で開催された。  組織会冒頭、三宅宣幸書記が、北村慈郎氏の身分に関して、3月27日付の信仰職制委員会の答申に触れ、神奈川教区としては、「信仰職制委員会は教師身分と資格を喪失した教師と呼んでいる」という言葉を付記し、教師としての印をつけ、推薦正議員とすることが常置委員会で決定されたことを告げた。議場からは「教師として認める以上は、教規143条に抵触するのではないか。正議員とすることは、議長にも、教団議員にもなれるということになる」という意見をはじめとして「准議員としてはどうか」「教区での捉え方は過去になされた議論であり、そのままでよい」との意見が相次いだ。  三宅書記は「6月2日の常置委員会では、まず信仰職制委員会の答申の意味内容を理解すると……

【4824号】荒野の声

 巣から落ちたのか、雀の子を息子が連れ帰ってきた。雨の日で濡れてほとんど動かない。動物病院に電話し介抱の仕方を聞くと、とにかく暖めてやることだ、と言う。湯たんぽを置くことを教えてくれた。置いてやると身体をくっつけている。それでも濡れた羽根がなかなか乾かないので、電気スタンドのランプを近づけてやった。▼しばらくすると動き始め、元気が出てきたら与えるように教えてもらった餌を食べるようになった。最初のうちは立ち上がることもままならなかったが、元気が回復してくると、羽もふっくらとし、足にも力が入るようになった。箱の中に渡した枝にもとまれるようになった。▼そうして一週間、朝、冷たくなっていた。前の晩は餌もよく食べてさえずっていたのだが。丁寧に対応してくれた動物病院にお礼を兼ねて報告に行くと、雀はわからないことが多く直前まで元気でも急に死んでしまうことがあると教えてくれた。自分も幼いときに弱った雀を連……

【4824号】2015年度新任教師 オリエンテーション

 6月15日~17日まで、新任教師オリエンテーションが天城山荘にて開催された。新任教師オリエンテーションは、教規43条(2)により、教師委員会がつかさどる教師研修として行われている。今年も例年のように、主題「教団の教師として宣教を共に担う」のもと、3日間のプログラムであった。4月より教会やキリスト教学校で仕えはじめて3ヶ月ほど経過して、様々なことを経験してきた新任教師にとって、教団の教師として立てられた同労者と過ごす貴重な3日間であると考えてプログラムを設定している。今回の参加者は新任教師43名、教団・神学校関係者25名、総計68名であった。  1日目は開会礼拝(説教・菅原力委員長)からはじまり、石橋秀雄教団議長から講演「日本基督教団の伝道」があった。石橋議長の講演は、東日本大震災10億円募金に教団が一致して献金運動として取り組み、これを達成することができたことから、さらに伝道協力と……

【4824号】▼教師委員会▲ 16年度オリエンテーション、新会場にて

 6月15~16日、「新任教師オリエンテーション」に際して、第2回教師委員会を開催した。議事日程および前回議事録承認、諸報告を受けて、まず新任教師オリエンテーションについての最終的な確認を行った。主な議事として、次の事項を審議した。  ①神学校問安の件。教師委員会では、隔年で教師養成を託している教団立神学校および認可神学校の6校を問安している。今回は10月5~6日、関西学院大学・同志社大学。11月17日、東京神学大学・農村伝道神学校。11月30日、東京聖書学校・日本聖書神学校に問安をすることを決定した。  ②教師養成制度検討委員会提案の件。同委員会から「就任後10年経過の教職を対象にした研修会」を教師委員会で検討依頼の提案を受けた。今後の課題として継続審議とした。  ③第6回夏期研修会の件。伝道推進室の実施する研修会には後援として協力、継続教育研修費の対象とすることを決定……

