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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

【4641号】牧師のパートナー

2007年12月22日

全国教会婦人会連合 牧師夫人研究委員会

同労者の交わり
横山 利江 (牧師夫人研究委員会委員)

◎各教区内「牧師夫人会」の現状
今回、教団十七教区中十四教区の三二地区(支区、分区)にアンケートを依頼し牧師夫人会の現状について七つの設問を試みた。この機会に各地の牧師夫人会の様子に目を向け関心を持っていただければと願う。
1.教区、地区に牧師夫人会が
(ある)九教区二二地区
(ない、不明)五教区十地区
2.開かれる回数は?
殆ど年一回~二回(三回~六回の分区もある)二年に一回の一泊研修会一教区
3.教区、地区からの援助金が
(ある)八教区十九地区(二地区で婦人部、教区婦人会連合より)
(金額)五千円~十万円
(なし)三地区
4.お世話役は?
輪番(一年~二年交代、地域毎)
話し合いで可能な者が受ける
5.内容は?
教会に集い礼拝、懇談、近況報告、会食、テーマのある学び、施設訪問、音楽会、観光、家族会、歓送迎会、一泊研修会
6.参加人数は?
六人~四〇人(最多十人前後)
7.牧師夫人、牧師夫人会について感じていること、考えていること
○教会外で働く方が多い
○子育て中、教会の用で忙しく牧師夫人会の参加も出来ない
○牧師夫人のあり方は益々多様化している
○夫を牧師として尊重し自分の立場を自覚している方は同志との交流を願っている
○自然に謙虚にパートナーを支え教会に仕えている方が多い
○牧師と共に牧会する立場を取ることが良いと考える。教会の業に参与させていただき感謝
○若い牧師夫人方と考え方の違いを感じる(対教会、教会員)
○牧師を単なる職業と考えて欲しくない
○一般の信徒として牧師、長老会に従い必要に応じ牧会的フォローもする
《牧師夫人会について》
○共通の課題を語り合える会
○牧師夫人会は必要と思う
○あせらず細く長く存続を
○牧師夫人会という言い方に抵抗感、違和感がある、牧師夫人て一体何?
○牧師夫人会の別称を持って運営している(例オリーブの会、ベタニヤ会、牧師のパートナーの会等)
○高齢化、伝道不振で危機的状況の今、共に宣教をテーマに祈り求めて行きたい
「全国牧師夫人の会」については遠い存在と感じている方もいらっしゃるようだが、明るく活気に満ちた集いであるので可能な限りチャンスがある時には是非ご参加されるようお勧めしたい。
最後に何より記したいことは教団新報に牧師夫人会の現状を取り上げていただいたことへの感謝である。アンケートに現れているように多様化の時代は確実に来ている。又一方で各地から届いた回答の向こう側から伝わってくるのは微かながら確かに息づく歩みである。同労の仲間と出会い語り合い心を癒し、力を得ることが出来るのならこの歩みは絶やしてならないと考える。
各地の教会に生きる牧師のパートナーのお働きを覚えつつこの報告を終える。

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