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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4753号】第4回世界宣教委員会 深い痛手を負いながらも主の御用に

2012年8月4日
第37総会期第4回世界宣教委員会が6月25日、教団会議室で開かれた。 教団より世界各地に派遣された宣教師の消息や、ケルン・ボン日本語キリスト教会の齋藤篤宣教師の就任式、また、ロンドン、ウイーンの日本語礼拝からの宣教師派遣要請があり、調査のため加藤誠世界宣教担当幹事が現地を訪問したこと、オーストラリア合同教会、ニュージランド長老教会などからも新しく総会参加の要請があり、世界宣教の活動の新しい広がりを感じさせられた。 宣教師支援委員会などの傘下の委員会報告の後、今回は、特に、ケルン・ボン日本語キリスト教会の奉仕を終えて帰国された林原泰樹宣教師の帰国報告を昼食を共にしながら聞く機会を持った。同宣教師は在ドイツ期間中に長女玲羅さんを白血病で亡くし、深い痛手を負った。ラインラント州教会との関係や現地日本人教会の課題などを聞き、その労をねぎらった。 主な協議事項として、 ①小海光宣教師は米国オ……

【4753号】荒野の声

▼牧師がチャリティー晩餐会を開いた。最初の料理が並んだ時、牧師が言った。「今日の料理には5種類の肉が使われています。それを全部言い当てた人は、無料にしましょう。誰も分からなかったなら、皆さん倍額支払って下さい」。▼最初の皿。「これは子牛ですね」、直ぐに当てられた。次もたちまち、「ラムでしょう。癖がなく上品に調理されています」となかなか好評。三つ目の皿、考え込む。やっとグルメで知られる監事が「フランス料理では鳩も食べるし、迷いましたが、思い出しました。これはうずらですね。あれはイタリア旅行の時だったかな」。▼四つ目。全員、皿の上のものをひっくり返したり、付け合わせの野菜をかき回したり。そこには薄切りのパンがあるだけ。聖書に通じている一番若い役員が言う。「分かりましたよ。最初が子牛、次が羊、そしてうずら。聖書にこじつけているのでしょう。これはイエス様の体即ち肉、聖餐のパンでしょう」。牧師が、に……

【4753号】2012年度新任教師オリエンテーション

交流を深め、今後の働きの場へ  6月18~20日、天城山荘(伊豆市)にて、2012年度新任教師オリエンテーションが開催された。出席者は73名(そのうち新任教師48名)であった。主題は「教団の教師として宣教を共に担う」であった。教師委員会としては、このオリエンテーションが、教団における宣教の働きの学びと共に、教団教師として、新しい出会いと交わりの恵み(同期の者が集まる唯一の機会)を味わう機会となることを願って準備に当たった。 《日本基督教団の伝道》  1日目、小宮山剛委員長による開会礼拝説教では、最初の任地の経験から、「伝道者は生けるキリストに出会う恵みを、最も身近に見聞きする立場に置かれており、それが伝道者として歩み続けさせていただく源となっている」ことが語られた。  その後、石橋秀雄教団総会議長による講演「日本基督教団の伝道」がなされた。 教会が本来持っている命と力の回復……

【4752号】問安を終えて

2012年7月21日
 何れの教区においても、年一度の教区総会は精神的にも体力的にも、多くのエネルギーを必要とする事柄であろう。私もこれまで、自教区の総会に最後まで出席するだけで、十分な疲労を覚えてきた。  それが、教団三役になると手分けして4つ5つの教区総会に伺うことになる。正直、これが一番の恐怖であった。否、勝手に、負担になると思い込み恐れていたのである。  ところが実際に伺ってみると、全く別の感慨が湧いてきたことに我ながら驚きを覚えている。この体験をむしろ得がたい体験、まことに幸いな体験と思うようになったのである。  何が幸いなのかというと、自分の知らない地で、その地域の課題を担いつつ、どのように諸教会が伝道し、苦悩し、また喜びを共にしてその一年を歩んでこられたかを知ることが出来るからである。  これはまさに三役の特権であり、問安使ならではの体験であろう。あとは、このような者をも、教団問安使として……

【4752号】人ひととき 北浦 圭祐さん

 エマオのボランティアから受洗  昨年7月、初めて家の近くの教会の門を潜った。  そこで手にした週報に、西東京教区の被災地派遣ボランティアの1行を見出して釘付けとなった。翌週、2度目の礼拝に出席して、再び週報でボランティアを呼び掛ける文章に接して、迷わず決断した。被災地の報道に心を痛めていたが、自分に何が出来るのか、わからなかったからだ。  8月、西東京教区の用意してくれた車で6時間掛けて仙台に向かい、東北教区エマオ・センターのボランティアとなった。  1週間から時に2週間奉仕する。8月に2回、11月、12月、今年3月とこれまで5回通い、10代から70代と幅広いエマオのボランティアの中でも、有力な若手リピーターの一人となった。  長年住み慣れた名古屋から東京に転居したばかりで、西も東も分からない北浦さんにとって、礼拝に出席したこと、被災地のボランティアになったことは、大きな一……

