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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4652号】08年度教区総会報告②未受洗者配餐問題が議論の焦点 中部・京都・奥羽・西東京・兵庫

2008年6月14日
被災教会再建支援に取組み 中部 五月二〇日(火)~二一日(水)、第58回中部教区定期総会が行われた。開会礼拝では「荒野で聴く言葉」と題して説教が行われ、聖餐式が執行された。 問題意識を持って議論されたのは、二〇〇七年七月に北村慈郎常議員が発題した内容について、常議員会宛に出された「要望書」について、愛知教会黛八郎伝道師の不祥事について、そして能登半島地震で被災した教会・施設の再建についてだった。 「要望書」に関しては「懇談が教団新報に載った経緯」から「聖餐をどう考えるか」まで幅広い意見が出された。「それぞれの教会の伝統や背景を考慮すべき」「教憲教規で切り捨ててはならない」等、未受洗者陪餐を否定しない立場の発言が出る一方で、「聖餐に対する見解は各個教会で決議するのではなく、教区総会などで決議すべき」「牧師が未受洗者陪餐を行う時、信徒の意見が切り捨てられる」等の意見も出た。 高橋潤……

【4651号】神様、お祈りが聞こえますか

2008年5月31日
「ボクシセンセイガイルノニ オイノリシナイノ」と少年が言う。子どもの教会の担当者が感謝会をレストランでしたときである。担当者の子どもも一緒で、年度末の感謝の食事をしたのであった。レストランでもあり、ここは各自がお祈りして食べましょうと言い、食べ始めたのであった。小学校二年生の少年の指摘で、改めて牧師が声を出してお祈りをする。社会の中で声を出してお祈りすることを憚っているのかな。 牧師の子ども達が小さかった頃、毎日食前の感謝のお祈りをしていた。三人の子ども達が、食事毎に順番でお祈りをする。その習慣が身についており、外で食事をするときにも、誰かがお祈りをする。特に末の子はまだ幼稚園児であり、それはそれは大きな声で食前の感謝のお祈りをするのである。小学校上級生になっている上の子が、「そんなに大きな声でお祈りしなくてもいいよ」と注意している。もはや恥ずかしさも出てきているのである。 神学生時代……

【4651号】人ひととき 有澤 禧年(つぐとし)さん

任期中に辞任した前任者の後を受けて、二八年間務めた八尾東教会を辞し、三月、出版局長にリリーフ登板した。就任二カ月後の率直な感想は、「四年間の予算決算委員長時代、業務監査を通じて出版局会計に多少の関わりをもっていたが、実務について見ると、思っていたより危機感は薄れた。いろいろ噂されていたのとは違い、誤解が多いことがわかった」とのことだった。 着任して最初の一カ月間に、二〇人の職員と一人一人面談した。「説明責任を果たして欲しい」という要望が多かったそうだ。単身赴任した有澤さんを気遣って「野菜を十分に取りましょう」といった特集女性誌を職員がそっと机の上に置いてくれるようになった。 出版界全体の低迷に加えて、キリスト教出版物の不振が囁かれ、教団総会、常議員会などで出版局財政の立て直しがしばしば論議されるようになった。出版局の現状を見ると、下降線にはあるが、「信徒の友」は下げ止まりで頑張り、「カ……

【4651号】信愛荘…入荘募集中 隠退教師とその夫人のためのホーム

日本基督教団信愛荘は生涯を伝道のためにささげてくださった隠退教師とその夫人のためのホームです。 東京教区が西東京教区の協力を得て運営にあたっています。具体的には両教区から選出された委員により組織された運営委員会が隔月に開かれ、信愛荘の現況や在住の方々に関する詳細は報告を聞き、必要な事柄を協議、決定していきます。 また、運営委員会のもとには広報委員会と募金実務委員会があり、「青梅のたより」発行や信愛荘を経済的に支えるための募金活動を行っています。 現在十六名(内二名入院中)の方々が神様の恵みの内に平安な日々を過ごしておられます。 信愛荘の一年の歩みの中で最も大きな喜びの時はクリスマス礼拝とイースター礼拝の日です。通常各教会のクリスマスとイースター礼拝の翌日の月曜日に行われます。外来の講師に説教と聖餐式の司式をお願いします。 この時ばかりは外部からの来賓や関係者も多数お招きし、礼拝の……

【4651号】宣教師からの声

宣教師の最後の願い ヘイスティングス・トマス・ジョン ヘイスティングス・キャロル・ジャニーン (合衆国長老教会派遣宣教師) 過去二三年間で宣教の巡礼で出会った、甲府の山梨YMCA、金沢の北陸学院、西宮の聖和大学、東京の東京神学大学の素晴らしい学生、同僚、諸教会の兄弟姉妹の故に神様に感謝を献げます。七月で日本を去る前に皆さんにお礼申し上げます。いつまでも日本を愛し、教えられた賜物を大切にします。 お別れの言葉は、先ず日本のクリスチャンに向けたいのです。世界どの国にも福音とは関連のない大きな物語(grand narrative)があるものです。 米国の場合それは自国利益と神の御心を混同する公民宗教(civil religion)と云えます。9.11以降米国は 、自国利益を守るという建前で、破滅的な外交政策を追求してきました。他方日本の場合それは、「日本は等質的な島国」なる神話で……

