【4875号】熊本・大分地震被災教会のクリスマス

主が建てられた教会を信じる 別府不老町教会
 熊本地震によって被災した緒教会の復興のために祈り、支えくださり、心より感謝する。主の憐れみと皆様の支援がなければ、復興の道筋は到底見出すことができないものだった。改めて、祈られ、支えられている幸いと喜びを心に刻むものである。

 震災以後、別府不老町教会は礼拝堂が使用できなくなり、礼拝堂の建て直しを決議して歩んできた。しかし、以前に行った建築の借入金も完済しておらず、資金の目途がまったく立っていないなかで、計画を進めることになった。日々不安や恐れとの戦いがあり、「神を信頼するか」、「主が建てられた教会を信じるか」が大きく問われることとなった。

 資金が足りなかったときのための資金繰りに頭を悩ませていたが、主なる神と主の教会は私たちの信頼に応えてくださった。

 九州教区の執行部、教団の会堂等復興支援委員会、教団伝道委員会が祈りをもって配慮くださり、復興支援金や借入金の拠出を迅速に承認くださったことで、大きく復興への前途が開けた。ただ感謝あるのみである。

 12月現在の時点で新礼拝堂の外観はほぼ出来上がり、内部の工事に取り組んでいる。除却される旧礼拝堂を見たときは、ローマ兵に痛めつけられた主イエスの御体を想起させられ、涙が出た。しかし、新しい会堂が建ち上がっていく姿に、復活の新しい朝の喜びを予感している。クリスマスを祝うこの時に、死と復活をもって私たちの歴史を新たにしてくださるキリストの聖なる愛を思いめぐらしている。

 今後、長らく借入金の返済を担わなくてはならないが、「主の山に備えあり」の信仰をもって、主のご計画に仕えていく所存である。

 改めて、皆様の祈りと支援に深甚の感謝を表したい。
(齋藤真行報/別府不老町教会牧師)

 

諸教会の祈りの結実 隈府教会
 2016年4月14~16日にかけて発生した2回の震度7を中心とする一連の熊本地震は、熊本、大分両県にまたがり甚大な被害をもたらした。いち早く日本基督教団による被災教会会堂等再建募金が展開され、多くの献金が献げられていることを、まずこの場を借りて感謝申し上げる。

 震災から間もなく丸2年となるが、被災地にある教会の再建はなお道半ばというのが現状である。業者の不足、資材の高騰等の影響も大きいと思われる。どうか引き続き被災地を覚えて祈ってくださるようお願い申し上げる。

 そういう中で、2017年2月、隈府教会は新会堂の建築を決議した。すでに築80年以上と老朽化の問題があったが、地震による被害も甚大で、専門家による被災度区分判定では「中破」の診断を受けた。それでも毎週10名前後の会衆が礼拝をまもり続けており、その安全な礼拝の場所を確保するためにも祈りつつこの決断に至った次第である。

 早速、地元の業者に依頼、9月に着工、12月には完成、引き渡しという運びになった。礼拝堂だけの小さな会堂であるが、木のぬくもりを感じる落ち着いた作りである。

 礼拝堂正面の十字架は、その歴史と苦労を忘れないため、旧会堂の床柱を加工して据えた。昨年のクリスマスは、新しい会堂で感謝のうちに祝うことができた。クリスマスは神さまの愛の結実であるが、この会堂も被災地を覚え祈ってくださった全国諸教会の祈りの結実である。

 隈府教会は、旧メソジスト教会の伝統に立ち、今年2018年には伝道開始120周年を迎える。教会のある熊本県北東部(菊池、阿蘇)の地域は、プロテスタント教会の空白地帯であり、日本基督教団九州教区熊本地区としても、隈府教会をこの地域の伝道の拠点となる教会として位置付けている。

 礼拝堂が整備されて、この地域への伝道がますます進展していくことを期待している。 (川島直道報/隈府教会牧師〈代務〉)

 

新会堂にてクリスマス礼拝を祝う 由布院教会
 2016年の地震以来会堂の再建に取り組んできたが、ついに2017年11月に工事完了にて引渡しを受けた。新会堂で捧げる礼拝は、いろいろ不慣れなところがあって多少戸惑いもあったが、感謝に満たされた。クリスマスに間に合ったことを心から喜びつつ、教会員そして保育園の職員ともにクリスマスの準備に励んだ。

 12月16日には隣接の聖愛保育園のクリスマス祝会が行われた。たくさんの保護者の見守る中、子どもたちが元気いっぱい歌や踊りやページェントを披露した。立ち見の方もいたが、新会堂は明るくて快適である、と好評だった。

 12月24日は、クリスマス礼拝を祝った。隠退教師の佐藤孝義先生に説教・聖餐の奉仕をしてもらった。力強い説教の言葉に会堂建築の労が癒された。新会堂で初めての聖餐の恵みを味わう幸いを得ることができた。

 その日の夜に、クリスマス・イブ燭火礼拝を祝った。教会員・保育園の職員に加えて町の人たちの参加があった。おごそかな雰囲気に満たされて御子の誕生の喜びをともにすることができた。

 その翌日25日には、教会学校クリスマス会が行われた。大人と子ども合わせて109名の参加者が与えられた。聖愛保育園の卒園児、地元の児童クラブの小学生たちが参加した。子どもたちといっしょに礼拝を捧げた後、ゲームを楽しんだ。みな満足そうな様子で帰っていった。

 一昨年、2016年のクリスマスは、保育園の一室や地元の社協の会議室を間借りして行った。それと比べて、新会堂で過ごすことのできた今年のクリスマスは、やはり充実していたと感じられる。ここまで来るのは大変であったが、これも、神様の導きと、皆様の祈りと多大な支援のおかげである。心から感謝するものである。
(黒田恭介報/由布院教会牧師)

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