1948年東京都生まれ。
ICU大学院・日本聖書神学校卒。豊島岡教会担任教師。
昨夏、仙台・石巻エマオに台湾から100人のボランティアがやって来た。4チームに分かれて奉仕したが、大工さんが加わっていたことから、引っ張りだこになった。このボランティアは、台湾で大きな関心を集め、1、000人もの応募者があったという。東日本大震災・海外募金の3割強が台湾からであることとあいまって、台湾諸教会の熱い支援の気持ちがよく伝わってくる。
本年3月の大震災2周年メモリアル・デーには、石橋秀雄・教団総会議長を招いて、記念集会が台湾で開催される。
昨年9月、救援対策幹事に就任した飯島さんは、都内の公立中学で31年間教鞭を執っていたが、「神様との約束を果たしていないことが心をよぎり」、53歳で日本聖書神学校に入学した。
14歳で受洗し、17歳で召命を感じた飯島さんは、高卒後、神学校入学を考えたが、「大学を出てから」と勧められ、国際基督教大学大学院を卒業後、教師となっていた。
飯島さんは、按手を受けた翌年、09年から1年間、NCC総幹事を務めていた。
被災教区では、会堂の復興・再建も始まった。だが、過去の災害に比べて余りにも規模も被害も甚大だっただけに、「教会、付属幼稚園の建物が復興しても、人が元通り戻るのか」を多くの人が懸念している。
担当幹事就任以来、飯島さんは被災地を駆け巡っているが、「仮設住宅は、時と共に忘れられ、取り壊される。仮設を出たくても出られない人たちが何処かに集められる。そうした人たちに教団がどう寄り添えるのか」と飯島さんは問う。
国内募金に比べ、海外募金は停滞気味だが、「海外献金は、これを機会に海外の諸教会とどういう関係を築いて行けるか考える重要なチャンス。私たちも、関心を薄らすことなく募金を続けて行けるのかを神様から問われている」と飯島幹事は語っている。