【4791号】荒野の声

 昨秋から、教会の祈り会でレビ記を読みはじめた。これまで創世記、出エジプト記と読み終え次はどうしようか、やや戸惑ったが、レビ記に進むことにした。▼出エジプト記の結びで幕屋完成が報告され、レビ記は冒頭から完成した幕屋で献げられるべき礼拝、中心である献げ物について詳細を語る。わたしたちには馴染みの薄い礼拝の仕方だ。しかし、毎週読み進めるごとに新たな発見や教えられることがあった。やはり聖書の言葉だ。▼先日の祈り会で、丁寧に教えられてきたこれらの献げ物を、アロンとその子たちが幕屋にてはじめて献げるところに至った。神の栄光がイスラエル全体に現わされ民が大きな喜びに与った、とあった。▼この折、按手を受け正教師に任じられ、はじめて聖餐を執行したときのことを思い起こした。パンを持ち「キリストの体」、杯を持ち「キリストの血」と告知する声も、パンと杯を持つ手も震えたことを思い起こした。その緊張を生涯忘れてはいけない、と先輩牧師から諭された。また、洗礼を授けられて、はじめて与ったパンと杯に本当に満たされたことも同じく思い起こした。キリスト者としての原体験だ。▼洗礼を受け聖餐に与る。按手を受け聖礼典を執行する。この秩序は守られなくてはならない。手続と秩序を守り民は大きな喜びに与る。

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