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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4627号】教区総会報告①四国・九州・西中国・京都・北海

2007年5月26日
多様化する各教区の課題 五教区の報告を読んだ時点での感想にすぎないが、協議事項が実に多様だ。共通して取り上げられている課題は少ない。各教区を横断する主題は見えて来ない。教団総会が開催されない年であることも一因だろうが、矢張り、地域の特異化が進み、自然、対応も多様化しているように思われる。多様化する課題を、宣教というフォルダにまとめることは可能なのだろうか。

【4625・26号】日北米宣教フォーラムにて

2007年4月28日
プロテスタント伝道開始以後ほぼ一五〇年。日本で何人の宣教師が活動されたことか。戦後の一番多い時は、全国で六百名の宣教師が活動されていたと聞くが、現在は約九〇名。 三月二七~二九日、青山学院で旧・日北米宣教協力会(通称JNAC)から、各々の代表約六〇名が集まり、フォーラムを開催。 これは二年前に、JNACが解散したが、これまでの関係で与えられた賜物などを双方が継承しつつ、今後、何を共有できるかを探る第一回目のもの。 日本伝道の多くの部分は、宣教師の働きによることは周知のことであるが、このフォーラムで、個人的に次のことを知らされた。 それは、JNAC解散の前年に、かつての感謝とお礼を兼ねて、山北宣久議長と、当時の世界宣教委員会・大宮溥委員長が北米各教団を訪問された時、「教団の代表が、直接来てくださったのは初めてです」と二教団から言われたようだ。 一瞬「エッ」と思ったが事実らしい。確か……

【4625・26号】人ひととき 李 秀雲さん

癌宣告をも乗り越え 李さんは台湾のミッション大学で、初めてキリスト教に触れた。ただ、アメリカ人宣教師であった学長夫人によるキリスト教の授業を真剣に学ぼうとはしなかった。けれども卒業直前、学長夫人の死を通して、彼女の祈りと信仰を受け継いでいこうと決意し、洗礼へと導かれた。 その後日本へ留学し、不思議な導きで、第一志望でなかった東京神学大学へ入学した。入学当初は、将来牧師になるというより、ただ聖書の研究がしたいという気持ちが強かったが、やがて伝道者としての志へと導かれた。卒業後、中渋谷教会で信徒伝道者として奉仕、更に准允、按手礼を受けるに至った。 けれどもその後に一度は帰国し、台湾の神学校で授業を担当していた。そのような生活の最中、医者から末期癌の宣告を受ける事態に直面し、李さんは神の前にひざまずき「病気が治ったら、一生涯を献げます」と祈った。そして不思議なことに回復へ導かれた。この……

【4625・26号】教団事務局職員の独り言

教団事務局の仕事をしていると、様々な電話がかかってくる。いわゆる悩み相談の一つである。わたしはこういう組織なのだから、これらの電話を受け、話を聞くことも仕事の一環だろうと考えている。ときには一時間にわたる話に、急ぎの仕事を抱えて困ったなと思うこともあるけれど、今、誰かに話したいという電話をむげに切るわけにはゆかない。 先日、ある老人からの電話を受けた。四〇数年の教会生活を送られ、もうすぐ八〇才をお迎えになるという。現在は老人ホームに入居されているとのことだが、訳あって長く独居をしておられた。歳を重ねるごとに体も弱り、足を悪くしてからは教会に通うことが出来なくなって久しいという。けれども、主イエスを信じて、教会を思い、月定献金も納め、教会からも月報は届く。彼女が教会に通い始めてから、現在の牧師は四代目だが、教会に行かれないため疎遠になり、親しかった教会員も亡くなった今、教会との接点は郵便で……

【4625・26号】能登半島地震緊急救援募金のお願い

◎目標額 1,000万円 ◎募金期間 2008年3月末 ◎送金先 加入者名 日本基督教団社会委員会 ◎郵便振替 00150-2-593699 *社会委員会独自の口座です。お間違えのないようにお願いします(通信欄に「能登半島地震緊急募金」とお書き下さい)。 日本基督教団社会委員会委員長 張田 眞

【4625・26号】宣教師からの声

神様のネットワークの中で 浅田 容子 (ユニオン日本語教会宣教師) 本日無事に月報発送作業終了。毎月第三水曜日の家庭集会(今月は二名の送別会)の後に、参加者たちの奉仕で発送作業を行う。作業中は幼児たちの遊び廻る声と主婦達のおしゃべりとですさまじい騒ぎ。主婦のパワーはものすごくあっという間に作業完成。「楽しいわ。単純作業も大好き!」などと言う元気な声を聞くと、感謝せずには居られない。 我々の教会は駐在員達の多い地域にあり、主に短期滞在の方々への伝道・牧会が使命である。現在の正会員は十一名。準会員(日本に教会籍を置いている方々)が三名。賛助会員(アメリカの教会員であるが、我々の教会の日本人伝道の協力者)が四名。高齢で自宅療養会員一名。八五歳と八三歳の最高齢のご夫妻も健康のトラブルが増え、高齢メンバー達の訪問が急に増えてきた。永住者メンバーは主婦も全員仕事を持ち週日は働いておられるの……

