【4866・67号】▼熊本・大分地震被災教会会堂等再建支援委員会▲熊本、大分をそれぞれ分担し視察

熊本・大分地震被災教会会堂等再建支援委員会は6月26~27日、熊本・大分の2チームに分かれ、被災教会を訪問視察し、被害の状況、再建計画などの説明を聞いた。詳しい報告は、教団ホームページを参照してもらいたい。
熊本チームは、日下部遺志九州教区副議長、川島直道牧師(錦ヶ丘)、難波信義牧師(熊本草葉町)の案内で、被災教会8教会の内、7教会を訪問した。
熊本草葉町教会は補修工事完了。錦ヶ丘教会は補修済みだが十字架塔の再建は準備中。隈府教会は建物老朽化のため建て替えを決議、着工待ち。武蔵ヶ丘教会と熊本城東教会は見積もり・修復の業者順番待ちである。この2教会は順番待ちをしている中、昨年、また本年7月初めの大雨の時に雨漏りの二次被害にあったとのこと。早急な修理が望まれる。合志豊岡伝道所は破損軽微であるが工事は未着手。在日大韓基督教会熊本教会は「建物要注意」の診断だが、修復か建て替えかの意思決定ができていないとのこと。なお、八代教会は4月10日に委員が訪問し、現会堂を修理して使用するために詳しい建物検査の準備中であることを確認した。
大分チームは、梅崎浩二九州教区議長、庄司宜充牧師(別府)、工藤俊一牧師(大分地区長)の案内で、被災6教会を訪問した。
竹田教会、別府野口教会は補修工事が完了。別府教会は補修準備を進めつつも熊本・大分の他教会の再建を優先し待機中。由布院教会は被災した会堂・牧師館は既に解体、新築工事中であるが11月末の支払いに協力が必要とのこと。別府不老町教会は会堂老朽化のため修復ではなく建て替えを計画中だが、近年隣地取得・牧師館集会室建築が続き、資金計画に不安を覚えているとのことであった。
以上が現況の概要である。委員会としては、クリスマスに向けて支援募金の呼びかけを強化し、諸教会が祈りをもって支援に協力してもらうようにと願っている。
(田中かおる報)

【4866・67号】▼伝道委員会▲四国・高知にて委員会開催

40総会期第2回委員会が、6月19~20日に高知中央教会にて行われた。益敏牧師が、益守栄協力牧師、教会役員と共に新会堂のために支出された開拓伝道援助金への感謝を改めて述べた。
小池正造委員による開会礼拝がささげられた。
大三島義孝幹事より、業務報告及び会計報告を受けた。宣教委員会、農村伝道担当者、伝道推進室、リフォユース500実行委員会から、各担当報告を受けた。2016年度決算説明を受け、日独ユースミッション及びリフォユース500にそれぞれ20万円の補助金を支出したことを報告、承認した。
第11回「農村伝道」に関する協議会(2018年2月開催)の準備を進め、東海教区の農伝協議会と共に行う予定を確認した。本協議会としてはフィールドワークを含めたいなどプログラムの持ち方や、共催の在り方、経費の分担方法など、更に明瞭にしなければならない課題がある。東海教区の農村伝道委員会と教団伝道委員会の農村伝道担当者が折に触れて協議を重ね、準備を進めていく日程の予定が提示された。
また、教区伝道委員長会議の準備を進めた。
今期の委員会活動として、毎回、伝道に関する発題を行うこととした。小宮山剛委員長から「福音信仰と浄土系仏教~宗教改革500年・日本伝道論の再構築のために~」が発表された。浄土真宗の盛んな北陸での牧会経験や、亀谷凌雲、鈴木大拙らの著作を基に他力本願を徹底した教義が紹介され、キリスト教との類似性を指摘した。その上で伝道が振るわないのは異質だからなのでなく、類似性があるがゆえに敢えてキリスト教を必要としないのではとの分析がなされた。しかし、歴史的実在性が決定的に阿弥陀と十字架のキリストにおいては異なる点があることを亀谷の著作を参考にして整理した。
最後に、水沼委員の奨励によって高知中央教会のため祈り会を持った。
(飯田敏勝報)

【4866・67号】第40総会期第2回常議員会

熊本・大分地震被災教会現況、再建報告

40総会期第2回常議員会は7月10・11両日、教団会議室で開かれ、常議員30名全員が出席した。小橋孝一常議員による開会礼拝後、議事に入り、石橋秀雄教団総会議長は、「いくつかの教区総会を問安したが、教勢の衰退傾向が気になった。今総会期中、2度教区議長会を持つので、話し合って行きたい」と述べた。佐々木美知夫副議長は、教区総会問安で、印象に残ることとして、「四国教区が、互助への取り組みに力を入れている」ことを挙げた。

