九月八~九日、教団会議室に於いて今総会期最後となる第五回障害者差別問題小委員会が開催された。 主な議事は、今総会期における委員会活動を振り返りつつ、次期への申し送り事項を挙げることである。
今期の委員会活動は、主に三つあげられる。
第一に、委員会の名称を「『障がい』を考える委員会」に変更する提案をしたことである。これは、この委員会が、差別問題だけに留まらず障がいを持つ苦しみの根底にある心や魂の配慮を豊かにできるように願い、すべての者がイエス・キリストを主とあがめる教会となることを望むという思いを含んでいる。
第二に、情報発信と情報収集の手段として当委員会のホームページを開設したことである。まだまだ不十分な所はあるにせよ、分かち合うためのまず一歩を踏み出せたと思う。今後、アンケートなどを有効に行い、さらに内容が豊かになることを願っている。
第三に、今年度は四年ぶりに全国交流会を開催することができたことである。特別な講師を立てるのではなく、障がいを持って歩んでいる人たち自身に発言していただき、それを分かち合うことができ、良き交流の場が与えられたと思う。
これらの活動を受けて、次期委員会へ以下のことを申し送ることとした。
①障がいについての理解をさらに深める。②「障がい」を考える全国交流会を行うための献金を継続する。③情報発信と情報収集
*ホームページの継続と充実。*「教区への「障がい」に関する取り組み」アンケートの実施。④知的障がいをはじめ様々な障がいにも目を向けてゆく。⑤高齢者問題にも目を向けてゆく。(加藤幹夫報)