インスタグラムアイコンツイッターアイコンyoutubeアイコンメールアイコン
日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4868号】委員会コラム 世界宣教委員会 新しい世界宣教

2017年9月16日
 世界宣教委員会は、教団から宣教師を送り出し、また海外からの宣教師を迎え、諸外国の教会との交わり、種々の世界宣教団体との交わりを担当する、いわば外務省のような働きをする委員会です。傘下に宣教師人事委員会や韓国・台湾・スイスなど各宣教協約を結んでいる教会との交流委員会など6つの小委員会を持ち、総幹事のもとで3人の事務局スタッフによって日常の働きが進められています。  東日本大震災からの復興・再建のために海外の教会からの支援と連帯の力強い働きによって、教団はまさに世界に広がるキリストの体に連なっていることを実感しました。教団の海外教会との絆や海外宣教への取り組みは新しい世紀を迎えています。アメリカや西欧の教会だけでなくアジアやアフリカ、中近東の教会との交わりも欠かせません。教団がどのように世界の教会と宣教において連帯して行くか、新たなる基本方策作成の必要に迫られています。  世界宣……

【4868号】消息

利川栄宣氏(隠退教師)  16年9月12日逝去、89歳。大阪府生まれ。62年日本聖書神学校卒業。63年より横浜菊名、横浜岡村教会を牧会し、05年隠退。  遺族は妻・利川明子さん。   田傳治氏(隠退教師)  17年2月8日逝去、89歳。栃木県生まれ。52年受允、88年受按。52年より毛呂、大塚平安、浪江、安積、勿来教会を牧会し、05年隠退。  遺族は息・田信治さん。   加藤善治氏(無任所教師)  17年4月4日逝去、67歳。愛知県生まれ。74年関西学院大学大学院卒業。83年より聖和大学、関西学院大学に12年まで務める。  遺族は兄・加藤三之さん。   澤村ツネ氏(隠退教師)  17年6月25日逝去、89歳。東京都生まれ。54年日本聖書神学校卒業。57年より茅沼伝道所(60年愛光伝道所に改名、70年廃止)、栗山……

【4868号】伝道のともしび 東日本大震災、そして教会復興後5年を迎えて

 岩沼教会は、東北学院の創始者である押川方義、吉田亀太郎の伝道により、1885年(明治18年)10月30日に奥州街道沿いに設立されました。  1930年(昭和5年)に岩沼市役所の近くに移転(設立後45年)して、プロテスタントでも珍しい、石造り(総石造り、凝灰石)の会堂が建てられました(献堂87年目)。  2011年3月11日、東日本大震災により、建物に亀裂が入り、一時は、赤紙が貼られ、使用不可能となりました。しかし、岩沼市民の方々や、教会内外の多くの方々の支援を受け、僅か1年もたたないうちに教会建物が復興できました。教団からの1400万円もの多額な借入も、早くに返済することが出来、感謝に堪えません。  毎年、多くの方々に、岩沼教会の復興を覚えて、力強い励ましを頂いています。  昨年7月には、京都教会(入治彦牧師)の方々が、暑い中、車で茶道具を運んで、美味しいお抹茶を……

【4868号】キリスト教学校人権教育セミナー

 第28回キリスト教学校人権教育セミナーが8月18~19日、共愛学園(群馬県前橋市)で開催された。「今日、会いに行こう今、知る、出会う、共に生きる」の主題の基に開会礼拝、基調報告、主題講演、リレートーク、分科会、聖書研究、派遣礼拝などのプログラムで進められた。  主題講演は群馬県出身の東京基督教大学の山口陽一教授が「群馬県で考えるキリスト教学校の教育的使命」と題して行われた。新島襄と内村鑑三が群馬県出身だが、群馬県にキリスト教を根付かせた柏木義円、住谷天来、周再賜といった牧師の行った人権の尊重と獲得の歴史を語った。特に柏木義円の公娼廃止(群馬県は全国初の廃娼県)、臣民教育廃止、非戦論などの思想は群馬のキリスト教及び共愛学園、新島学園の教育の中に受け継がれていると語った。  分科会は5つのテーマに分かれていた。①部落差別とどう取り組むか、②学校とセクシュアル・マイノリティ、③在日……

【4868号】人ひととき 梶原 友広さん 主において喜ぶ 人生へ

 「幼い頃は、教会の庭がいつもみんなの遊び場でした」。梶原友広さんは懐かしそうにそう語ってくれた。小学生の頃は学校から帰ると自宅の隣の教会で、友達と暗くなるまで遊ぶのが毎日の楽しみだった。しかしその時にはまだ、日曜日に礼拝堂に足を踏み入れることはなかった。  やがて成人したとき、自宅のポストにクリスマス・イブ礼拝の案内チラシが入っていた。ご近所付き合いのあった当時の牧師の誘いもあってクリスマス・イブ礼拝に初めて参加した。それが生まれて初めての礼拝だった。それ以来、年に一度クリスマス・イブには教会の礼拝に参加するようになった。  転機が訪れたのは2011年3月11日に起こった東日本大震災。自宅は少し高台にあったため、津波の直接の被害はなかったが、最愛の叔父が犠牲になった。「大好きだった叔父を助けてあげられなかった」、しばらくはその無力感に苛まれた。そうした中で「神さまにすべてを委……