【4625・26号】教区コラム 関東教区

喜び、祈り、感謝 三浦 修 二〇〇四年十月二三日夕刻に発生した「新潟県中越地震」からはや二年半が過ぎようとしています。今年一月二九日・三〇日に開催された常議員会で新しく選任された教団の「新潟県中越地震」被災教会会堂等再建支援委員会の方々と関東教区の支援委員会のメ ンバーとの合同会議が開催されました。席上、見附教会と小出教会の諸般の事情による土地購入の一部代金(二千万円)を加え全国募金目標額一億五千万円を一億八千万円に増額して欲しい旨を、関東教区よりお願いしました。 此の合同会議の詳細は三月三日付発行の教団新報に報告されていますが増額提案は七月の常議員会で審議されます。いづれにしましても、教団の再建支援委員会が関東教区に寄り添って下さる姿勢に大いに励まされ感謝致しております。 私は第五七回関東教区総会時(五月二八日・二九日)の議長報告で以下の事を訴えます。 『第五六回関東教区……

【4625・26号】トランク一杯に「神の愛」を詰めて 服部真奈宣教師、高雄日本語教会付属幼稚園へ

三月二五日服部真奈宣教師派遣式が菊地一男牧師の説教、上田博子世界宣教担当幹事の司式により、横浜本牧教会の聖日礼拝の中で執り行なわれた。 服部氏は台湾、林田義行宣教師が派遣されている高雄日本語教会の付属幼稚園に、高久華子宣教師の後任の信徒宣教師として派遣される。 同氏は、横浜本牧教会員であり、青山学院女子短期大学専攻科児童教育を卒業後、同教会付属早苗幼稚園教諭を四年務めた。礼拝には、早苗幼稚園の在園生や卒園生が保護者と共に多数出席し、礼拝堂一杯となった。 菊地牧師は「わたしがあなたを任命した」と題して、長崎のコルベ神父が宣教師派遣をローマに要請し、宣教師の持ち物についてローマから問い合わせがあった際「神の愛のみ」と応えた逸話を用いて、トランク一杯に「神の愛」を詰めて旅立つと説いた。 礼拝後にもたれた壮行茶話会では婦人会、壮年会、青年会、幼稚園それぞれの代表、さらに幼稚園保護者代表から……

【4625・26号】教師検定委員会新組織発足 小堀康彦委員長、倉橋康夫書記選出

第35総会期の第一回教師検定委員会が、三月十九日(月)~二〇日(火)、教団会議室において、委員七名全員が出席して行われた。二〇〇七年春季教師検定試験は、準備の都合上前総会期の委員会が担当したので、今回が新委員による最初の委員会となった。 最初に各委員が自己紹介をし、愛澤豊重総幹事職務代行が挨拶した。今期は、三名の委員が交代した。委員の互選により、委員長に小堀康彦委員、書記に倉橋康夫委員が選出された。 まず、教規と教師検定規則等に基づき、当委員会の任務について確認した。続いて、当委員会の性格をふまえ、教師検定の実務についての基本的な共通理解を持つための話し合いがなされた。また、前委員会からの申し送り事項を確認し、これらの検討を行った。特に、従来二会場で開催していた試験を一会場(秋季を大阪クリスチャンセンター、春季を中野サンプラザ)としたことの成否について、今回の形が最善ではないにしても、……

【4625・26号】過疎化進む能登に震度6強の地震 輪島教会周辺では大きな被害

三月二五日、〇六年度最後の日曜日、能登半島の北端にある輪島教会では、八年という時を一緒に過ごした勇文人牧師一家の送別会が、礼拝後に予定されていた。過疎地に立てられた小規模教会では、人間関係が濃密だ。輪島教会員にとって、この日は特別の日となるべく定められていた。 午前九時四二分、教会学校の分級の最中、この地方を震度六強の地震が襲った。数日前から空気が生ぬるかったとか、モグラを一度に一〇匹も見たというような話が、巷間まことしやかに語られたのも事実だが、それは、ことが起きてからのことで、後知恵。地震は全く突然のことだ。老朽化した教会の二階は、誰もが体験したことのないほど揺れ、生徒の一人は棚から落ちた地球儀で頭部を怪我した。幸い重傷ではなかった。 教会建物は、一見したところ大きな傷はない。しかし、子細に見れば壁に無数のひび割れが走り、屋根の形が微妙に歪んでいる。 教会周辺には、空き地が目立つ……
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