二日目の最後、北村慈郎教師に対し戒規の適用を求めることを内容とする「北村慈郎教師に対する戒規申立を行う件」が可決された。これによって「戒規処分申立書」が教師委員会に送られれば、北村教師に対する処分については教師委員会が判断することとなる。
昨年十月の第三回常議員会の議決に基づき、「未受洗者への配餐を直ちに停止するか、さもなくば速やかに日本基督教団教師を退任されることを勧告する」ことを内容とする「勧告書」が山北宣久議長から同教師に送付された。北村教師はこの勧告に応じなかったため、今年二月の第四回常議員会を経て再勧告が行われたが、「再勧告書」には、「今後もなお、全教団的合意なしに未受洗者への配餐を行うのであれば、戒規の執行申し立てに進まざるを得ないことを申し添えておきます。上記勧告に対する応答を二〇〇八年六月二〇日までにご連絡ください」とあった。
今回、こうした勧告に応じないまま行われてい……
▼キーウィー、金柑、西瓜、南瓜、トマト、茄子、キュウリ、ピーマン、シシトウ、唐辛子、薩摩芋、ジャガ芋、里芋、アスパラ、枝豆、南京豆、ササゲ、ミョウガ、一〇種類のハーブと、同じく紫陽花、僅かな草花。以上、我が家庭菜園で現在花か実をつけている作物。他に来春に備えて眠っているもの、球根で蓄えているもの。▼これだけ並べると、随分と広大な畑のようだが、実は、畑地はほんの三〇坪足らず。ひしめくように植わっている。風通しは良くないし、日当たりも悪い、当然、収穫は芳しくはない。▼今年すこぶる順調なピーナッツでも、一粒の単価が、一体いくらにつくことか。その単価に、手間賃は入っていない。そろばんを弾いたら、とても出来ない。だが楽しい。止められないし、数や種類を絞って、効率を上げることも出来ない。殆ど、犬猫の多頭飼育者のようだ。▼会堂は、畑より少し広い、そこに普段七〇人程度。六〇種類を軽く超える。多分、七〇種類……
激しく対立、なかなかかみ合わない議論 教団総会まで三ヶ月、その行方は
今常議員会も、前回に引き続き「教師退任勧告」「戒規」を巡る議案が焦点となった。賛否両論が激しく対立、採決の際には、何人もの常議員が退席するなど、混迷を深めた。また、抜本的教団機構改革案が総会への規則改正提案という形で、いよいよ具体的に提示され、ここでも激しい議論が交わされた。教団総会まで三ヶ月、今後、どのような展開を見せるのか、予断を許さない。
「戒規」巡り議事日程から議論
・議事日程
七月十四、十五日、教団会議室において第35総会期第五回常議員会が開かれた。会議冒頭、議事日程承認では、「北村慈郎教師に対する戒規申し立てを行う件」を取り下げるよう強い訴えがなされた。「本来、戒規を不服とする訴えを受け止めるべき常議員会が戒規申し立ての主体になることは、教規違反である」との意見が続いたが、「当該議案の内容……
神奈川教区を最後に教区総会が終った。差異はあるものの各教区で未受洗者への配餐をめぐる論議が展開された。
幾つかの教区では「勧告を取り下げ、教団として聖餐について論議する場を設ける」、そうした要望に基づく議案が承認された。
それらは教団総会に提案される。従って第36回教団総会は、さながら「聖餐総会」の様相を呈するであろう。
違法聖餐問題なんかを持ち込むから、営々と積み重ねてきた教区の一致を破ることになってしまった、議長としてどう責任を取るのかとの声を聞いた。
そして「合同教会の豊かさのために聖餐の多様性は確保されるべきだ」として未受洗者への配餐を正当化する意見も耳にした。
しかし合同教会の豊かさとは何かを改めて考えてみなければならない。合同教会の本質は「まことにして一なる教会」であろう。
昨今、一なる教会を強調する余りまことなる教会を犠牲にしてしまう傾きがあるのではないかと思わせ……
海外赴任を経て
