備えられた道を回って、
母校の教諭に
「冷めた優等生」。東洋英和女学院中学に入学して初めてキリスト教に触れたが、世の中を小馬鹿にし、教師から見たら嫌な生徒だったかもしれない。「やらない子、できない子の気持ちが分からず、教師になどなるとは思ってもいなかった」。ただ、当時は英和の生徒は教会に行くのが当たり前で、高等部の頃に聖ヶ丘教会で先輩たちや友人らと共に過ごした経験が、後の求道への備えとなっていたのではないか、と振り返る。
英語教育の手法について考えたり、教育学にも関心を持った。シュタイナー教育への関心から、東京外国語大学ではドイツ語を専攻。しかし、英語教育学者の若林俊輔と出会い、英語教育学で卒論を書く。それでも、教職課程の単位は取らなかった。「選択肢の中には入っていませんでした」。
卒業後、メルセデス・ベンツに就職。一〇年後、トヨタのレクサスの立ち上げに誘われ、そちらに移る。車……
JOCSは、今年度新ワーカー二人を加え計八人の保健医療従事者をアジア・アフリカへ派遣しています。
新ワーカーの内一人は岩本直美さんです。バングラデシュのテゼ共同体による知的ハンディを持ったメンバーの家「プシュポ・ニール(華の家)」での活動のためです。九歳~二八歳(推定)の子供や大人達-身体的な障がいや重い精神疾患を持つ人も-八人が暮らしています。テゼ共同体は他に二つの家も運営しており、岩本ワーカーはすべてに関わっていく予定です。
「今あるニール(家)の子供達の中には、ダッカの孤児院にいたストリートチルドレン五人も含まれている。路上で生活していた彼らは、親にごみのように捨てられ、『Nothing(無に等しい)』、そして『死んだ(も同然)』存在だった」
「子供達は、幼い頃から愛情に飢え渇き、『自分が大切な存在である』という感覚が持てない。家では『人として生きること』を取り戻すようにしてい……
中部教区愛知西地区「ベタニア会」
学びと親睦で共に成長する会
小林 英子(熱田教会員)
中部教区愛知西地区の「ベタニア会」について紹介させていただきます。
この会には長い歴史があり、最初は「愛岐地区牧師夫人会」という名称で、一九六六年からの記録が残されています。
毎年二・三名が交代で当番となり、年に一度の研修会のお世話をさせていただくのですが、その当番になるとまず、前年度の方から、今までの記録ノートの入ったずっしりと重い袋が引き継がれます。袋の重さと同時に、責任の重さが肩にのしかかってくるような気持ちになります。
けれども、いざその記録ノートを開いてみると、毎年毎年心をこめて準備がなされ、共に学び、共に語り合うことによって、多くの人達が励ましと希望を与えられてきた様子が伝わってきて、今年も是非、良い会を開催できますようにという、前向きな気持ちになれるのです。
記録……
①米国・ウェスレー合同メソジスト教会(サンノゼ)日語部主任牧師
②カナダ合同教会バンクーバー日系人合同教会日語部主任牧師
◎資格=日本基督教団正教師、要英語力
◎締め切り=2008年9月12日(金)必着
◎選考=書類と9月25日の面接をもって決定
◎資料請求=世界宣教部TEL03-3202-0544
新報四六五一号二面北海教区総会の見出し『「訴願なるもの」の取扱いを巡り議論』を、『「訴願」の取扱いを巡り議論』に変更致します。また、記事中の、「教区総会の約一ヶ月前にはじめて当該教会に開示された」を、「教区総会の約一週間前にはじめて当該教会に開示された」にお詫びして訂正致します。
佐原英一氏(隠退教師)
五月八日、逝去。六三歳。京都府に生まれる。一九六九年同志社大学大学院修了後、弓町本郷教会に赴任。その後、今治教会を牧会し、七六年から二〇〇八年まで京都葵教会牧師を務め隠退した。七六年から二年間、長岡京教会、八一年から二年間、田辺地の塩伝道所兼務牧師として勤めた。遺族は妻の良子さん。