冒頭、梅崎浩二九州教区議長は、九州北部豪雨被害について、「果樹栽培の朝倉(福岡)、林業の日田(大分)両地区で甚大な被害が出たが、玖珠教会(大分)の保育園に被害が出た以外は、教会、信徒宅に大きな被害は出なかった」と報告した。
総幹事報告で、道家紀一総幹事事務取扱は、文書報告以外の報告として、「主座教会(大阪教区)が3月末で、被包括関係廃止、教団から離脱するとの報告を受けた」と述べた。離脱の理由を問う質問に対し、道家総幹事事務取扱は「負担金が重く、12年間、教団に所属したが、これ以上負うことが出来ないとのことだった」と答えた。常議員会はこれを承認したが、小笠原純大阪教区議長は、「教団からの連絡で教区は驚き、三役で訪問したが、経緯を聞く形となった」と語った。主座教会は無任所教師が支えている。
また、道家総幹事事務取扱は、計良祐時財務幹事が3月末任期満了で退任し、8月、飯島信幹事が退任すると報告した。
熊本・大分地震被災教会会堂等再建支援委員会報告で、被災教会を視察・問安した髙橋潤委員長、田中かおる書記が、スライドを用いながら、被災状況を説明。髙橋委員長は、「被災15教会中13教会を問安したが、建て替えが、別府不老町教会と由布院教会。由布院教会は、危険建物として、すでに解体されており、クリスマス前の建て替えを目指している」と報告した。
東日本大震災継続事業委員会報告で、佐々木美知夫委員長は、「東日本大震災募金の国内・海外合計額は、14億3737万円。支援教会は、33教会、5億7978万円に達した」と報告した。また、「3月末の貸付金残高は、2億4157万円で、各個教会の返済が滞ると、教団の負担が増大する」と注意を喚起した。
教師養成制度検討委員会報告で、菅原力副委員長は、「教師の養成制度は、伝道推進室による教師の夏期研修を、その一環として受け止めながら、10年研修、20年研修の実施も検討し、各神学校と教師検定の在り方を巡って協議して行きたい」と述べた。
また、宗教改革500周年記念事業で、6月22日、富士見町教会で開催された記念礼拝は、会場くまなく埋めた511人の出席者があり、献金46万9250円が捧げられたことが報告された。
(永井清陽報)

財務関連、16年度決算を承認

常議員会2日目に財務関連議案を審議した。
16年度第一次、第二次補正予算案を承認した上で16年度教団歳入歳出決算を承認した。第一次補正では、カナダ合同教会よりの耐震工事のための献金(200万円)の繰り入れ、総幹事、財務幹事の退任に伴う人件費の増加、三鷹住宅の土地を売却(1億円)等による補正を承認した。第二次では、九州教区の被災に伴う負担金の減免(125万円)、宣教方策会議報告書作成(55万円)、石巻の土地建物の売却(853万円)等に基づく補正を承認した。
決算報告で、愛澤豊重予算決算委員長が、前財務幹事が3月末で退任、後任者が体調を崩しているため、17年4月より税理士法人と経理顧問契約(月次顧問料10万円)を結んだことを報告した。
事業活動収支で、1480万円の収支差損となった。愛澤委員長は、原因として、「負担金収入が減少している中、支出の縮小が限界点に達しており、特別な支出があると赤字になる体質にある」と指摘し、今年度の特別な支出として、退職金の増加、台湾地震への献金、東日本大震災救援対策本部への不動産売却益の支出等を挙げた。また、投資活動収支においては、不動産売却の固定資産売却収入があったものの、積立預金に移行した後の差益は、1055万円となり、事業活動、投資活動合わせた当期収支差損は424万円となった。
収益事業会計では、三鷹住宅売却による住宅家賃収入の減、耐震工事による会館室料の増等があり、当期収支差額は633万円の差益となった。
「伝道資金運用に関する件」では、佐々木美知夫委員長が18年度負担金総額は5621万円となったこと、また、今後の交付に向けたスケジュールと運用指針を報告した。質疑応答において、運用指針が「申請教会に未受洗者配餐等、日本基督教団信仰告白、教憲・教規に違反する教師、教会を加えてはならないとしている点を訂正することは出来ないか」、「3教区が申請をしていない状況の中、制度上の問題をどう認識しているのか」等の質問があった。佐々木委員長が、「この点が、教区活動連帯金から伝道資金の制度に至ったことの大切な部分である」と応じた他、「この指針は指針であって、規定ではない。申請をためらっているという教区も教団の決議を重んじ全体教会の伝道に参与してほしい」等の意見が出された。賛成多数で承認した。
部落解放センター決算に関する件では、東谷誠委員長が、収入合計2681万円となったこと、次年度繰越金が、303万円となったこと等を報告した。質疑において、運営資金(特別会計)に400万円繰出しており、この会計に2200万円あることについて、目的と積立の目標額が問われた。明確な応答がなく、繰出しが適当かどうか予算決算委員会と相談し、適正な形で処理することを付記した上で決算を承認した。
山北宣久出版局理事長は、当期純利益が会館移転に伴う費用387万円を含め、651万円の赤字となったことを報告した。籔田安晴年金局理事長は、退職年金勘定で、掛金3億2933万円に対し、給付は4億5927万円であったこと、しかし、決算では、献金・協力金・運用益によって、退職年金積立金に7867万円を積み増し、42億2325万円となったことを報告した。
(嶋田恵悟報)

