牧師になってから初めて出席した同窓会で、会場に入るなり「皆〜私たちは何があっても大丈夫〜アミを神さまにお捧げしたから〜!」との声。「あのね、一人捧げると全員救われる仕組みじゃないから」「そうなの?(笑)」そんな彼女は、私が不定期で説教奉仕をしていた教会のクリスマス・イヴ礼拝に2回出席してくれた。讃美歌を聴くと色々想い出がよみがえるという。同窓会を短い礼拝から始めたいと頼まれたので終わりに「では久しぶりの方もいるでしょうが、お祈りしますので『その通りです』という意味のアーメンと言ってください」と伝えて祈った。「懐かし〜い」「久しぶりに言った〜」素直な感想が飛びかった。
賛美や祈りを想い出に封じ込めるのではなく、今を生きるものとするには、聖霊の導き以外、信仰者に何が出来るだろうか。
『主イエスの洗礼は、神さまがわたしたちに差し出してくださった手です。(略)わたしたちにできる最善のこと……
「宣教課題としての貧困と格差の問題」
1月27〜28日九州キリスト教会館にて第59回西日本5教区合同宣教研究協議会が開催された。教団宣教研究所と東中国・西中国・四国・九州・沖縄の各教区の宣教研究部門の代表が集まって、各々の研究課題や働きについて報告しあい協議するものである。年に一度、担当教区が企画して他諸教区を招いて実施する。今回は九州教区が担当。沖縄教区は2002年以来「教団と距離を置く」との立場から公式には代表派遣しておらず、今年も爾余四教区と教団宣教研究所からの出席となった。
一日目は、開会礼拝の後、九州教区の牧村元太郎委員より同教区宣教研究所が研究課題としている「宣教課題としての貧困と格差の問題」について発題があり、意見交換を行った。続いて、「『教勢低下』といわれる状況下における伝道と互助」という題で、各教区の現状を報告しあい懇談した。九州教区教会協力委員長の梅崎浩二教師に……
運営委員長、副委員長、常任運営委員を選出
第43総会期第1回運営委員会が1月30〜31日に教団会議室(ズーム参加含)にて開催。主な報告は以下の通り。
①内規に沿って運営委員長に鈴木祈、副委員長に飯塚拓也、書記に安達正樹、常任運営委員に上原惠、山内英子を選任。
②2025年3月25〜27日に大阪・阿倍野で第26回部落解放ユースゼミナール(仮称)が開催。
③第16回部落解放全国会議(奥羽教区・青森県にて、2025年10月7〜9日開催)のテーマは「ゆがみに気づく第一歩〜部落差別解消という『沖』を目指して」。シンティ・ロマ音楽バンドによる集会と講演も行われる(音楽集会は東京・神戸でも開催予定)。また第17回部落解放全国会議(2027年度)九州教区開催が九州教区常置委員会で承認されたとの報告があった。
④2027〜2028年度にかけて「同和問題」に取り組む宗教教団連帯会議(同宗連……
《常設委員会》
★=招集者、○=信徒(2025年3月13日現在)
〔宣教委員会〕
★小林克哉(札幌)、具志堅篤(読谷)、小宮山剛(逗子)、須賀工(越谷)
〔教師委員会〕
★福島純雄(福島)、内城恵(羽咋)、願念望(白鷺)、齋藤篤(仙台宮城野)、清藤淳(松沢)、町田さとみ(初雁)、宮川経宣(大和郡山)
〔信仰職制委員会〕
★田邊由紀夫(大曲)、伊藤英志(三軒茶屋)、井ノ川勝(金沢)、上原智加子(八幡鉄町)、小泉健(東京神学大学)、高橋爾(須磨月見山)、三ツ本武仁(香里)
〔教師検定委員会〕
★春原禎光(柏)、飯田敏勝(静岡草深)、上竹裕子(上野)、川島直道(錦ヶ丘)、武久盾(住道一粒)、成田いうし(磐上)、横山良樹(半田)
〔予算決算委員会〕
★宇田真(岩村田)、川村尚弘(駒場エデン)、工藤俊一(有田・伊万里)、佐野明子(塩谷一粒)、田村毅朗(東村山)、古旗誠(目白……
教師試験が「不当とまでは言えない」との決議が議案化
2月22日、第154回神奈川教区総会が清水ヶ丘教会を会場に開催された。開会時の出席人数は議員227名中146名だった。開会礼拝の後、会議開始に先立ち、議長と副議長がそれぞれ病気のため欠席であることが書記より告げられ、平良愛香議員が仮議長となった。
神奈川教区総会ではこれまで、按手や准允の議案の採決に先立って「今回の教師試験が不当とまでは言えない」という決議が行われてきた。しかし、この採決はこれまで、議案ではなく議長が議場で問うており、位置づけが不明確との指摘があった。常置委員会で改めて経緯と意義が確認され議論されること、常置委員会議事録と総会議事録にも記録が残ることなどの意義があると、前回の教区総会で議案化の要望がでていた。今回はそれに応えて議案化され、按手の議案の前に第1号議案として提出された。