藤原 亨氏(教務教師)
五月十五日、逝去。七二歳。熊本県に生まれる。一九六一年日本聖書神学校卒業後、田園調布教会に赴任。その後国分、鹿児島城南、出町、福野各教会・伝道所を牧会し、二〇〇七年から北海道クリスチャンセンター教務教師として奉職した。遺族は妻の義子さん。
2008年6月13日
日本基督教団総会議長
山北宣久
2004年4月11日に発刊され、現在はインターネット新聞として出されている「クリスチャントゥデイ」については、その当初より発行団体について疑念が持たれてきた。ことに韓国における設立者である張在亨牧師の統一協会の前歴問題をはじめ異端問題までも提起されている。日本においても救世軍 山谷真少佐、クリスチャン新聞 根田祥一氏に対して法的抗争を図るなどをしている。
日本基督教団としては、これらの疑惑が解決されない限りキリスト教として同一の線に立つことは出来ないと判断する。従って、今後一切の関係を持たないと共に、クリスチャントゥデイ紙創刊号に掲載した祝辞及びメッセージを取り消す。
第35回総会期第四回靖国・天皇制問題小委員会が、二〇〇八年六月九日(月)〜一〇日(火)、日本キリスト教会館四階会議室で開催された。
西之園路子委員長による開会礼拝の後、議事日程が承認され、報告・協議が行われた。
諸報告、前回議事録承認に続き、第36回教団総会「報告書」の小委員会報告について確認し、「評価と展望」について協議した。どうしたら靖国神社問題や天皇制問題が各個教会で切迫した重要な問題として受け止められるのか、そのことは前期委員会に引き続き、今期委員会でも大きな課題であった。その答えを未だ見い出したとは言い切れない。しかし、小委員会が積み重ねてきた発題や協議内容は大事なものであり、いずれかの時期に、これまでの講演内容等をパンフレットのような形でまとめ、諸教会がこの課題と取り組むための手がかりとなればとの願いを持っている。
今後もこれらの課題を担うため、「第36総会期 靖国・天皇……
第五回世界宣教委員会が、去る六月三日(火)に開催された。
今回は、浅井重郎宣教師がタイ・チェンマイで、また、浅田容子宣教師がNY・ユニオン日本語教会での長年の働きを終えて退任、帰国されたので、帰国報告会を、最初にもった。委員会と共に会食していただき、御三人の数十年にわたる宣教のご苦労と喜びを分かち合い、感謝の慰労金を差し上げた。
この後、世界宣教の下にある六委員会、宣教師会議、退任宣教師感謝ツアーなどの諸報告がなされ、承認された。
次いで、議事に入り、以下のことが協議された。
①決算・予算について承認。
②「日本基督教団とアメリカ改革派教会との宣教協約合意書案」および「日本基督教団とアメリカ合衆国長老教会との宣教協約合意書案」が提示され、これをもって議長提案の常議員会議案とすることに合意し、議案としての体裁を整えることを作業部会に一任した。
この二つの宣教協約合意書は、手続きを……
第35総会期第六回教育委員会が六月十日(火)、十一日(水)の両日、教団四階会議室を会場にして委員全員の参加をもって開催された。
岸憲秀委員長が各委員と教育委員会の働きを覚えて祈祷をささげた後、前回議事録の承認と諸報告が行われた。
「ユースミッション2008」については実行委員会の報告後、主に八月二日(土)に予定されている「横浜フィールドワーク」と八月四日(月)から滞在予定の「六甲山YMCA」でのプログラムについて協議を行った。大阪教区教育部が「ユースミッション2008」の、特に関西でのプログラムへの協力を申し出てくださったことは感謝であった。
二〇〇七年度のクリスマス献金は、九、八四〇、一三五円であった。諸経費を引いたほぼ全額を「能登半島地震」被災教会会堂等再建支援委員会、教団社会委員会(中越沖地震)、日本キリスト教海外医療協力会、南西ドイツ福音宣教会、アイヌ奨学金キリスト教協力会に……