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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4879号】教区総会

2018年3月31日
教区「ハラスメント防止」規則制定を可決 神奈川教区  第139回神奈川教区総会は、2月24日、清水ヶ丘教会で正議員235名中170名出席で開催された。  今回の総会は、比較的穏やかに進行されたが、いくつかの点で特筆すべきことがあった。  按手礼執行議案に関して、志願者の所信表明への質疑応答途中で、議長が議案可決前に行っていた「教師検定試験が神奈川教区から見て不当であるとまでは言えない」との採決をしないでほしいとの発言がなされた。この発言に今後検討するとした議長団に対して、今のまま執行してほしいという意見と、今後検討するとは、具体的にいつ、いかなる時かとの質問があった。三宅宣幸教区総会議長は、「総会議事の進行は、三役で検討し、常置委員会に確認し、次回に反映している。この形についても検討していきたい」と答え、従来通りの採決方法で4名の按手礼が執行された。  次年度の計画案……

【4879号】宣教委員会 宣教方策会議、意見集約について議論

 第4回宣教委員会が宣教方策会議に引き続いて3月6~7日、富士見町教会で行われた。議事に先立ち、堀眞知子委員司式による礼拝にて開会した。今回の主たる議題は、宣教方策会議の反省と評価、また、「牧会者とその家族のための相談室」の設置に関わることであった。  宣教方策会議については、はじめて試みられたワールドカフェ方式の分団の評価に集中されたといっていい。細かい点での反省はあるものの、それにもましてワールドカフェである。ワールドカフェとは、参加者が各課題すべてについてコメントをすることが主とされ、議論の場というよりはアイデアを出すことに集中される会議方式である。それゆえ、発言力のある一部の意見に分団協議が支配されることなく、参加者すべてが平等に発言することができるとともに、限られたテーマに偏ることなく、すべてのテーマを課題とすることができる点が利点である。  一方、議題の深まりという……

【4879号】教区議長コラム 関東教区 教区・教団一致の要として

 関東教区は、5つの県からなる5つの地区が、それぞれの地域的特色を活かしながら宣教の課題を担っている。毎年、積雪に悩まされる日本海に面した新潟地区から、群馬地区、埼玉地区、栃木地区とつながって、太平洋に面した茨城地区まで、気候・風土も大きく異なる。  新潟、群馬、栃木、茨城の4地区は、それぞれが20前後の教会・伝道所で構成されているのに対して、埼玉地区には60を越える教会・伝道所がある。教勢の報告を見れば、埼玉地区は現住陪餐会員数においても、経常収入においても、教区全体の約半分を背負っていることになる。  教区の集会や委員会を開催するときは、全体の集まりやすさや交通費のことを考えると、埼玉の教会を会場とするのが現実的となる。全体で集まるときは埼玉に、しかし、日常的な教会同士の協力や交流は、地区ごとに展開して行くこととなる。  そういう現実を踏まえつつ、関東教区では、教区の……

【4879号】信仰職制委員会 隠退届受理について審議

 第4回信仰職制委員会が、2月21~22日に全委員と担当幹事の出席のもと、日本キリスト会館内NCC会議室にて開催された。  最初に前回議事録承認をした。今回当委員会に対して答申を求められた諮問はなかった。  その後、道家紀一総幹事事務取扱からの問い合わせ事項「教師の隠退届けの受理に関する件」を審議し答えた。  次に、今期当委員会の課題となっている、各教区における按手礼式・准允式の執行について協議した結果、これから持たれる各教区総会での按手礼と准允式の執行状況についてその内容を把握してもらうことを総幹事に要望することにした。同時に《教団における教師とは何か?》という点について、特にどのような職務が委託されており、その職務の委託が実際の按手礼式や准允式に於いて正しく為されているかを今後も注視して行くことを確認し、継続審議とした。  次回委員会は7月30~31日、教団事務……

【4879号】消息

大野一夫氏(無任所教師)  17年12月7日逝去、86歳。84年受允、88年受按。84年より稚内、札幌北部教会を牧会。  遺族は妻・大野璟子さん。   齋藤雄一氏(隠退教師)  18年1月7日逝去、86歳。東京都生まれ。54年日本聖書神学校卒業、55年より宇佐美、横須賀上町教会を牧会し、91年隠退。  遺族は妻・齋藤寛子さん。   有澤僚悦氏(無任所教師)  18年2月3日逝去、78歳。富山県生まれ。69年青山学院大学大学院卒業。70年より砧、安行教会を牧会し、新島学園女子短期大学に05年まで務める。  遺族は妹・櫻井佳余子さん。   大塩清之助氏(隠退教師)  18年2月11日逝去、91歳。広島県生まれ。59年東京神学大学大学院卒業。同年より信濃町、板橋仲宿、板橋大山、町屋新生教会を牧会し、09年隠退。  ……