【4651号】ミャンマー・大型サイクロン 被災者救援募金のお願い

主の御名を賛美致します。 去る5月3日ミャンマーを直撃した大型サイクロン「ナルギス」による被災者救援のために緊急の募金を行います。報じられているように被害は未曾有で、ミャンマー国営ラジオは6日、約2万2500人が死亡したと伝えた。行方不明者は4万1000人に上るという。被害地域の95%の家屋が喪失したと伝えられている。交通・通信網が破壊され、犠牲者は南西部エヤワディ管区に集中しており、救援活動が急がれています。 社会委員会はすでに被災者支援活動をはじめたAction by Churches Together (ACT) International の呼びかけに応えて緊急救援募金を行います。ご協力をお願いいたします。 2008年5月9日 日本基督教団社会委員会委員長 張田 眞 記 ◎募金期間:2008年12月末 ◎目標額:特に定めず ◎送金先:加入者名/日本基督教団社会委員会……

【4651号】公募

EMS(南西ドイツ宣教会)青年ボランティアプログラム ◎期間/2008年9月より約5ヶ月間 ◎内容/ドイツの保育所や教会青年部でのボランティア活動 ◎財政条件/ドイツ側が健康保険、食事・宿泊・小遣いを提供 参加者本人が飛行機チケット代、ビザ取得費用を負担 ◎条件/18歳以上30歳以下、英語でのコミュニケーション力、牧師の推薦状 ◎参加国/日本、ナイジェリア、ガーナ、南アフリカ (何れもEMSパートナー教会) ◎募集人数/1名 (日本基督教団より) ◎問合せ/国際関係委員会(℡03-3202-0544) ◎応募締切/6月30日、後日面接により選考

【4651号】消息

阿部金一氏(無任所教師) 二〇〇六年十一月十三日、逝去。八七歳。島根県に生まれる。一九八六年受允後、出雲教会に赴任。その後九六年から九九年まで秋鹿教会を牧会した。遺族は妻の康子さん。 千葉 望氏(隠退教師) 三月二一日、逝去。六八歳。宮城県に生まれる。一九六六年東京神学大学大学院修了後、岡崎教会に赴任。その後仙台広瀬河畔、湯沢各教会牧師、七九年から二〇〇〇年まで弘前学院聖愛高校教務教師を務め、〇五年まで大鰐教会を牧会し、隠退した。遺族は妻の仁子さん。 土肥昭夫氏(無任所教師) 三月三一日、逝去。八一歳。兵庫県に生まれる。一九五〇年同志社大学神学部卒業後、霊南坂教会に赴任。その後松山、洛南各教会を牧会し、六四年から九七年まで同志社大学神学教師を務めた。遺族は妻の淳子さん。

【4651号】教区コラム 西南支区

伝道の前進のために 岸 俊彦 西南支区常任委員会では、過去十年分(一九九七~二〇〇六年度)の支区教勢を表にしました。伝道するためには実態の把握が重要だからです。結果としてその数字には少々驚かされました。十年間で現住陪餐会員は六、〇三七人から五、五三四人に減、朝の礼拝出席者は三、〇六五人から二、九三九人に減、受洗者九九名から九四名に減(ただし一九九六年度は一六七名)、支区四五教会の内礼拝出席者が減った教会が全体の三分の二と数字は厳しい実態を示しています。残念ながらどうしてそのようになったのか、実態の分析と原因の究明はまだできていません。 世田谷の住宅地にある一教会は昨年度解散しました。この事態を打開するためには、支区諸教会が祈りを合わせ主にあって一致して伝道を進めるほかないと考えています。支区全体の理解と協力を得て、具体策を一つでも計画実行したいと思います。 厳しい現実ではありま……

【4651号】カルト問題で四教区合同の研修会 福島県南部に開設された施設で

東京地区原理問題連絡会(東京教区と西東京教区)、関東教区統一協会問題対策委員会、東北教区カルト問題対策特設委員会の合同研修会が三月三日(月)~四日(火)の両日、福島県南部に開設された「ケアハウスLetS」で行われた。 このケアハウスは統一協会等の破壊的カルトで心傷ついた人たちが滞在して心を癒す場所として竹迫之牧師(白河教会)が中心になって開設したもので、日本では三番目の滞在型としての施設である。 今回の合同研修会では、統一協会が清平(チョンピョン)修練所で行っている二泊三日と四〇日間の「修練会」について学んだ。この修練会の模様を写したビデオを観ながら、六回参加した元信者の方から生々しい証言を聞いた。 特に、二泊三日の修練会はスケジュールが決まっている。まず、到着すると受付で「先祖解怨(かいおん)式」として、たとえば一家系当たり一代から七代までの先祖の「解怨」が出来るとされて七〇万円を……
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