教師逝去
笹渕昭平(隠退教師)
21年10月14日逝去、92歳。京都府生まれ。84年受允、87年受按、84年より高崎南、いずみ、石川教会を牧会し、18年隠退。遺族は妻・笹渕いづみさん。
竹村俊明(隠退教師)
25年4月9日逝去、75歳。石川県生まれ。87年東京神学大学卒業、同年より高知、香美教会、瀬戸キリスト伝道所を牧会し、09年隠退。遺族は妻・竹村眞知子さん。
輿水正人(隠退教師)
25年5月2日逝去、88歳。満州・哈爾浜生まれ。65年農村伝道神学校卒業、同年より阿久根牧会を牧会し、17年に隠退。遺族は妻・輿水路子さん。
横山義孝(隠退教師)
25年4月16日逝去、98歳。東京都生まれ。50年神戸神学院卒業、同年より浦和別所、西川口教会を牧会し、東京聖書学校に務め、東京新生教会を経て東京聖書学校に務め、16年隠退。遺族は子・横山基生さん。
野呂幸子(隠退教師)
……
テニスを通して人と
紀 定子さん
紀定子さんは、小・中学生、高校生などにテニスを教えている。
ただ紀さんの思いに従って正確に言うならば、教えているのは挨拶の仕方であり、ラケットの持ち方であり、球拾いの仕方であり、個々の技術や心構えなのだ。自分が教えられるのは、それらの一つ一つでしかない。それらを総合して、「テニス」というものと向き合うことを教えているという。
この話がある会合で紹介されたとき、「説教も同じではないか」という声があがった。普段の牧会があり、釈義の仕方があり、日本語を整えることがあり、聴衆とのコミュニケーションがあり、それぞれの領域で多少の技術的なノウハウがあって、そのコツをつかむこともできよう。しかし、それらを総合してこそ「説教」になるのだ。安易に「これこれこうしたら説教がうまくなる」といったような道はないのだろう、となった。
上記の会合とは静岡説教塾だが、……
昔、「幸せって何だっけ、何だっけ~」という歌がCMで流れ大ヒットした。バブル崩壊前のまだ調子のいい時代に、いい調子に乗りながら多くの人が改めて問い問われた。私が洗礼を受けたのもこの年。幸せって何だろうか。いつの時代でも問われているが、答えはそれぞれ。何の意味があるのか知らないが、毎年「○○別幸福度ランキング」などというものが発表される。多くの人は幸せをある目標値でとらえて、今自分はどのあたりに到達しているかとイメージするからか。
しかし、「幸せは目標ではなくスタートだ」という考え方もある。何かを獲得したり、達成するところに幸せがあるのか?ある条件をクリアしたら幸せなのか?そうした考え方に対し、「では、赤ちゃんは幸せではないのか?」という問いが向けられる。赤ちゃんは経験値ゼロ、達成度ゼロ、獲得ポイントもゼロのスタート地点。しかし、幸福度ゼロから最も遠いではないかと。
イエスは、「○……
教区財政をめぐる課題を検討
九州・京都・兵庫
九州
教区機構改定検討小委員会を設置
第75回九州教区総会が、5月6〜8日、福岡中部教会を会場に開催された。開会礼拝ではコロナ禍以来、久しぶりに聖餐式が行われ、豊かな恵みを分かち合った。開会礼拝に続き、今年度より新たに着任した10名の教師の紹介がなされた。また、2名の准允式が執り行われた。
教団問安使として黒田若雄教団書記が出席、一日目の夕方には議員研修会の講師も務めてもらった。「四国教区の現状と展望〜自立連帯献金に取り組む教区として」との題で話してもらい、互助を大切にしている九州教区にとって大きな学びとなった。
今回、改選の年で、三役選挙を始めとする各種選挙が行われ、議長、副議長、書記とも再選となった。総会の三日間、選挙と並行して議事が進められた。議案「九州教区宣教基本方策制定に関する件」では、九州教区の多岐にわたる宣教の課……
教区機構改定をめぐり協議
北海・大阪・四国
北海
軍事力に依らない平和への取り組み推進を決議
5月6〜7日の日程で、札幌北光教会を会場にし、第85回北海教区定期総会が開催された。開会時の議員数は、正議員109名中93名。
開会礼拝の中で准允式、按手礼式が執り行われた。なお、式の冒頭原和人議長は、「教団の二種教職制度については問題提起がなされ、教団の課題となっているが、いまだその解決には至っていない。この問題が早急に解決することを願って式に臨む」と語り式が執り行われ、議場は新たな教師誕生の喜びを共有した。
