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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4882号】▼伝道対策検討委員会▲「改定案・骨子」教区総会で説明

2018年5月26日
 4月3日、教団会議室にて、第6回教団伝道対策検討委員会を開催した。  前回議事録承認、第3・4回教区議長会議報告の後、教団機構・財政検討小委員会より、「教団機構改定案・骨子」、「全国伝道推進献金試案」、「教団奨学金献金試案」が提示された。その主な内容は次の通りである。  日本伝道においては、各地域に立てられ、地域に仕えて伝道している教会・伝道所が伝道の拠点であり、それらを支えることが日本伝道の進展をもたらすものである。そのことを踏まえ、教団常議員会において、「祈祷運動」、「信徒運動」、「献金運動」の三つを柱とする「教団伝道推進基本方針」を策定した。  そして、伝道に集中する態勢を整えるために、教団の機構と財政の検討が必要であることから、「教団機構改定案・骨子」を作成した。その主な内容は、教団総会議員の減員、常議員会構成員見直し、現行委員会制の改編(総務局、伝道局の設置な……

【4882号】▼教師委員会▲「新任・継続」教師研修を準備

 第5回教師委員会は、4月3日、教団会議室にて開催された。主に二つの研修会について話し合い、準備をすすめた。  第一は、「新任教師オリエンテーション」である。6月11~13日、ハートピア熱海で実施する。「伝道を共に担う教団の教師」というテーマに基づき、石橋秀雄教団議長に講演をしてもらう。教団議長として教師に望むことを語ってもらうことにしている。さらに、島隆三東京聖書学校前校長に講演をしてもらう。教師の霊性に対する深い理解があり、教師として何が大切であるかを教えてもらうことになる。三日間共に集う中で、新任教師たちがさまざまな違いを超えて同労の教師としてのつながりを豊かに持てることを、毎回感謝している。今回も意味深いものとなるに違いない。  第二は、「教師継続教育研修会」である。伝道推進室が行ってきた「夏期研修会」に代わるものである。教師委員会主催としてはじめて実施することになるが……

【4882号】教区議長コラム 西東京教区 願念 望 礼拝共同体の喜びを共に

 西東京教区は1999年の設立以来、日本基督教団信仰告白を奉じ、教憲・教規に堅く立ち、宣教の三本柱「伝道・連帯・奉仕」を掲げて歩んできました。  2017年度は教区宣教活動計画により、「教区による立川開拓伝道としての立川からしだね伝道所の土地建物取得」、「教区青年活動の充実」、「他教区との交流および宗教改革500周年記念集会への参加支援」、「震災被災教区への支援」を年度の重点活動項目として共に歩んできました。  教勢という面では教団全体と同じくとても厳しい状況ですが、このような時こそ、礼拝の恵みのうちに主イエス・キリストの福音による喜びに共に生きていきたいと願います。  教区のさまざまな集会や取り組みが諸教会・伝道所の歩みを支え、キリストのからだの一部分の働きとして祝福されていることを信じています。教区のそのような歩みは、全体教会としての教団を支えるものであり、たとえば、……

【4882号】▼「障がい」を考える小委員会▲10月開催「全国交流会」を準備

 宣教委員会の下に設置されている当小委員会は、「障がいを考える全国交流会」を2年ごとに主催している。10月1~2日には「牧会者ならびにその家族の精神的ケアを考える」を主題に全国交流会を開催する。  また「牧会者とその家族のための相談室」設置は当委員会の祈りの課題である。  4月16~17日、第3回委員会を瀬戸キリスト伝道所(高知)にて開催した。1日目は委員会協議の時を持ち、2日目は、今秋の全国交流会講師の杉本園子氏(高知教会員、臨床心理士)を招き学びと懇談の時を持った。委員会を高知で開催したのは、高知で働きを担っている杉本氏と会うためである。  1日目の協議では、主に全国交流会のための準備の確認をした。各教区を通して参加申込みしてもらいたい。  また、「相談室」設置準備委員会の加藤幹夫委員長より経過報告を受けた。常議員会では時間を割いて審議され、理解が深まったこと、……

【4882号】セクシャル・マイノリティ理解を求めて

 去る3月27日、教団会議室にて部落解放センター主催の「第31回神学校等人権教育懇談会」が開催された。8つの学校から9名の教師と部落解放センター担当者を合わせて21名の参加があった。この懇談会は神学教育・キリスト教主義教育における人権教育の深化と発展を求めて、積み重ねられている。  今回の主題は「教会内外におけるLGBTセクシャル・マイノリティ差別について」だった。LGBTセクシャル・マイノリティの理解は教会内外に広まりつつあるが、まだまだ根強い差別と偏見があると言わざるを得ない。日本基督教団において同性愛者が牧師になることを巡って激しい議論が起こってから20年が経過した。この課題を今日的視野から問い直すと共に、セクシャル・マイノリティについてより深く学び、無意識にも意識的にも差別をしない福音共同体の形成と発展を求めて、今回の懇談会は行われた。  森なおさん(加古川東教会)によ……