この議案は、「今なお解決され……
【5030号】メッセージ 神の導く希望の岸へ(1面)
【5030号】︎機構改定検討委員会(2面)
︎【5030号】予算決算委員会(2面)
【5030号】154回神奈川教区総会報告(2面)
【5030号】社会委員会(3面)
【5030号】西日本5教区合同宣教研究協議会(3面)
︎【5030号】部落解放センター運営委員会(3面)
【5030号】牧会者とその家族のための相談室委員会(3面)
【5030号】年金局理事会(4面)
︎【5030号】農村伝道に関する協議会(4面)
【5030号】《第42総会期》常設委員会等委員選考結果 (4面)
【5030号】2025年教区総会日程(3月13日現在)(4面)
【5030号】2.11集会報告(5面)
【5030号】事務局報(5面)
【5030号】教師検定試験公告(5面)
【5030号】伝道のともしび(6面)
【5030号】寄……
教 区
会 期
会 場
問安使
北 海
5月6日(火)13:00〜7日(水)15:00
札幌北光教会
雲然俊美
奥 羽
5月20日(火)12:30〜21日(水)15:45
奥羽キリスト教センター
網中彰子
東 北
5月27日(火)10:30〜28日(水)16:00
仙台青葉荘教会・東北教区センター「エマオ」
黒田若雄
関 東
5月20日(火)10:00〜21日(水)16:00
大宮・ソニックシティ小ホール
雲然俊美
東 京
5月27日(火)10:00〜19:00
富士見町教会
黒田若……
伝道推進室より応援した教会・伝道所
「この地にある教会」久宝教会の歩み
久宝教会牧師 牛田 匡
「久宝寺」という地名のこの地域には古くから仏教寺院が多かったそうですが、初代牧師の小林達夫さんは、1959年に神学部卒業後に自宅で伝道所を開設するにあたって、あえて「久宝寺」という地名から「寺」の字を抜いて「久宝伝道所」と名乗ったそうです。久宝伝道所では、教会学校の活動の一環として、1961年から「ボーイスカウト」「ガールスカウト」活動が始められ、多くの青少年が活動に参加していました。また「赤ちゃんを預かってくれる所がないので、仕事ができない」と一人の女性から相談されたことをきっかけとして、1964年には自宅兼伝道所で無認可保育事業「乳幼児ベビーセンター」が始められました。またベビーセンターの子どもたちやスカウトの子どもたちに、混ぜ物のない良質の牛乳や卵を食べて欲しいとの思いから、共同購……
農村伝道とはフロンティア伝道
第12回農村伝道に関する協議会が2月18〜19日、アジア学院にて開催され、教区推薦者8名、自主参加者3名、伝道委員と担当幹事、職員9名の合計20名が参加した。
アジア学院は栃木県那須塩原市にある1973年創立の国際人材育成機関であり、アジアやアフリカなどから毎年農村リーダーを学生として約25〜30名受け入れ、9カ月間の指導者研修を行っている。最大の特徴は学院の農場で有機農法によりほぼ全てを自給していることにある。
開会礼拝の後、この学院内を見学し、荒川朋子校長の主題講演「フロンティアで生きる」に耳を傾けた。農村伝道とはフロンティア(辺境)伝道。「辺境」に仕えるとは、中心から一番遠い、虐げられた人々に仕えること。そうであるなら、そこがたとえ農村ではなくても私たちは皆フロンティア伝道者であると気づかされた。
講演の後はペアになり、自身の「辺境」を思……
教団総会のあり方を検討
1月21日、第43総会期第1回教団機構改定検討委員会が教団会議室で開催された。この委員会は昨年12月の第1回常議員会で設置が決定され、黒田若雄・藤掛順一・久世そらち・河田直子・豊川昭夫の5名が委員として選任されていた。
審議にあたり、委員長に黒田若雄、書記に久世そらちを選任し、また本委員会は「常議員会の意向をふまえて委員会活動を行う」、「第43回教団総会における決議『日本基督教団の全体教会としての一体性を確認する件』に明らかにされている教団形成の基本姿勢を土台とし、将来的に予想される教団所属の諸教会・伝道所の教勢および財政力の低下を見通した教団機構の検討を目的とする」ことを確認した。
日本基督教団では第15回教団総会(1968年)において「機構改正」がなされ、現行の教団組織・機構はこれに基づいている。第33総会期以降、何度か機構改定について検討され、答……