【4868号】教団全体における宣教協力

 7月、奥羽教区秋田地区において、第11回秋田地区修養会が開催された。秋田地区内の16の教会より約90名が集い、講師より、「主の祈り」についてじっくりと学ぶことができた。一教会ではなかなか招くことができない講師を、地区や教区が主催する集会においてお招きし、その恵みに与ることができることは本当に幸いなことである。  ところで、同講師が牧師をしておられる東京のD教会では、年に一度、交通費を教会が負担して、同講師を地方の教会における奉仕のために派遣しているとのことであった(この度の地区修養会はそれを利用したものではなかったが)。  このことは、地方の小規模教会にとってはとてもありがたいことである。すでに秋田地区内のある教会ではそれを利用して同講師に来てもらい(何年か待ったとのことであるが)、礼拝説教と特別集会での奉仕をしてもらったということであった。  これは、同講師が以前、地……

【4866・67号】第40総会期第2回常議員会

2017年8月5日
熊本・大分地震被災教会現況、再建報告  40総会期第2回常議員会は7月10・11両日、教団会議室で開かれ、常議員30名全員が出席した。小橋孝一常議員による開会礼拝後、議事に入り、石橋秀雄教団総会議長は、「いくつかの教区総会を問安したが、教勢の衰退傾向が気になった。今総会期中、2度教区議長会を持つので、話し合って行きたい」と述べた。佐々木美知夫副議長は、教区総会問安で、印象に残ることとして、「四国教区が、互助への取り組みに力を入れている」ことを挙げた。  冒頭、梅崎浩二九州教区議長は、九州北部豪雨被害について、「果樹栽培の朝倉(福岡)、林業の日田(大分)両地区で甚大な被害が出たが、玖珠教会(大分)の保育園に被害が出た以外は、教会、信徒宅に大きな被害は出なかった」と報告した。  総幹事報告で、道家紀一総幹事事務取扱は、文書報告以外の報告として、「主座教会(大阪教区)が3月末で、被……

【4866・67号】▼伝道委員会▲四国・高知にて委員会開催

 40総会期第2回委員会が、6月19~20日に高知中央教会にて行われた。益敏牧師が、益守栄協力牧師、教会役員と共に新会堂のために支出された開拓伝道援助金への感謝を改めて述べた。  小池正造委員による開会礼拝がささげられた。  大三島義孝幹事より、業務報告及び会計報告を受けた。宣教委員会、農村伝道担当者、伝道推進室、リフォユース500実行委員会から、各担当報告を受けた。2016年度決算説明を受け、日独ユースミッション及びリフォユース500にそれぞれ20万円の補助金を支出したことを報告、承認した。  第11回「農村伝道」に関する協議会(2018年2月開催)の準備を進め、東海教区の農伝協議会と共に行う予定を確認した。本協議会としてはフィールドワークを含めたいなどプログラムの持ち方や、共催の在り方、経費の分担方法など、更に明瞭にしなければならない課題がある。東海教区の農村伝道委員……

【4866・67号】▼熊本・大分地震被災教会会堂等再建支援委員会▲熊本、大分をそれぞれ分担し視察

 熊本・大分地震被災教会会堂等再建支援委員会は6月26~27日、熊本・大分の2チームに分かれ、被災教会を訪問視察し、被害の状況、再建計画などの説明を聞いた。詳しい報告は、教団ホームページを参照してもらいたい。  熊本チームは、日下部遺志九州教区副議長、川島直道牧師(錦ヶ丘)、難波信義牧師(熊本草葉町)の案内で、被災教会8教会の内、7教会を訪問した。  熊本草葉町教会は補修工事完了。錦ヶ丘教会は補修済みだが十字架塔の再建は準備中。隈府教会は建物老朽化のため建て替えを決議、着工待ち。武蔵ヶ丘教会と熊本城東教会は見積もり・修復の業者順番待ちである。この2教会は順番待ちをしている中、昨年、また本年7月初めの大雨の時に雨漏りの二次被害にあったとのこと。早急な修理が望まれる。合志豊岡伝道所は破損軽微であるが工事は未着手。在日大韓基督教会熊本教会は「建物要注意」の診断だが、修復か建て替えかの……

【4866・67号】▼教育委員会▲教会学校から青年伝道まで広くカバーして

 40総会期第2回教育委員会が6月26〜27日、教団会議室で開催された。  宗教改革500周年というメモリアルイヤー。今年の夏は中高生・青年を対象にした大きな行事が目白押しである。台湾ユースミッション、日独ユースミッション、リフォユースなど、それぞれの進捗状況が報告された。その中で、今年度を単なる記念の年として終えてはならないこと、教団が青年に対する働きかけをするにあたって、確固とした足場を組める絶好の機会であるという認識が共有された。あまり時間をかけず、確実に取り組んでいくことが必須である。  また、それに関連して、第7回教区青年担当者会(9月4〜5日)についての準備が行われた。青年への牧会・伝道に関わる人は必ずしも「教区」の枠組で動いているとは限らない。青年に対する活発な働きをなしていくうえで、より多くの人が参加する工夫が必要である。今年はまず、講演の部分を公開にするなど、……
PageTOP
日本基督教団 
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2024
The United Church of Christ in Japan