心が癒されるための継続的支援を
8月5〜8日、教団が実施するボランティア(第一次日程)に参加しました。
今回の作業内容は、牧師館の整理と信徒宅での貴重品の探索でした。ここに書けることは限界があります。この報告で端的にお知らせしたいことは「できれば行って、見て、力になってください」ということです。今後、この支援活動が継続し、意義あるものとなっていくことを願って報告します。
現地の状況をざっくり言うと、大きな傷痕を残しつつも、生活に必要な物は整えられてきているという印象でした。地面は亀裂が入り、車で走ると凸凹です。全て補修したのであろう新しい道路、半分になってしまったのを補修した道路、階段のような隆起を埋めた道路を走るだけで、ここまで整えるのにどれだけの労苦があっただろうと思います。
輪島の街は、崩れた家や建物が多く残っていました。電柱や信号機はどれも傾いていますし、朝市は文字……
東海教区/青年修養会、九州教区/平和セミナー
東海教区中高生・青年修養会2024
「罪ゆるされて生きる」を主題に
東海教区は年一度、中高生・青年修養会を開催しています。7月の海の日を基準に前日の日曜夕方から月曜昼まで行ない、今年度は7月14〜15日、御殿場東山荘で「罪ゆるされて生きる」の主題のもと、青年6、中高生0、委員他17、当日病欠2で全参加者23でした。少ないようですが毎年の参加者の他、新しい参加者もあり、活発な会となりました。
例年は講師を教区外から立てていましたが、今回は担当委員が二度の講演、開会閉会礼拝、早朝祈祷、讃美伴奏など、総ての役割を担いました。このような集まりでは参加者が来て良かったと思えるような全体の流れや雰囲気が特に重要です。会後の感想から参加者の満足度の高さが伺われました。講演も、内容を受けとめての今後の歩みへの影響も、ある深さまでは及んだのではない……
I Love Taiwan Mission 2024年7月4日〜19日
5名の青年をボランティアとして派遣
台湾基督長老教会(PCT)青年委員会主催の I Love Taiwan Mission(ILT)が開催され、教団の台湾協約委員会から5名の青年を派遣した。日本以外に、カナダ、アメリカ、韓国、ニュージーランドとインドの教会から合わせて23名、PCT受入青年が37名、計60名が集った。
今年のテーマは「目標を目指してひたすら走る」(フィリピ3・13)。初めの3日間は新北市崇光高校にて、オリエンテーションを行い、その後、10日間、青年たちはボランティアとして台湾各地の教会へ派遣された。派遣後、新竹聖書学院に集まり3日間の報告会を行った。
教団から派遣した5名の青年は、台北中会の士林教会に1名、台中中会の復興教会へ2名、排湾中会のKazangiljan(佳義)教会に1名、Ci……
【5023号】I Love Taiwan Mission「目標を目指してひたすら走る」(1面)
【5023号】荒野の声(1面)
【5023号】▼︎教師継続教育研修会・教師委員会▲︎(2面)
【5023号】能登半島地震報告《ボランティアから》(2面)
【5023号】第42総会期第12回 臨時常議員会(2面)
【5023号】各教区それぞれに、夏の行事を開催(3面)
【5023号】事務局報(3面)
【5023号】教師検定試験公告(3面)
【5023号】2024 平和メッセージ(4面)
【5023号】人ひととき(4面)
【5023号】沖へ漕ぎだして、網を打て(4面)……
コロナで落ち込んだ礼拝出席者数がなかなか戻らない、という教会は少なくない。高齢者が戻りにくいのは分かるが、礼拝堂に集まることに必然性や必要性を感じなくなっている人々が若い世代にも広がっている。
他教会員や求道者から、「ふだんはオンラインで礼拝に参加しています」とか「ネットで聖書を学んでいます」という話を聞く。同じ感覚で、どこかの教会の集会にも出てみる。そうした信仰生活に問題を感じているわけではなく、むしろそれは「ふつう」なのだという。
富士見町教会では2020年4月から、主日礼拝のオンライン配信を開始した。その時点では、今のような状況も想定はしたが、これほど早く「ふつう」になるとは思わなかった。おそらく他の教会でもそうだろう。
ネット上ではすでにインターネット教会、オンライン礼拝や聖研の類いが溢れていて、内容の充実したものもある。「教会に所属する必要があるのか」、「礼拝堂での……
2025年春季教師検定試験を下記の要領で行います。
一、受験要綱の申し込み
