【4889号】 夏、教会青年たちが海外プログラムに参加

I Love Taiwan Mission 活き活きとした青年たちに触れる
 今年も台湾基督長老教会(PCT)青年委員会が主催するI Love Taiwan Mission(ILT)が、「初αThe beginning」というテーマで7月4日から21日に行われた。

 ILTの企画・運営はすべてPCT青年主体で行われており昨年末から準備を始めていたそうだ。「教会活動に関わることが楽しくて」活き活きしている台湾青年の姿に、日本の青年は毎年感銘を受ける。そして、教会に青年たちの居場所があることに羨ましさを覚えて帰国する。

 ILTは、海外で生まれた台湾ルーツの青年が夏期休暇中に帰郷し、現地教会での奉仕を通して神様と台湾に出会うことが最初の目的であった。現在は国内外の青年や現地教会が共に主を礼拝し、仕え合うことで「主の大家族」を体験することが中心になっている。今年は107名の国内外青年(海外から10ヶ国)が集まった。

 メインは10日間の現地教会における奉仕である。参加者は台湾各地の教会に派遣され夏キャンプの奉仕をする。キャンプ中、海外青年は自らの文化、歴史、料理、踊り、讃美歌を分かち合う。原住民の教会に派遣された参加者もおり、現地教会の青年が井上伊之助(日本が統治していた時代に原住民へ大きな影響を与えたキリスト者)について子どもたちに教える時間があったそうだ。

 参加者の印象に深く残ったのは、台湾教会の大人が青年たちに、青年たちが子どもたちに、そして海外青年に向ける非常に温かく細やかな「まなざし」だった。小さき者を慈しむ主イエスの教え(マタイ25・40)を彼ら、彼女らの「まなざし」を通して思い起こしたという声があった。

 教団は台湾協約委員会を通して2009年からILTへ青年を派遣している。これまでの参加者や、他の海外派遣プログラムの参加者の情報共有によって、久保島結希氏(東大宮)、志茂誠氏(大和キリスト)、小林七海氏(芦屋浜)、大山海声氏(セムナン)を派遣した。祈りと支えに感謝する。 (廣中佳実報)

 

台湾ユースミッション 台湾と日本の歴史に学ぶ経験
 8月17日から27日、台湾ユースミッションが行われた。2006年に始まった日本基督教団と台湾基督長老教会(PCT)の青年交流である。日本の青年4名(新報で公募)と牧師1名が台湾を訪ねた。

 台湾側は4名の青年(台湾語、中国語、日本語、英語を話す)が、台北市から高雄市まで案内してくれた。双方のメンバーの多くが2年前のユースミッション(軽井沢など)や東北教区キャンプで友になっていた。今回は日本側も青年リーダーを置いた。ほぼ毎朝夜、デボーション(一人一人が担当の礼拝)を行い、聖書を読み語り合った。

 19日は台北市の4教会に分かれて礼拝し、夕に苗栗縣の三義(さんぎ)教会で青少年と交流した。20日から中部のPCTのキャンプ場に三泊した。キャンプ場は、既に召された謝緯牧師が青少年伝道のために献げた財で造られ、青少年の信仰のため有効に用いられている。青少年伝道のプログラムを継続することが実りをもたらすと学んだ。青年が互いの教団・教会を紹介し、山登りを楽しんだ。21日は、霧社事件(日本植民地時代の1930年に多くの日本人が殺された事件)の現場に近い、セデック族の教会である史努櫻(スーヌーイン)教会で交流した。高齢者は日本語を話し、機織りの見事な技術を持つ。後半に台中市、高雄市を見学し、戦時中に高雄で空襲があったことを知った。26日は高雄の新莊(しんしょう)教会の礼拝(台湾語)に皆で出席し、日本語で讃美する機会を与えられた。

 親日的な人が多いが、日本に厳しい人にも会った(1895~1945年の植民地支配)。決して忘れてはいけない。

 しかし青年は親しく交流し、信仰的にすばらしい刺激を受けた。ぜひ継続してほしい。私が訪ねた4教会にはドラムセットとギターがあり、伝統的な讃美と最新の讃美が献げられていた。(石田真一郎報)

 

カナダ青年研修ツアー 初の青年研修を開催
 8月20日から29日まで、世界宣教部を通して派遣された教団、聖公会、在日大韓教会等に属する青年たち10名をバンクーバーに迎えて、研修ツアーを行った。

 20日到着後、翌21日は、ブリティッシュコロンビア州立大学を訪ね、構内にあるバンクーバー神学校でR・トッピング校長から同校の神学教育の特色についてビデオを使った説明を受けた。先住民博物館、ボタニカルガーデンを見学し、先住民の文化と自然に触れた。

 22日は、セントアンドリュース・ウェスレー合同教会を訪ね、デイキャンプに参加している子どもたちと、折り紙、コマ回し等、日本の遊びを通して文化と言葉の違いを超えた交流をした。

