第38回教団総会で総幹事に指名された翌週月曜日朝から、正式な就任式等ないまま、東京山手教会牧師として本年3月末までを続けることで西早稲田に通い始めた。
その日、朝9時より「信徒の友・週日聖書日課」による「祈りの教会」を覚えて献げる礼拝から始まった。この直後、事務局全職員の打合せを総幹事室で行い、各自その週の仕事と予定を確認し合った。会社勤めや幼稚園等携わったことのない自分にはそれが実に新鮮であった。教団幹事との「幹事会」が、その後開かれているとのこと。慣例でそれも総幹事室で行われていた。だが、教団運営上これは極めて重要な会議であり、ソファーと応接用の低いテーブルですることではないとの判断から、会議室に移して行うことを提案し、了承された。これは、月一度教団三役と幹事会との合同会議である「役員打ち合わせ会」もそのようにして今日に至っている。
ところで総幹事室であるが、此処には古くは中嶋正昭氏ら歴代総幹事が残した書類が山と積まれており、幹事や職員と相談して整理し、早々に出来るだけ広く清楚な部屋として整え、内外の客人何時でもどなたも自由に来室を待つ願いから、多くの職員の協力を得てそれを実行した。
現在、教団は「3・11東日本大震災救援」に総力を挙げている。この間、総幹事就任とは別に「対策室室長」の役目も果たして来た。
災害に対する教団の対応は、1995年1月の兵庫県南部大地震以来本格化しているが、諸教会の深甚の祈りと募金がこれを支えている。
(教団総幹事 長崎哲夫)