【4824号】▼社会委員会▲ 札幌にてフィールドワーク

 第39総会期第2回社会委員会が6月16日~17日、札幌教会を会場にして開催された。  会議の前の15日~16日にフィールドワークが行われ、札幌にある社会福祉法人神愛園を訪問する機会が与えられた。神愛園は、キリスト教社会事業同盟に加入している法人である。  始めに神愛園清田を訪ねた。そこでは、神愛園の歴史について、特別養護老人ホームについて、軽費老人ホームについて学び、現在の課題、さらには制度上の問題について学んだ後、施設見学をした。  次に神愛園手稲を訪ねた。現在神愛園手稲は、特別養護老人ホームの建て替えが行われていた。現在の建物は45年前に建てられたものであり、老朽化等の理由からである。移設新築に約13億円かかり、補助金がないため、7億円の自己資金と6億円の借入金で行われる。  神愛園は創立当初から、施設での礼拝を一日も欠かすことなく行っている。このような施設は……

【4824号】▼予算決算委員会▲ 教団総会会場費必要と判断

 第39総会期第2回予算決算委員会が6月12日に教団B会議室にて行われた。  2014年度の決算が今回の予算決算委員会で承認された。主な検討点として次の2点を報告する。  当年度には第39回教団総会が行われた。総会はここ最近、東京のホテルメトロポリタンで行われている。会場に関して、財政困難な折、利用料の高額なホテルを止めて、教会を会場にして行えば予算削減につながるという意見を多く聞く。この点を教団の財政規模の点から見たい。  2014年度負担金収入は2億6048万7000円、遡って2013年度負担金収入は2億6038万円である。これに献金や雑収入が加わって、教団の平均的な年間収入は約2億7000万円規模である。ホテルメトロポリタンの利用料金は1549万3766円であった。これを高いとみるかどうかである。  総会は2年に1回で、総会の無い年は積立を行う。従ってホテル利……

【4824号】▼「障がい」を考える小委員会▲ 16年度全国交流会開催を決定

 6月19日、第39回総会期「障がい」を考える小委員会を教団会議室にて開催した。今期委員の上竹裕子(磐城)、中村英之(熊本城東)、堀眞知子(瀬戸キリスト)、森田恭一郎(遠州栄光)、吉澤永(愛知)が出席し、開会礼拝後、委員長に堀委員、書記に上竹、ホームページ担当に中村委員を選任した。  前総会期からの申し送り事項として①病と障がいの理解を深めていくこと、②2年に一度の全国交流会を2016年度に開催できるように努め、そのための献金を継続すること、③2年ごとに障がい者交流会と牧会者交流会を交互(各4年ごと)に開催すること、④「障がい」に関する情報発信を継続することを確認した。  次に、第5回「障がい」を考える全国交流会の計画について協議した。全国交流会は、2016年10月3日~4日、戸山サンライズにて開催する。主題および講師については以下の意見交換の後、候補を挙げ、次回委員会にて決議……

【4824号】▼宣教師人事・支援合同委員会▲ 人事・支援、重なる課題を協議

 第39総会期第1回の宣教師人事・支援合同委員会が6月8日、教団会議室で行われた。  招集者・鍋谷憲一委員の開会祈祷のあと、まず事務局より今回の合同委員会開催の経緯について説明があった。つまり、海外から教団に派遣された受入れ宣教師に関する事項を扱う委員会は宣教師人事委員会と宣教師支援委員会の2つである。前者が人事上の決定、後者が支援活動、と管轄の違いがあるものの、これまで殆どの案件を両委員会が重複して取り扱ってきた。前総会期世界宣教委員会の決議を経て、今総会期はスリム化と効率化を図るために、2つの委員会を維持しつつ、会議は前半を合同で行い後半は案件に従って2つに分かれて執り行うこととした、とのことであった。  委員はこの説明を理解した上で、以下の通り役員を選出した。宣教師人事委員会委員長に鍋谷憲一(根津)、宣教師支援委員会委員長にルツ・エステル・ウェーラー(魚津)、合同委員会の……
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