 23日は、キリスト教超教派の社会正義に取り組む団体「カイロス」と、先住民リーダーを招き、植民地政策の下、土地と家族共同体のつながりを奪われた先住民の悲しみの歴史を学ぶ「ブランケット・エクササイズ」を体験した。先住民の長老メラニー氏の体験談、受継がれた彼女のドラムと歌に耳を傾け、多くの参加者にとってこのツアーのハイライトと言える深い経験となった。

 24日は、ダウンタウン東部のホームレスの街で人々に仕え、シェルターと食事、その他、様々なサービスを提供している第一合同教会を訪ね、聖書とキリスト教信仰に深く根差し柔軟に人々のニーズに応える姿勢に一同深く心を打たれた。24日の夕方から26日にかけて、5つの近隣・郊外の教会のメンバー宅に分かれてホームステイを経験し、日曜日はそれぞれの教会に出席した。

 山火事の影響で煙のかかった空もようやく晴れ、27日は、ウィッスラーで氷河の残る山々を一望した。

 28日は、日系人発祥の地スティーブストンから太平洋を望み、カナダの雄大な自然を体感し、充実した9日間の学びを振り返った。
(木原葉子報)

【4889号】▼教区青年担当者会・教育委員会▲ 若い世代が教会を居場所とするために

《教区青年担当者会》
 第8回教区青年担当者会が、9月3日から4日にかけて教団会議室で開催された。

 今年度は講師に岡村直樹氏(東京基督教大学大学院教授)を迎え、一日目に「ユースミニストリーの実践とリーダー養成」と題した講演をしてもらった。いかに若い世代が教会を居場所とできるかに主眼が置かれた講演であった。教会や地区などの組織において、ユース(若者)と共にいるリーダーたちは、しばしば若者と上の世代との「中間管理職」のような存在となる。ユースリーダーたちに前からある型を押し付けるのではなく主体性を尊重し、また時代を見据えた柔軟さをもって接していくという、教会のあり方も教示された。一日目は講演のあと、ユース向けに開催された「リフォユース500」「台湾ユースミッション」「えきゅぷろ!」の報告がなされた。

 二日目は分団のあとにまとめの時間をもった。このまとめの時は、参加者からの多くの本音がぶつけられたひとときであった。たとえば一日目に報告されたユース向けの諸集会も、教団新報や他の媒体で情報が発信されているが、その活発さを共有できているのはごく一部であることも指摘された。教団内の諸教会が、どうしたらひとつとなって青年育成に取り組めるか、そのことについてはもっと検討していかなければならない。また、「地方」の教会の青年をよりよく「都市」の教会に送り出したいという意見も多く出された。青年世代の特徴として、ある程度の年齢になったら東京などの大都会に出て行く人が多い。それは教会でも同じである。せっかく教会あるいは地区で大切に育てた青年も都会へ送り出さざるを得ない。都会にある教会には、そうした青年を受け入れてほしいが、しかしそれが十分に機能していないのが現状である。

 この青年担当者会は「無事に終わらせる」ための会ではなく、こうした率直な意見をぶつけてもらい、課題を見つけてより良い青年育成につなげる場であることを委員として実感した次第である。
(望月麻生報)

 

《教育委員会》
 第6回教育委員会が、9月4日から5日にかけて教団会議室で開催された。協議事項は2018年度クリスマス献金関連を中心に行われた。

 今回は特に、5日に秋山徹総幹事との懇談を持った。話題は教団に青年担当者を置くことについてである。

 秋山総幹事は、台湾長老教会(PCT)との協約に「青年部署を作る」ことを盛り込んだこと、17年3月、京都で行われた国際会議でも青年のネットワーク作りについての話題が出たことなどを挙げ、これらをどう結びつけていくかについての構想を示した。それは、インターネット上に様々な情報を共有できる場を作り、より多くの人に情報を提供し、必要とする人材や力を結びつけていくためにはどうしたら良いか、そこに注視しての「プラットフォーム構想」ということであった。

 これに対して、委員から様々な質問・意見が出された。情報共有や行事への呼びかけ、また人と人とのつながりにおいて、インターネットは本当に有効であるかどうかという疑問が多く呈された。また、情報共有も大切ではあるが、今は青年への伝道・牧会に関して専門的に関わる人材がより必要であるという意見も強くあった。

 また、教区青年担当者会でも話題になっていた、「地方」の教会出身で「都会」で新たな生活を始める青年層への働きかけも進めていかなければならないことへの意見もあった。

 青年担当者設置の件は、昨年度よりすでに「早急に進めるべきこと」として教育委員会では深く議論されている。青年担当者会でも強く要望されている。なんとかして形を作っていきたいと願いつつ進めた今総会期であり、その最後の委員会であった。 (望月麻生報)

【4889号】第21回部落解放青年ゼミナール 「すぐ気づけ差別」をテーマに

 8月7日~9日にかけて第21回部落解放青年ゼミナールが京都の平安教会を会場に開催された。30名を超える青年を中心とする参加者に恵まれ、共に部落解放の思いを語り学ぶ時を持った。今年はテーマを「すぐ気づけ差別」とした。京都には「京の三大漬物」という言葉があり、これは「千枚漬、柴漬、すぐき」を指した言葉である。「今年は京都でやるから」ということで「すぐき」にちなんでダジャレで付けたのがこのテーマであった。

