心、精神、思いを尽くして
横浜大岡教会員
水田秀子さん
3代目のキリスト者である母のもとで、聖公会の教会で幼児洗礼を受けた。カトリックの幼稚園に通い、中学・高校はミッション系のフェリス女学院で学んだ。
大学では行政法を専攻し、卒業後は神奈川県庁に入った。様々な働きを担った後、在日外国人の支援に取り組むことになる。国籍も職業も多様な外国人が多く住む神奈川県で、参政権の無い彼らの声を行政に反映させるため、公募によって選ばれた20名からなる「外国籍県民かながわ会議」の運営に携わった。この会議の提言から「外国人すまいサポート」や「医療通訳派遣」の制度が生まれた。この二つのしくみは、今でも、県内で活発に利用されている。
退職後も、「神奈川国際交流財団」で外国籍県民支援のために働く場を与えられ、横浜YMCAの協力を得て、外国ルーツの若者が保育士の資格を得るための学習支援の仕……
統一協会の接触に関する注意喚起
高額献金や霊感商法の問題をめぐって2025年3月25日に統一協会(世界平和統一家庭連合)が東京地裁で解散命令を受けました。その後、全国のキリスト教会から「統一協会のメンバーが自分の教会を訪れ、礼拝や聖書研究祈祷会などの集会に出席させてほしいとお願いしてくるが、どうすればよいか?」という相談が寄せられています。
統一協会は解散命令が出る以前から「統一協会の解散命令は国家による信教の自由の侵害だ」「信教の自由を守るために同じ宗教者として解散命令に反対してほしい」というふうに、団体の擁護を求めてキリスト教会の信徒や牧師にアンケートの協力や反対運動の参加を呼びかけてきました。
最近では「統一協会の信者ですが、そちらの教会にも出席させてほしい」と集会への参加や宗教間対話を目的に掲げて、キリスト教会を訪れる事例が、あちこちで確認されています。このように、統一……
2026年春季教師検定試験を左記の要領で行います。
一、受験要綱の申し込み
受験要綱と教団指定の願書用紙は165円切手を同封し、正教師受験志願者か補教師(A、B、Cコースの別も)受験志願者かを明記した上、封書でお申し込みください。
なお、正教師受験志願者は「教師検定規則第12条②」によるものに限ります。
二、受験願書の提出
受験願書と必要書類を整えて、受験料とともに所属教区に提出してください。
①教区締切 2025年11月17日(月)
(教区により締切が早まる場合がありますので、教区事務所に確認してください。)
②教団締切 2025年12月17日(水)
(各教区から教師検定委員会に提出する際の締切です。)
*受験料は正教師1万3千円、補教師1万円。
三、補教師について
①「説教」「釈義」の課題テキスト
旧約 詩編23編
新約 フィリピの信徒への……
植松八一郎(無任所教師)
24年8月22日逝去、83歳。兵庫県生まれ。98年受允、00年受按。98年より01年まで本多記念教会を牧会。
遺族は妻・植松節子さん。
渡辺久純(無任所教師)
25年7月30日逝去、90歳。埼玉県生まれ。93年日本聖書神学校卒業、94年より国分寺南、菖蒲教会を03年まで牧会。
遺族は子・渡辺純一さん。
山岡 磐(隠退教師)
25年8月9日逝去、91歳。長野県生まれ。60年東京聖書学校卒業、同年より天門、初雁教会を牧会し、10年隠退。
遺族は妻・山岡幸子さん。
江川 永(隠退教師)
25年6月23日逝去、93歳。北海道生まれ。58年同志社大学大学院修了、同年より聖ヶ丘、水戸、緑野、矢板、東京池袋、南板橋、東京府中教会を牧会し、02年隠退。
遺族は妻・江川房枝さん。
山本敏明(無任所教師)
25年6月28日逝去、89歳。千葉……
取り継ぐ者として、共に聞き続ける
♦教師継続教育研修会・教師委員会♦
残暑厳しい真夏の京都。8月25〜27日、関西セミナーハウスにおいて「2025年度教師継続教育研修会」が「説教・牧会」という主題で開催された。准允後10年未満の教師を対象に呼びかけ、11名の参加者が全国より与えられた。加えて3名の講師、教師養成制度検討委員会から1名の委員、そして教師委員と担当幹事・職員の総勢24名での研修会である。
この継続教育研修会はタイトルどおり伝道献身者として実際の現場に派遣された教師たちの継続教育を目的としている。特に教会に仕えるなかで中心的な働きでありながら、それぞれに労苦している説教・牧会にフォーカスした学びが必要であるとの声から計画された。3日間のプログラムも集中的に説教・牧会について学び、また自らを振り返るときを与えられる。
この主題にふさわしく、開会礼拝、閉会礼拝はもちろん……
I Love Taiwan Mission
2025年7月3日〜17日