受験要綱と教団指定の願書用紙は165円切手を同封し、正教師受験志願者か補教師(A、B、Cコースの別も)受験志願者かを明記した上、封書でお申し込みください。
なお、正教師受験志願者は「教師検定規則第12条②」によるものに限ります。
二、受験願書の提出
受験願書と必要書類を整えて、受験料とともに所属教区に提出してください。
①教区締切 2024年11月18日(月)
(教区により締切が異なる場合がありますので、教区事務所に確認してください)
②教団締切 2024年12月18日(水)
(各教区から教師検定委員会に提出する際の締切です)
*受験料は正教師1万3千円、補教師1万円
三、補教師について
①「説教」「釈義」の課題テキスト
旧約 創世記22章1〜14節
新約 ヨハネ……
現場から離れ、霊的な養いと励ましを受ける
2024年度の教師継続教育研修会が7月30日〜8月1日、関西セミナーハウスを会場にして行われた。参加は16名。主題は「説教と牧会」で、講師は越川弘英氏(同志社大学名誉教授)と小泉健氏(東京神学大学教授)。
越川氏は、広義における牧会は、教会形成に関わる全ての働きを含み、説教の働きはその一つであると述べ、「牧会的説教」の重要性を説いた。その一つの試みとして「オールインワン説教」、「一書説教」を紹介した。「オールインワン説教」とは創造から終末までの歴史を通してキリスト教信仰を概論的に説教するもので、「一書説教」はイザヤ書やパウロ書簡など一書まるごと概説的に講解説教することである。いずれも会衆のキリスト教信仰と聖書全体に対する理解を深めるのが狙いである。
小泉氏は「説教と牧会はどちらも神の言葉に仕える働きである」と述べ、それぞれについて多角的……
藤井 實(隠退教師)
20年2月7日逝去、99歳。北海道生まれ。82年受允、85年受按、82年より小樽教会、倶知安伝道所、手宮教会牧会し、99年隠退。遺族は姪・髙頭セイさん。
木村 徹(無任所教師)
23年10月8日逝去、82歳。東京都生まれ。69年東京神学大学大学院修了、72年より73年まで本郷教会を牧会。遺族は妻・木村章子さん。
青木敬和(隠退教師)
24年7月1日逝去、93歳。高知県生まれ。55年同志社大学大学院修了、同年より洛陽、鹿島教会牧会し、04年隠退。遺族は息・青木和人さん。
仲澤一彦(隠退教師)
24年7月5日逝去、84歳。兵庫県生まれ。65年関西学院大学大学院修了、同年より加古川東伝道所、大阪城北、姫路福音教会、明舞伝道所を牧会し、07年隠退。遺族は妻・仲澤道子さん。
多芸正之(隠退教師)
24年7月30日逝去、80歳。京都府生まれ。68年同志……
「かもしか」のように
小谷 朋子さん
小谷朋子さんは、甲子園で生まれ、六甲おろしを聞きながら育った。看護師と福祉専門学校講師の二足の草鞋で日々頑張っている。神様から看護や人を育成する賜物を与えられ、それを天職として活かしている。 小谷さんが教会に行くようになったきっかけは、介護が必要なクリスチャンの友人にある時、「兵庫松本通教会の礼拝に同行してほしい」と依頼され、付き添いという形で礼拝に出席したことだった。それ以来、介護の付き添いということで礼拝に出席し続け、次第にキリスト教の信仰に関心を持つようになったという。当時の牧師、廣瀬満泰牧師が新居浜市へ転居したことに伴い、新居浜教会にも3ヶ月に1度のペースで礼拝に通うようになり、2020年7月に新居浜教会で洗礼を受けた。 教会での奉仕は、子ども食堂や礼拝後の教会ランチの手伝いを積極的に担っている。明るくユーモアのセンスもあるので、子ど……
欧米で移民が政治における大きな争点となる中、雇用環境や治安が悪化したとの主張が声高になされるのを耳にすることが増えた。中には、全ての原因を移民に帰するような過激なものも少なくない。日本においても移民を危惧する論調が強まっている。▼この状況に直面して思い起こすのは、外から体に入るもので人を汚すものはなく、「人の中から出て来るものが人を汚す」と語る主イエスの言葉だ。「昔の人の言い伝え」を守り、腹の中に入る食べ物に注意を払っていた人々に、心の中から出て来る「悪い思い」こそ問題であることを指摘する。▼この「外から」ではなく「内から」という見方の転換は、集団における人々の態度にも当てはめることができるだろう。自分たちが属する集団が受け継いでいる文化や伝統の優れていることを主張しようとする時、身の回りで生じる悪の原因を外にのみ見る姿勢が生まれ、内にある問題が見えなくなりがちだからだ。▼移民政策につい……