 そんな冗談で始まった今年度の準備委員会であったが、京都での差別・被差別部落の歴史を考える中で、京都の解放同盟の方を紹介して頂き、京都市内でのフィールドワークと学びの時を持つことが出来た。

 今回、フィールドワークをさせて頂いた地域は室町時代から存在を確認できる所で、死んだ牛馬の処理や皮革産業、庭造りなどを生業とし、牢屋の警備などの仕事も奉行所などから命じられて行い、時には為政者からも重要視された。京都と言えば「枯山水庭園」も有名であるが、昔の庭造りに多く関わった地域であった。京都にあって文化に関わる大切な仕事をしていたにもかかわらず、「差別」され続けてきたのだそうだ。

 フィールドワークでは市内中を巡り歩き、様々な学びを得ることが出来た。どこも、日常的に車で走る道や、普段友だちと遊びに行くところであった。私たちは逐一驚いた。差別された抑圧の歴史は、私たちのすぐそばにあった。ダジャレで付けたテーマであったが、「すぐ気づくことが出来るのか」と問われた3日間であった。そして「気づき続けること」も大切である。差別はいけない、そう語ることだけは簡単かもしれない。しかし共に歴史を学びながらそれぞれの言葉、それぞれの場所で解放を叫ぶものでありたい、みんなで話し合いの出来た良き3日間であった。 (桝田翔希報)

【4889号】▼伝道対策検討委員会▲ 次総会期、委員会継続を決定

 8月31日、教団会議室にて第8回教団伝道対策検討委員会を開催した。

 前回議事録承認の後、第6回常議員会において、議案「教団伝道推進に関する件」(「伝道推進基本方針」展開、「献金運動」具体化、伝道推進を目的とした教団機構改定検討)は、内容を整えて次回常議員会に提案することとなったことが報告された。

 続いて、次総会期に本検討委員会を継続して設置することに関して、石橋秀雄委員長は、これまでの委員構成(三役、常議員8名、教区議長8名)に伝道推進室書記を加え、伝道の取り組みや「献金運動」の推進を具体化する委員会とすることを提案した。

 これに対して委員から、議案としての体裁を整える必要がある、第6回常議員会において「教団機構改定案骨子」の内容を検討できなかったことは残念であった、教団機構改定を常議員会で検討することを明確にすべき、委員には全教区議長を入れてほしいといった意見や要望が出され、再度三役が議案を検討することとした。

 次に、今後検討すべき事柄について話し合い、第41回教団総会において、教団機構改定について協議する時間をもつことを教団総会準備委員会に提案することとした。また、常議員会における検討を進めるために、第41総会期第1回常議員会において、これまでの機構改定に関する議論や課題等について協議する時間をもち、「機構改定案骨子」の内容を実質的に審議することにしてほしいとの意見が出された。

 その後、本検討委員会の総括をテーマとして話し合い、各委員より、教団が持っているネットワークの大切さを確認した、教区議長会議を複数回開催したことは大変意義があった、常議員会・本検討委員会・教区議長会議それぞれにおける検討が噛み合っていない等々の意見が出された。

 最後に石橋委員長が各委員の労苦に対して感謝し、今総会期最後の検討委員会を終えた。(雲然俊美報)

【4889号】▼世界宣教委員会▲ 派遣青年たちの報告を受ける

 6月1日、第4回世界宣教委員会では、通常の報告事項として世界各地に派遣されている宣教師の状況を共有した。

 また、3月8日から13日にかけてタンザニアで開催された世界教会協議会(WCC)世界宣教伝道会議の報告を参加者の野川祈氏(国立)、三浦洋人氏(仙台北)にしてもらった。教団総会でも両氏による報告を予定しているが、各国から集った1000人規模の多様性を肌で感じたこと、日本には無い課題を知らされ、幅広い視野を持つ大切さが報告された。

 主な協議事項として2018年度予算、海外宣教師に対する医療、教育、語学研修の支援条件について話し合われた。

 9月7日、第5回委員会においても各宣教師の状況確認をした。
 
 続いて、6月11日から24日にスイスで開催された「ミッション21・ユース・サミット」及び7月28日から31日に台南で開催された「ミッション21・アジア・フェローシップ・ユース」について、岸ひかり氏(千葉本町)から報告を受けた。それぞれ関係教団や各教会の青年代表が集い、デボーションやワークショップが精力的に持たれた。日本からも引き続き派遣できる人材を見出す必要があることを受け止めた。

 当委員会は、文化的背景の異なる各国、各教団との連絡や連携、派遣宣教師と受入れ宣教師の状況把握、そして青年海外派遣と受入れなど、協議内容が多岐にわたる。このようなエキュメニカル・ミニストリーの働き、意義を教団内外にさらに周知したい。委員会発行「共に仕えるために」によって、祈りに覚えてもらいたい。(近藤 誠報)

  • 共に仕えるためにPDF

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