【4806号】教会中高生・青年大会2014 講演

中学生 青山学院大学准教授 塩谷直也
高校生 金城学院大学教授  深井智朗
青 年 東京神学大学学長  芳賀 力

 教会中高生・青年大会において、中学生、高校生、青年と3名の講師が立てられ、1日目、2日目とそれぞれ2回の講演があった。

 中学生講演では、塩谷直也氏(青山学院大学准教授)が講師として立てられた。

 講演冒頭、ゲームをしながら、目を開けること、心を開けることの大切さに触れ、共に3日間を過ごす仲間を見出すよう促した。また、おでん屋を舞台にした人形劇によって、大きな荷物を背負った旅人とサラリーマンのやりとりを演じつつ、「信仰とは重荷がなくなることではなく、重荷を共に背負ってくださる方を知ること」だと語った。

 2日目は、講師自ら描いた絵本が用いられた。「自分という楽器の演奏を誰にしてもらうのか」という問いかけがあり、洗礼を受け信仰者として歩むことは、親でも、先生でも、恋人でも、自分自身でもなく、楽器の演奏者としてイエス様を迎えることであるとのメッセージを語った。

 ゲーム、人形劇、絵本と趣向を凝らして、キリストと共に歩む人生へと招く講演であった。

 

 高校生講演では、深井智朗氏(金城学院大学教授)が立てられた。

 講演Ⅰでは「自由と奉仕」と題し、「自由とは何か」について、「~からの自由」「~への自由」という2つの自由を語った。私たち人間は自由になったあとで、自由の使い方を間違えると、再び奴隷状態に戻ってしまうことに触れ、「解放としての自由ではなく、与えられた自由をどのように使うのか」が大切であること、聖書の十戒より「自由の訓練」が必要であることを語った。ガラテヤの信徒への手紙5章1節、13~15節により、まことの自由を得させてくださったキリストのために、その自由を使う道を示した。

 講演Ⅱでは「後世への最大遺物」(内村鑑三『後世への最大遺物』〈岩波文庫〉より)と題し、「与えられた人生をどのように用いるのか」との問いと共に、賜物、カリスマについての話があった。

 「自分を知る」とは、「私を私以上に知っている神」、「神に知られている自分を知る」ことであり、キリストによる神の自己犠牲により、生かされている自らを知ることであると語った。更には、キリストによって与えられた人生であることを知らされた以上、それに応える生き方へと呼ばれていると結んだ。

 

 青年講演では芳賀力氏(東京神学大学学長)が立てられた。

 講演Ⅰでは、アブラハム、ヤコブの生涯から、信仰者の歩みが巡礼の旅であることを示しつつ、信仰生活が旅の中で、主と出会い、「自らが、大きな文脈の中に置かれていることを知らされることである」とした。その歩みは、「行くあてのない逃走的なノマドではなく、神の約束に向けて神と共に旅をする、巡礼的なノマド」であると語った。

 講演Ⅱでは、ヤコブ、モーセの物語に触れつつ、巡礼の旅が荒れ野の旅であるとし、私たちは人生の荒れ野で神に出会うのであり、危機こそ転機であることを告げた。そのような神との出会いは、世界史の中に生きる自らが神の救済史の中に置かれ、その担い手とされていることを発見することであり、「聖書は神無しに生きようとする小さな物語を壊し、大いなる救いの物語を与える」とした。この発見は、私たちを、小さな文脈の中で見えて来る、「つまらない自分」との自己評価を超えて、神に認められ、義とされた自らを受け止めさせる。それは、神の救済史の中で自分を受け止め、神に選ばれた救いの歴史の担い手として洗礼を受け、希望を与えられて生きることであると語った。

 終わりに、「自己認識は自己反省からではなく召命から生じる」(H.Wolff)との言葉を紹介しつつ、主の呼びかけ、コーリングを発見するよう促した。(新報編集部報)

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