戦後80年にあたって、平和を求める祈り
今、心を一つにして、私たちの父なる神に祈ります。
「御名が崇められますように。御国が来ますように。御心が天になるごとく、地にもなりますように。」
アジア・太平洋戦争の敗戦から80年を迎えます。神が造られ、愛された何千万人もの命が、私たちの罪によって傷つけられ、奪われたことを深く悔い改め、人類が二度とあのような過ちを犯すことがないようにと、平和の主に祈り願います。
しかしこの80年の間にも、多くの戦争・内戦が世界中であり、今も1億人を超える人が難民とされています。私たちがまことに無力であったことを悔いるものです。この現実の中で、それでも私たちは復活の主がまことの平和へと世界を導いてくださることを信じ、心を新たにして平和を祈り願います。そして、御言葉を宣べ伝え、御国を目指して歩んで行きます。また、私たち自身が、戦時中に神と人とに対して大きな……
開拓伝道援助3教会を承認
第2回伝道委員会が6月19日、オンラインで開催された。主な議題は以下の通り。
1.2024年度開拓伝道援助金申請承認の件
長岡教会(関東)、東京新生教会(西東京)、大磯教会(神奈川)、以上申請3教会への問安報告を受け、各180万円合計540万円の援助を承認可決した。
2.「小規模教会」の支援事業に関する件
*「小規模教会」とは礼拝出席者平均5名未満の教会・伝道所とする。
⑴「こころの友」文書応援伝道…継続
⑵「信徒の友」応援…希望教会に1年間1冊を送付。その後、継続希望の有無を確認する。
⑶「信仰生活応援セット」…現在出版局はこのセット販売を行っていないため今総会期は無し。
⑷伝道推進チラシ事業…小規模教会においてはチラシの制作及び配布も厳しい。教団全体に呼びかけ近隣の複数教会で伝道のためのネットワークを構築し、支援することが目的。
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24年度決算等を承認
第2回予算決算委員会を監査委員会と合同で、6月20日に、教団会議室で開催した。
網中彰子総幹事、道家紀一総務幹事、大三島義孝財務幹事からの幹事報告に続き、24年度決算に関する件を扱った。経常会計の当期収支差額は2241万6484円の差益となった。
特に、事業活動収支は収入2億9729万7911円、支出2億7699万6119円となり、2030万1792円の差益となっている。
また、収益事業会計の事業活動収入は1827万5862円となり、執行率82・66%と前年に続き目減りした。特に、会議室料と出版売上等の減少が収益事業会計のキャッシュフローの状況をより厳しいものにしている。
決算報告承認前に、事業活動支出第10款.部落解放センター繰出金を1600万円とする24年度第2次補正予算案について協議し、これを承認した。この後、24年度決算報告を承認した。
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教師逝去
松本紳一郎(函館教会主任担任教師)
25年6月18日逝去、77歳。東京都生まれ。10年東京神学大学大学院修了、同年より函館教会を牧会。
遺族は妻・松本美香子さん。
甲賀道生(隠退教師)
25年6月22日逝去、92歳。満州・安東県生まれ。58年東京神学大学大学院修了、同年より洗足、江戸川教会を牧会し、09年隠退。
遺族は妻・甲賀淳子さん。
正教師登録
関戸直子、津村大三、長手陽介(2025・5・27受按)
髙木政臣(2025・6・1受按)
小倉仁史、進 宏一、細井宏一(2025・6・21受按)
阪口 選(2025・6・22受按)
補教師登録
藤田和也(2025・5・27受允)
池田昌功、増尾隆司(2025・6・1受允)
眞木重郎(2025・6・21受允)
教師異動
下石神井辞(代)古賀 博
〃 就(主)西間木公孝
江古田 就(代)……
4つの発題を聞く
2025年度カルト問題全国連絡会が、6月16〜17日にかけて、在日大韓基督教会福岡教会を会場に開催された。
発題Ⅰ「韓国と台湾の統一協会事情と課題」では、韓国の老舗異端・カルト問題専門誌『現代宗教』理事長の卓志一氏による講演がなされ、旧統一協会の韓国・米国・日本政治圏におけるロビー活動の歴史と弊害や、新天地の李萬煕の後継体制構築の動向、鄭明析不在の中での摂理の動向、及び日本と台湾における韓国異端動向と課題について、画像を共有しながら丁寧に説明がなされた。
発題Ⅱ「旧統一協会の解散命令と今後について」では、全国霊感商法対策弁護士連絡会の前事務局長の川井康雄弁護士より、ズームをつなげて講演が行われた。解散命令について旧統一協会から「行政による信教の自由の侵害だ」と主張されていることに対し、今回の処分は「何を信じているかという思想信条を理由にした処分」ではなく「宗教……
