8月5日から17日、台湾基督長老教会(Presbyte-rian Church in Taiwan/PCT)と日本基督教団教育委員会の青年交流プログラム、ユースミッションに参加してきた。これは、基本的に2年に一度、開催地を両国交互にして開くが、今回は台湾で行われた。このプログラムを通して、多くを学び、青年たちと世界教会的な仲間となれた。感謝してここに報告させていただきたい。
今回のツアーは、主に台北、宣蘭、台東の3地域(長光、紅葉、新香蘭)、そして台南というように、台湾を北から南まで、東海岸沿いに縦断した。参加者は台湾から5名、日本から3名であった。その中には、前回から引き続いての参加者も私を含め3名いた。
台北ではPCT総会本部や、台湾伝道をしたマカイ博士からキリスト教について学んだ。また、台湾電力等を訪れて原発を考える日や、有機栽培農園でサトウキビを植えて自然環境を考える日を持った。
台東の3地域では、それぞれに3部族の原住民の村があり、各地域で彼らの文化やとりまく環境について学び、交流し、教会で過ごした。長光はアミ族、紅葉はプノン族、新香蘭はパイワン族の地域であった。
台南では、台湾伝道のマックスウェル博士の跡や、宿泊した台南神学院等からキリスト教について学んだ。
このプログラムから私は、台湾のキリスト教、台湾の現状、日本の在り方についてなど多くを学んだ。そして、それらに向かう台湾の人々の姿勢に刺激された。また、台湾の人々や青年たちとよき交流ができたことは大きい。国境は違っても、同じキリスト者として共に神の国に属しているという想いを共有した。
そして、3人の台湾参加者は、プログラム終了後に日本へ来て青年大会に参加してくれた。決断してくれたことに感謝しきれない。
最終日のデボーションで、「ユースミッションはこれからももっと交流を深めていく、フェローシップのように、世界教会のために」という言葉があったが、これこそがこのプログラム、そして参加した私たちのミッションではないだろうか。
(岸ひかり報/千葉本町教会員)