【4752号】『信仰の手引き』再版へ 第8回宣教研究所委員会

 第37総会期第8回宣教研究所委員会が6月7日~8日に開催された。  『信仰の手引き』については在庫が少なくなってきたので再版を行うことにした。費用は宣教研究所委員会の負担とし、千部を作成する。これを販売用や今後の教団新任教師オリエンテーションにおける配布用とする。  第5回常議員会で改訂作業の委嘱を受けた「宣教基礎理論」については、第7回委員会で第一次草案ができ、教規によるところの常設委員会、及び常設専門委員会の全てに3月の初めに配布し、内容を確認してもらい、意見を集約する作業に入った。また特設委員会である伝道方策検討委員会には参考資料として渡した。  今回の第8回委員会までに3つの委員会から意見が寄せられた。これらの意見に基づいてどのように修正するかを協議し、修正の方針としては以下のことを確認した。寄せられた意見には、互いに矛盾し両立しない意見があるので、全てを取り入れることや応……

【4752号】主の召しに応えて 都城城南教会牧師 山口 元気

あなたの出番です 新燃岳を擁する霧島連山の裾野に広がる、宮崎県都城市。地方都市の雛型のような町だ。 その地に立つ私どもの教会もまた、現代日本の教会の「雛型」のような教会かもしれない。戦後の50年代から60年代に受洗した、現在70~80代前後の兄弟姉妹が教会員の大半を占める。 そのような教会で、孫のような牧師は、エステルの養父モルデカイよろしく言い続けている。 「皆さんが召し出されたのは、今、この時のためだったのです」。 かの時代、多くの受洗者があった。しかしその後に教会を離れた者も、既に召された者も少なくない。にもかかわらず、今もって教会を支え続けている人々。「選り抜きの精鋭」としか言いようがない。 主は今日のためにこそ、この人々を残しておかれたのだ。受洗者が礼拝堂に並びきれなかった光景が、日曜学校に子どもが溢れかえった有り様が、脳裡に焼き付いている人々。何のために主はその……

【4752号】消息

杉本常雄氏(無任所教師)  12年4月29日逝去、62歳。大阪府に生まれる。'87年同志社大学神学部を卒業、同年阿倍野教会に赴任、11年まで淀川教会を牧会した。遺族は妻・杉本美由紀さん(無任所教師)。

【4752号】第6回部落解放センター運営委員会

常議員会からの修正意見を受け入れ 部落解放センター規約変更へ 第12回部落解放全国会議に引き続き、6月13日(水)~14日(木)、東梅田教会において第6回部落解放センター運営委員会が開催された。出席者は陪席者をあわせ延べ27名。 開会礼拝のあと、「部落解放センター運営委員の役割」「全国水平社宣言」の朗読にはじまった今委員会では、報告や議事の他に東谷誠運営委員長による解放理論のための内部学習会が行われた。全国会議での基調報告をさらに踏み込んだ内容で、センターは部落差別問題を無くすために教団に対してもの申すことが出来る立場にあること、ここぞという時には動く必要があるとの力強いメッセージが語られた。 今委員会でも充実した報告がなされたが、全国会議については報告と共に振り返りが行われた。常任運営委員会、みなおし委員会については、第38総会期第1回運営委員会までを任期とすることが了承された……

【4752号】第12回部落解放全国会議報告 「第12回部落解放全国会議わたしの中の差別・被差別、~来て、見て、知って、解放へ~

「第12回部落解放全国会議(わたしの中の差別・被差別、~来て、見て、知って、解放へ~)」を2012年6月11日(月)~13日(水)に日本基督教団東梅田教会を主会場として参加者200名で開催する事ができました。神様の導きを感謝します。 「差別は現場で起きている」ことを感じる全国会議となったか 全国会議実行委員長・大阪教区総会議長 向井希夫 教団部落解放センター開所30周年の年に、沖縄から北海道まで全国から200名近くの仲間が解放センターのある大阪教区に集い、全国会議を開催できたこと、主催者としては感謝の気持ちでいっぱいです。 今回の準備を進めるにあたって大切だと考えたことは、2日目のフィールドワークでした。振り返りの時間を入れて8時間取りましたが、それでも「短い」という意見が出るほど充実したものとなりました。一つ一つの現場にある差別の歴史、その差別との闘いの歴史に加え、現在の取り……
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