諸報告ではまず議長総括がなされた。その中で、他教団との関りについての言及があり、議場からの「その関りについて具体的に何か事が進んでいるのか」という問いに対し、議長は「現在はまだ他教団のアイデアを聞いたり、情報交換程度の話である」と答えた。「北海道クリスチャンセンターについ……
教区青年担当者会を開催
第43総会期第1回教育委員会が、3月24日に教団会議室にてオンライン併用で行われた。委員は、横山ゆずり(委員長)、堀川樹(書記)、阿部倫太郎、石田真一郎、金南救、中島あずさ、リーディー・デイヴィッド。
横山委員長から前総会期の活動報告を受け、今総会期の計画に入った。毎年9月に開催してきた「教区青年担当者会」については、前総会期では青年ではなく、青年担当者に焦点を当てて開催した。今期も継続して青年担当者会を実施し、各教区、地区の青年、また青年担当者が置かれている状況と課題を共有し、祈りを合わせ励ましの時を備えることとした。日程は9月8日オンラインを用いて開催予定。テーマ、講師等については、次回委員会で検討する。
また、総会期に1回開催の「教区教育担当者会」については、今回もキリスト教学校を訪問する方向で検討された。開催日程は2026年2月上旬を予定している……
【5032号】ペンテコステメッセージ(1面)
【5032号】2025年度教区総会報告 1(2面)
【5032号】教育委員会 (3面)
︎【5032号】宣教研究所委員会(3面)
【5032号】事務局報(3,4面)……
『宣教の未来』、「協力」をテーマに
第43総会期宣教研究所委員会の第1回委員会が、3月24日に教団会議室で行われた。
7名の委員の自己紹介の後に組織が行われ、招集者の寺田信一委員が委員長に選出され、上田彰委員が書記に選出された。それ以外の委員の氏名は以下の通り。阿部啓、片岡賢蔵、長山道、松木進、宮㟢新。なお議事には道家紀一幹事と新名知子職員が陪席し、網中彰子総幹事からの挨拶もあった。
前総会期の活動紹介(西日本宣教研究協議会への参加報告を含む)を終えた後、今総会期の活動方針について議論した。前総会期になされなかった「宣研だより」の発行と、前々総会期から続いている『宣教の未来』の発行それぞれの可否について中心的に話し合った。一つの総会期を越えた教団の宣教像のヴィジョンを本研究所がどう持ちうるか、という議論でもあったといえよう。バラ色の未来を語り得ない現実を直視しつつ、それでも希……
混乱(バラル)から救いへ
創世記11章1~9節
中西真二
牧師の憧れの日
愛する兄弟姉妹の皆さん。ペンテコステおめでとうございます。聖霊が使徒たちの上に降り、様々な国の言葉で福音を語り出したと聖書には記されています。聖霊降臨は、世の牧師たちにとって一番憧れを持つ聖なる日です。
聖霊の表現として「鳩のように」や「炎の舌」とあります。炎のように熱く、しかもその形が舌とありますから、聖霊を受けた使徒たちは心が熱く燃え、流暢に福音を語り出したと思われます。そして、鳩のようにと言う表現から見ても語られた言葉は平和の象徴のような御言葉だったと思われます。
誰にでも届く言葉、そして平和に満ちた言葉を語るのは実に難しいです。私はできうる限り聖書の御言葉から語るべき言葉を見出しているつもりですが、それでも聞く人によっては同じ言葉でも違う風に受け止めてしまうことがあるのです。
そこには、……
教師逝去
棚谷直巳(西小倉めぐみ教会主任担任教師)
25年3月28日逝去、63歳。茨城県生まれ。85年同志社大学神学部卒業、91年准允、92年より西小倉めぐみ教会を牧会。遺族は妻・李清美さん。
岩井健作(隠退教師)
25年3月31日逝去、91歳。岐阜県生まれ。58年同志社大学大学院修了、同年より広島流川、呉山手、岩国、神戸教会を牧会し、04年隠退。遺族は妻・岩井溢子さん。
吉田 勇(隠退教師)
25年4月11日逝去、92歳。石川県生まれ。55年東京神学大学大学院修了、58年より久居、新井、諏訪、袋井教会を牧会し、01年隠退。遺族は妻・吉田祐子さん。
川又志朗(隠退教師)
25年4月8日逝去、89歳。神奈川県生まれ。60年東京神学大学大学院修了、61年より横浜明星教会を牧会し、フェリス女学院大学に務め、横浜明星教会を経て、16年隠退。遺族は妻・川又喜恵子さん。
藤﨑……