田嶋さんと教会との関わりは、妻と娘を教会の礼拝へ車で送り迎えすることから始まった。そして教会生活をする妻の変化と娘の祈る姿を見て、信仰への興味を持ち、一緒に礼拝へ出席するようになった。だが、クリスチャンになりたい、でもこんな自分はなれないという一つの思いを持ち続けていった。
ある時、礼拝説教で導かれ、一つの切実な願いを必死で祈った。それはある意味では挑戦的な祈りであり、ヤコブと神との格闘のような体験であった。その祈りを通して与えられた息子に「信二」と名付けた。
その中、海外赴任が決まり、単身生活が始まり、熱病など死の恐怖を味わう出来事を幾度も体験した。もう駄目だと思っていた時に、聖書の御言葉に支えられた。「あなたがたを耐えられないような試練に会わせることはないばかりか、試練と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである」(コリント第一10・13……
★七月の新刊
『隅谷三喜男 信仰のことば』福田佳也=編・四六判・二一〇〇円/経済学者、教育者、社会活動家として多義にわたり活動した著者が代田教会「キリスト教講座」で語った言葉を収録。
『イエスの福音にたたずむ』井上洋治・四六判・二五二〇円/西欧キリスト教を、日本人の身の丈に仕立て直し続けて四〇年。著者が辿り着いた、キリスト教の核心と境地。最新書き下ろし。
『教会を必要としない人への福音』W・H・ウィリモン/平野克己・笠原信一=訳・四六判・二三一〇円/強い人、人生を楽しんでいる人など、切迫した福音の必要を感じていない人に、教会が語るべき言葉とは。
幼稚園の土地拡張、増改築、新築のため、幼稚園融資金2008年度分を次の要領で募集します。
◎金 額:50万円~300万円
◎返済期限:5年以内
◎利 子:期限内 年1.0%
期限後 年2.0%
2008年度は600万円を2~3の教会幼稚園に貸し出します。希望幼稚園は、教区事務所を通して教団教育委員会まで申し込んでください。締切は8月29日。
融資規定、申請書は教育委員会(TEL03-3202-0544)へ。
■主 題 「会衆主義教会の伝統と合同教会の課題」
■と き 2008年8月25日(月)~26日(火)
■ところ 同志社大学今出川寒梅館および関西セミナーハウス
■講 演 本井康博さん(同志社大学神学部)
■発 題 藤崎義宣さん(久ヶ原教会)
山下慶親さん(熊本草葉町教会)
後宮敬爾さん(札幌北光教会)
◎案内、申込書を必要とされる方は、下記実行委員会までご連絡ください。
◎参加申し込み〆切:7月31日(木)必着
〒617-0833 京都府長岡京市神足1丁目18-28
日本キリスト教団 長岡京教会 韓 守信(はん すしん)気付
「同志社神学協議会2008」実行委員会
TEL・FAX:075-951-2207
教会の電話番
石川ふみ子(北本教会員)
気がついてみますと、いつの間にか牧師館生活が三〇年を過ぎておりました。現在牧師は、北本教会で奉仕させて頂いております。北本は、野鳥の声が賑やかで、春はプラムの花が真っ白に咲き誇ります。牧師が米国へ留学中の二年半の間、家族は、教会の皆さんに色々お世話になり感謝でした。今牧師は教会と神学校との間を行ったり来たりして、相変わらず教会に支えて頂いております。
今まで、横浜二ッ橋教会、中遠教会、上尾合同教会とお世話になって参りました。それぞれの教会の皆さんには、本当にたくさんの思い出を頂きました。車の運転が好きな私は、子供たちを乗せて、また教会員の方々をお乗せし、出かけて楽しかった事など思い出します。
そして、その交わりを通して信仰を学ばせて頂きました。毎朝教会のため、一人ひとりのために祈って下さる方々に、何かとお祈りをお願いしたものです。今は、私……
新報四六五三号二面東北教区総会の記事中、「『未受洗者配餐を承認するのではなく、様々な背景を持った合同教会として、学びと対話を含めていく』件」を、「『宣教共働研究所の見解を承認するのではなく、様々な背景を持った合同教会として、学びと対話を含めていく』件」にお詫びして訂正致します。