【4879号】伝道のともしび 東日本大震災後7年 感謝と報告、展望、課題 菊地一男

 郡山細沼教会の歴史は、日本基督教会須賀川講義所に赴任した多田晋伝道師によって始まります。1893(明治26)年、今から125年前のことです。歴代の牧師は、創立初期には主に東北学院神学部(創立者・押川方義。日本基督公会創立者の一人)で養成された牧師が派遣され、献身的な信徒と共に郡山伝道を担ってまいりました。  礼拝堂は築89年。国の有形文化財に登録され、色爽やかなステンドグラスと小型パイプオルガンを備えたクラシックな音響の良い会堂です。この会堂が、7年前、3月11日に大震災に見舞われました。建物には大きな亀裂が入り、牧師館は、使用不能の状態になりました(旧牧師館は除却)。  さらに追い打ちをかけるように、福島原発の放射能の一部が県浜通りから中通りまで到達し(直線距離約55km)、立ち木も含め除染が必要になった次第です。  筆者は、震災半年後、隣りの本宮教会に赴任し、礼拝堂……

【4879号】「クリスチャントゥデイ」声明・説明会

 2月23日、『クリスチャントゥデイ(以下CT)など張在亨牧師グループ(以下張グループ)』に関する説明会が教団会議室で開催され、キリスト教各教派・団体、報道関係者など87名の参加があった。  冒頭、教団・統一原理問題連絡会(以下連絡会)世話人の豊田通信牧師(仙台五橋教会)より、説明会開催に至る経緯について説明があった。  本年1月27日付で石橋秀雄議長より出された「クリスチャントゥデイなど張在亨牧師グループに関する声明」は、2008年6月に山北宣久議長(当時)より出された「『クリスチャントゥデイ』に関する声明」の有効性を再確認するものであり、連絡会が調査を行った結果であることが報告された。  続いて、連絡会世話人の齋藤篤牧師(深沢教会)より、連絡会がおこなった調査内容についての説明があった。  連絡会は、CT疑惑を指摘したキリスト教教職者を、名誉棄損で提訴した民事訴……

【4879号】人ひととき 小野なおみさん 御心を問いつつ

 「最近ようやく人生の出来事の辻褄が合って来た」。迷い、悩むことの多かった自身の歩みを振り返りつつ、小野なおみさんは語る。何のつながりも見いだせなかった一つ一つの出来事が結び合って行くような感覚だという。  4代目のクリスチャン。幼児洗礼を受け、20歳で信仰告白。劇的な回心の体験があったわけではない。  音大で音楽理論を学ぶことを志したが、「オルガン科なら」とピアノの先生から言われ、オルガン科に進んだ。  教会オルガニストであった祖母が目標のようになっていたのかもしれないが、それを自覚したのは後になってからだ。リードオルガンしか知らない祖母のアドバイスは、奏法が異なるパイプオルガンに取り組む自身のためにはならないように思えた時期もある。  音大卒業後、フランスに留学、充実した学びの時を過ごした。その学びを活かし、宮城学院女子大学で教え、東北学院、尚絅学院でもオルガニ……

【4877・78号】第40総会期第4回常議員会

2018年3月3日
教団機構改革・総会経費削減へ  第40総会期第4回常議員会は、2月5・6両日、教団会議室で、開会時26名が出席して開催された。大友英樹常議員による開会礼拝後、議事に入り、総幹事報告で道家紀一総幹事事務取扱は、「熊本・大分地震救援対策では、熊本草場町、隈府、熊本城東教会に1572万円、既に送金した由布院、別府不老町教会と合わせ、5教会に8072万円を送金した」と報告した。  加藤誠世界宣教幹事は、「宣教協力学校協議会加盟校約40校中、3分の2で宣教師不在となっている。これらの学校に宣教師派遣のプログラムを行った」と報告した。  熊本・大分地震被災教会会堂等再建支援委員会報告で、髙橋潤委員長は、「1月27日現在の募金総額は、1億1031万9802円。九州教区に寄せられた募金が、1月9日現在で6789万円余。八代教会が近々工事に取り掛かる予定。教区に寄せられた九州北部豪雨への献金は……

【4877・78号】教育委員会 青年担当部門設置に向けての準備

 第4回教育委員会が、1月30、31日、名古屋・中京教会で開催された。  今回は特に、教団における青年担当部門設置に向けて議論された。宣教委員会からの提案を受け教育委員会内で様々な具体案を出し合った。どのような立場が望ましいのか、自由な時間の枠組みが求められるであろうことを踏まえて、どのようにより良く働くことができるのか、資金面のことや専任スタッフのあり方についてなど様々な課題があるものの、工夫して青年への伝道・牧会へ柔軟に働きかける体制を早急に整えたいという姿勢である。  17年度は様々な青年向け行事が教団で開催されてきた。3月20、21日に開催される青年対象の大規模なイベント「リフォユース500教会青年大会」は、資金難の中、様々な準備が進められている報告を受けた。  また、8月17~26日には台湾ユースミッションが台湾で実施される。台湾基督長老教会(PCT)との交流は……
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