4月から朝ドラで「あんぱん」は始まって、高知は盛り上がっている。週末には、やなせたかしゆかりの地を訪ねる観光客が多く訪れている。
「あんぱん」が始まってからしばらくして、高知分区の他教会のある方から、「主人公『朝田のぶ』のモデルとなった池田のぶさんが高知教会に関わりがあるのではないか」と連絡が入った。合わせて、池田のぶさんと家族が写った写真が送られたが、後に写っていたのは、高知教会の旧会堂であった。
更に、その方は高知教会百年史から、1927年4月17日の洗礼者に池田のぶさんの名を見つけられた。池田のぶさんの母である池田とめさんが洗礼を受ける際、きょうだい5人で幼児洗礼を受けていた。その時、池田のぶさんは9歳前後だった。その後、教会の資料でも、この時の一家での洗礼を確認できた。
このことが分かり、私は腑に落ちたことがあった。やなせたかしがなぜアンパンマンを生み出すことが出来た……
将来に向けて課題に取り組む
東京・東北・奥羽・西東京・東中国・東海・沖縄
東京
支区交付金の減額に取り組む
第85回東京教区定期総会が5月27日、富士見町教会にて開催された。開会時の正議員の出席者数は451名中、312名だった。
議長報告において渡邊義彦議長は支区交付金の減額に取り組んでいること、教勢は前年に比べて若干回復してはいるがコロナ禍前よりは大きく減少していること、予算を大きく上回る献金への感謝、経常互助費のすべての申請に応じられなかったこと等を述べた。これに対して経常互助費のすべての申請に応じることを求める意見、過去に教師検定試験受験志願者が教区の推薦を受けられなかった件で対応を質す発言があった。
教区三役選挙では、渡邊議長と伊藤英志副議長がそれぞれ再選を果たした。また議長と副議長の合議により原田裕子書記が新たに選出された。なお原田教師は常任委員の任期途中である……
伝道推進室より応援した教会・伝道所
「神の御業を見させていただく」
高知中村教会牧師 内藤 達也
高知中村教会は、高知県西部、有名な清流四万十川の河口にある豊かな自然に囲まれた四万十市(2025年5月現在の人口3万1106人)の町の中心部にあります。教会の近くにある町のシンボルの赤鉄橋から眺める四万十川の風景は絶景です。特に春は菜の花畑が美しく、堤防は春の草花で覆われます。現在の四万十市の課題は、高知県全体もそうですが、高齢化に伴う自然減少と若者層の都市部への流出による人口の減少です。
四万十川との支流の後川に囲まれた三角州のほぼ真ん中に立てられた高知中村教会は今年創立102年を迎えました。その歴史の中で、いつの時代もそうでしたが、今も神の愛と憐れみに満ちた神の御働きによって、その御業を見させていただいています。四国教区に赴任してよく耳にしたのは「神の御業を見させていただく」と……
人生の規範を求めて教会に
平松宏城さん・紀子さん
平松宏城さん・紀子さん夫妻は、環境や景観に配慮したサスティナブル(持続可能)な都市デザインを仕事とする会社を経営している。昨今の世界の脱炭素へ向かう動向において、この業務のニーズの高まりを感じている。
二人共、キリスト者の家庭に育ったが、洗礼を受けるには至らなかった。仕事を通じて出会い、共に歩む人生の規範を求めて、教会の一員になることを求めるに至った。遠州教会において2023年2月に婚約式、クリスマスに受洗。そして翌年4月に結婚式を挙げた。
宏城さんは語る。「私は教会に来て、礼拝を守る時、事業者として普段考えているのとは、『全く違う視座からの言葉』をいただけることがありがたいと思っています。事業の競争の中を生きなければならず、それは大切なことですが、そこで、聖書の言葉は私に『一旦、立ち止まること』を教えてくれます。自分の感じ……
お世話になっている葬儀社の方が、おもむろに、自身が「キリスト教」をどうしても受け入れられない理由を語り出し、「キリスト教がイスラエルを支持している」ことを挙げた。▼米国の「福音派」キリスト者の中に、イスラエルを支持し、シオニズムを標榜する人が多いことが報じられているが、キリスト者であれば必ずというわけではない。多くの信徒は、御言葉として「イスラエル」を聞く時、即、現代の国家と結びつけてはいないだろう。ただ、連日、報道等で、「イスラエル」が否定的な響きをもって語られている昨今、「初めて礼拝に来た人は、どのように受け止めるだろうか」という思いもよぎる。▼「イスラエル」とは、双子の兄エサウの踵をつかむ者として生まれ、長子の特権、神の祝福を詐取したヤコブが、逃亡生活を経て、兄の下に帰る時に与えられた名だ。兄への恐れを抱く中、神との格闘を経て、神からの祝福を勝ち取り、「イスラエル」とされて兄との和解……