教団伝道推進基本方針」を制定

2日目後半は、終了時間を30分延長して、議長提案「教団伝道推進基本方針」を審議、制定した。「教団の伝道力の命と力の回復を目指し、主の伝道命令に忠実に従う教団を形成するために教団伝道推進基本方針を制定する」として、祈祷運動(共に祈ろう)、信徒運動(共に伝えよう)、献金運動(共に献げよう)を掲げて教団の伝道推進を求めてゆくことを提案した。
審議では、宮本義弘常議員が原案に掲げられた聖句(マタイ28・18~20)に加えてマタイ11・28を掲げることを修正案として提案したが、33名中14名の賛成にてこれを否決、原案どおりとなった。
既に6月に開催された教区議長会議で本案について意見交換された。その際に述べられた意見として、財政危機を掲げて伝道推進を訴えることを危惧する、提案内容は方針ではなく方策である等の反対意見が今回も改めて述べられた一方、概ね原案に賛成する意見が述べられた。方針に基づく3運動を具体的に展開することとなる。
なお、伝道対策検討委員会報告では、機構・財政検討小委員会設置を報告した。
第40回教団総会の議事録精査委員会(招集者・松井睦、田中かおる、中川義幸)を組織し、議事録確定を付託した。
教団特別財産である、既に廃止されている旧箱根伝道所(神奈川・足柄郡箱根町)の建物除却、土地売却を可決した。除却費用270万円、売却予定価格400万円。
兵庫教区は、総会で可決した「大嘗祭反対声明」を常議員会で審議することを要望したが、教団では社会委員会で本件を取り扱うこととなった。
2日目の冒頭には、3月に開催された教団国際青年会議の報告書配付と共に報告が行われた。
(新報編集部報)

【4865号】嬉しい悲鳴-ケーキが足りない-教会員1名の教会が沸いた

6月5日教団教区総会議長会を開催した。各教区の議長が、自己紹介を兼ねて教区の報告をしてくださった。東中国教区・大塚忍議長はその報告の中で、教会員1名の総社教会で2名の受洗者と1名の転入会があり、この出来事を教区の喜びとして報告くださった。
早速、総社教会代務者の嵐護牧師に電話して、その様子をお聞きした。総社教会の礼拝は日曜日の午後行われているということであった。総社教会の洗礼式と転入会式に予想を超える参加者があった。岡山県中部地区(8教会)の教会から27名が出席し、コーヒーとケーキが足りないと喜びの悲鳴を上げるほどだったとのこと。27名のうち教師は3名、24名が信徒たちだ。総社教会に受洗者が与えられると聞いて、中部地区の教会の信徒たちが駆け付けた。
洗礼者が与えられた喜びは総社教会だけの喜びではない、中部地区8教会の大きな喜びであり、教区の喜びとなった。
そして、今、総社教会の喜びは教団の喜びとなった。
自分の教会で受洗者が与えられなくても、隣の教会で与えられたことを喜ぶ、地区全体で喜ぶ、教区で喜ぶ、そして、教団で喜ぶ。一つの魂が救われる喜びは、その教会の喜びに留まらない。何よりも「大きな喜びが天にある」(ルカ15章7節)。私は、心躍る思いで総社教会の喜びを聞いた。
(教団総会議長 石橋秀雄)

【4865号】人ひととき 松本 三男さん バングラデシュの子どもたちへの愛

松本三男さんは、「人にしてもらいたいと思うことは何でも、あなたがたも人にしなさい」(マタイによる福音書7章12節)を心に刻んで歩んできた。小学生の頃、夜行列車の一人旅で、高崎から同席した宣教師より一冊の聖書を手渡されたことが御言葉との出会いである。
約20年前、決断を与えられ、世界最貧国のひとつ、バングラデシュの子どもたちのための支援を開始。黒板に始まり、奨学金、文房具、日用雑貨を贈り、学校を建てた。現地訪問の際には農業指導、子どもの家庭訪問をし、食前には必ずお祈りをする。
人口の9割がイスラム教の国で、キリスト者であることを宣言することは勇気がいることである。隣人を愛する愛がなければ、行うことはできない。
始まりは、一人の留学生との出会いであった。貧しい子どもたちのために、教育の施設を建設したい。その夢と祈りが、実現する。最初は数名の有志による計画であった。忍耐の強いられる過酷な長期計画ゆえに、最終的に残留したのは松本三男さん一人であった。
2005年からバングラデシュに小学校を建てる活動を開始し、2008年イラスプール村に小学校を開校することができた。2016年には中学校を開校し、小中あわせ現在250人の生徒が学んでいる。
「私の人生に、主が与えてくださったミッション」だと語り、健康が続く限り、子どもたちの学びの灯を絶やさず続けたいと願う。
これまでに7回、バングラデシュを訪問。約50キロの文房具・日用品を2回、荷物として携えていった。「主を愛し、隣人を愛しなさい」との主のご委託に応える働きに、信仰者の賜物が用いられている。

1941年、水戸市生まれ。北東京ルーテル伝道所(現・竹の塚ルーテル教会)にて受洗。日本基督教団 羽咋教会員。

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