「フォルモサの呼び声」
8名の青年を派遣
台湾基督長老教会(PCT)青年委員会主催の国際青年宣教プログラム「I Love Taiwan Mission(ILT)」が今年も開催され、教団・台湾協約委員会から8名の青年が派遣されました。日本のほか、カナダ、アメリカ、韓国、ニュージーランド、コスタリカの諸教会から計24名の海外青年が参加し、PCTの受入青年25名と合わせて、総勢49名が集いました。
今年のテーマ「フォルモサの呼び声(Formo-sa's Voice)」(フォルモサはポルトガル語で「美しい」。台湾の別称)には、台湾の地域教会での経験や出会いを通して、PCTの160年にわたる宣教の歩みに触れ、励ましを受けて自らの教会に戻り、主に仕えてほしいという願いが込められています。
プログラム初めの3日間……
柔和な人々は地を受け継ぐ
柔和な人々は、幸いである、その人たちは地を受け継ぐ。
マタイによる福音書 5章5節
伊東教会牧師
上田 彰
「もう一つの生き方」
聖書には、私たちの常識を静かに揺さぶる言葉があります。主イエスが語られた祝福もその一つです。「柔和な人々は幸いである」に続き、「彼らが地を受け継ぐ」と語ります。「地を受け継ぐ」とは、聖書の言葉遣いによれば、その人の子孫や志を継ぐ者が絶えることなく、その存在が確かに継承されていく、という意味合いです。「力ある者」が地を受け継ぎ、「知恵ある者」が世を動かしている−−そんな常識を持つ私たちに、主イエスは宣言されます。二心なくへりくだって主を信頼する、愚直なまでに真正直で「柔和な者」が地を受け継ぐ、と。
ここにある不思議さを受け止めるために、ヴィクトル・ユゴーの不朽の名作、『ノートルダム・ド・パリ』に登……
「宣教の未来Ⅲ」執筆候補者を選定
6月30日にオンラインで第2回宣教研究所委員会が行われた。
主に話し合われたのは、「協働」をテーマにした『宣教の未来Ⅲ』の論文集に関することであった。今回は基調論文を芳賀力氏(東神大名誉教授)に依頼しており、各応答論文(4編を想定)では基調論文に言及してもらうことによって、論集全体での一体性を図りたいと願っている。
すでに基調論文の骨子が委員会に届いており、感想を共有した上で、応答論文の執筆候補者の選定に入った。10名程度の候補者があがり、全体的なバランスを勘案しつつ、次回委員会(9月)までに交渉を進めることとなった。2026年10月の刊行を目指す。
なお「教会の一体性」をテーマにした『宣教の未来Ⅱ』については、本年8月の刊行に向けて準備が進んでいる。各教会に配布されることになる。
また、以前に出版された『信仰の手引き』が品切れとなって……
ミャンマー地震報告 複合的被害への支援、その継続を
ミャンマー中部で起こった大地震に際し、日本基督教団諸教会からも、アトゥトゥミャンマー(アトゥトゥとは「共に」という意味を持つビルマ語です)への多額の献金が寄せられていますことに、心から感謝しています。
ミャンマーの現状では、地震被害からの「復興」には軍事暴力の廃絶が必須です。空爆の停止、民主化に向けた大きな変更がなければ、市民が生活困窮から免れることは実現しません。
2025年3月28日正午ごろにミャンマー中部、ザカイン市内を震源とする最大震度7の大地震が発生しました。2021年2月の軍事クーデター後、軍による壮絶な空爆と焼き討ち、マイノリティへの迫害、民主化運動に参加する人々への弾圧が続いています。15人に一人が移住、失職する状況下です。複合的に困窮する人々が、地震の「被災者になる」ために、「反軍」ではないこと、移住者ではな……
綱嶋敏光(無任所教師)
24年9月12日逝去、84歳。岡山県生まれ。79年農村伝道神学校卒業、83年より87年まで油木教会を牧会後、アメリカのザ・レムナント・ミッション・チャーチの協力牧師。遺族は子・綱嶋直美さん。
植西光雄(隠退教師)
25年6月22日逝去、88歳。北海道生まれ。64年農村伝道神学校卒業、同年より北見クリスチャン生活学園に務め、北立川伝道所、袖ケ浦ともしび教会、志津伝道所(ユーカリが丘教会)、八街西伝道所を牧会し、22年隠退。遺族は妻・植西京子さん。
山内 眞(無任所教師)
25年7月6日逝去、84歳。大阪府生まれ。67年東京神学大学大学院修了、同年より吉祥寺、鎌倉雪ノ下教会を牧会し、東京神学大学に09年まで務める。遺族は妻・Anna Yamauchiさん。
補教師登録
久保彩奈、大森意索、堀尾 隆、石島織恵(2025・6・29受允)
教師異動
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