【4882号】周縁からの宣教

 3月8日から13日にかけて世界教会協議会(WCC)の世界宣教伝道会議がタンザニア・アルーシャにて開催された。テーマは「霊に導かれて進むことー変革をもたらす主の弟子となることへの招き」だった。全体で1000名以上、日本から10名が参加、教団世界宣教委員会からは、野川祈氏(国立)と三浦洋人氏(仙台北)を派遣した。  会議は、礼拝、聖書研究、社会と教会が抱える課題についての発題とワークショップから成り、特に10日は「周縁からの宣教」(Mission from the Margins)というテーマで障がいを抱える人、少数民族、移民、女性等から発題があり、討論する時間があった。ここで言う周縁とは社会から弾き出された弱者を指す。確かに周縁に置かれている人々に眼差しを注ぐことは極めて重要であるが、「周縁や少数者という言葉を用いること自体が、中心にいる自分たちと、そうでない人々を既に差別してしまう……

【4882号】人ひととき 橋本 伊作さん 成長させてくださるのは神

 かつて「江戸優り」と言われるほどに栄えていた水郷の町・佐原には、屋号を代々引き継いでいる商家が多い。橋本伊作さんは「司佐野屋」に生を受けた。曾祖父は今年で創立130年となる佐原教会の当初からの教会員で、橋本さんは四代目にあたる。「あなたの家は教会守りなんて、よく言われますが」と、橋本さんは面映ゆげに目を伏せた。「人間に神様を守れるはずがありません。恩寵の中に置かれているのは私どもです」。  教会に通うことを当たり前として育ったが、主との出会いはなかなか訪れなかった。千葉支区中高生修養会で、感動的な証しを語る仲間が羨ましかった。信仰ばかりでなく身近な事柄を、頑ななまでに真剣に受けとめ悩む十代を送る中で「その日の苦労は、その日だけで十分である」の聖句が心に沁みた。深く慰められ、今日を大切に生きることだけに集中しようと決めた時、心底から楽になった。  高校2年で受洗した。救われた喜……

【4882号】アスファルトを突き破って

 3年前、教会駐車場のアスファルト舗装工事をした際、余ったアスファルトを、雑草で悩まされていた細長い隙間に敷いてもらった。工事担当者からは、「下地をきちんとやっていないから草が生えて来ますよ」と言われた。  その言葉の通り、アスファルトを突き破って、草ならぬ、球根を全部移植したはずの水仙とチューリップが顔を出し、前よりも大きく育った。花の生命力の強さに皆驚いたが、埼玉から引っ越して来られた会員が本当に感動して見ていた。彼女は息子さん家族がおられる秋田に転居して来られたのであるが、冬の寒さと雪国の生活の厳しさにいささか気落ちしておられた。  彼女が先日、「こんな記事がありました」と、新聞の切り抜きを見せてくれた。あるテレビ番組の紹介記事で、アスファルトの下は乾きにくく、光が当たりやすいので、植物の成長には好条件なのだとあった。植物学者の、「(植物にとって)ハッピーだと思いますよ」……

【4880・81号】イースターメッセージ 復活の主は不安と恐れのただ中に 山本 一

2018年4月21日
その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ。イエスは重ねて言われた。「あなたがたに平和があるように。父がわたしをお遣わしになったように、わたしもあなたがたを遣わす。」《ヨハネによる福音書 20章19~21節》 命のための行進ーヘッドライトの働きを担った高校生  イースター・主の復活をお祝いいたします。  ここアメリカで3月24日に歴史的な「命のための行進」が行われました。それは過日、フロリダ州で起こった銃乱射による高校生殺害の事件に端を発した銃規制を呼びかけるものでした。  アメリカでは年間3万5000人が銃によって命を落としていると言われます。その内、子ども及び……

【4880・81号】2018年春季教師検定試験 83名受験、正・補教師、転入67名合格

テキストに真剣に向き合い、喜びを見出し、語り出すように  2018年春季教師検定試験が、2月20~22日、キリスト教会館、早稲田奉仕園を会場として行われた。初日、筆記試験、2~3日目、面接試験が行われた。補教師58名、正教師21名、転入4名が受験した。今回、受験生が多く与えられた。伝道者が不足している厳しい現実にあって、主が日本基督教団の教師としてこれだけ多くの伝道者を立ててくださっていることに感謝した。試験の結果、補教師合格44名、継続6名、不合格8名、正教師合格19名、不合格2名となり、転入4名も認められた。  教師検定試験は伝道者としての召命を問う試験である。筆記試験、面接試験を通して、伝道者としての召しが問われた。  そこで問われるのが、伝道者が語る言葉であった。福音を聴く魂の奥底まで届く、明晰で、鋭く、慰めに満ちた福音を語っているかが問われた。そのために、伝道者とし……
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