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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4856号】▼教育委員会▲応援セット」選定経緯を明確に記録

2017年3月11日
 40総会期第1回目の教育委員会が、2月6日から7日にかけて教団会議室にて行われた。委員の構成は、具志堅篤委員長、望月麻生書記、荒井偉作、筧伸子、ジョナサン・マッカーリー、野口幸生、横山ゆずり。  委員会では、今総会期の委員会組織について諮った後、「教会学校応援セット」への応募に対する審査がなされ、贈呈する教会を決定した(大和、旭東、京都上賀茂)。その際、教会学校の活動は教会の経常会計の大小では計りきれない部分があること、応募の理由や教会学校の事情を深く汲み取るだけでなく、選定の経緯なども明確に記録していくことが確認された。  また、2017年9月に開催予定の教区青年担当者会、2018年1月に開催予定の教区教育担当者会について、日程と場所の候補が挙げられた。特に教区青年担当者会については、出席者を担当者だけでなく幅広い枠で捉えたいという意見が交わされ、今後の検討課題とした。 ……

【4856号】消息

武市有信氏(隠退教師)  16年4月30日逝去、76歳。大阪府生まれ。67年同志社大学大学院卒業。同年より今治、東灘、舞鶴青葉教会を経て04年隠退。  遺族は息・武市壮図さん。   小関せい氏(無任所教師)  16年11月21日逝去、83歳。山形県生まれ。62年東京聖書学校卒業。63年より米沢興譲、東成教会を牧会。  遺族は甥・小関恭弘さん。   佐伯昌祥氏(隠退教師)  16年12月12日逝去、93歳。兵庫県生まれ。88年受允、91年受按。88年より夜久野、西が丘、近江金田教会を牧会し12年隠退。  遺族は娘・山内直美さん。   川合喜四郎氏(隠退教師)  17年2月6日逝去、89歳。山形県生まれ。54年日本基督教神学専門学校卒業。56年より東村山教会を牧会し88年隠退。  遺族は息・川合牧人さん。……

【4856号】伝道のともしび この地にある教会としての歩み 鈴木 稔久

 川俣教会は福島県伊達郡川俣町にあります。福島市から南に20㎞程の山間の町です。人口は現在1万3660人です。町では唯一のキリスト教会で、今年創立110周年です。  2011年の東日本大震災で町の公共施設等に大きな被害が出ました。町役場は解体されましたが、昨年11月に新庁舎が完成しました。教会では、礼拝堂、牧師館、墓地の道路に被害が生じました。  続く福島第一原発の爆発により、放射能汚染を受けました。川俣町は原発から40㎞の所にありますが、雨と雪の影響で、町に隣接している飯舘村と、川俣町の山木屋地区は、計画的避難区域になりました。尚、山木屋地区は、今年3月末に避難指示が解除されます。  大きな余震により、教会の被害は益々大きくなりました。3か所の工事を同時に考えることはとても混乱することでした。しかし教団や教区、そして多くの皆様の支援や援助、助言をいただき、2012年度に……

【4856号】第40総会期第1回 年金局理事会

 40総会期第1回年金局理事会が1月20日教団会議室で開催され、教区代表理事、監事、総幹事事務取扱、東京教区支区代表、支える運動推進委員会委員長代理ら総勢27名が出席した。  今総会期には関東、大阪、西中国、常議員会推薦の4人の理事の交代があった。まず招集者籔田安晴理事が年金局理事長に推薦され、満場一致で承認された。また、木下宣世(東京)、川原正言(西東京)、中林克彦(神奈川)、中川義幸(常議員会)各理事が常任理事に推薦され、理事長、道家紀一総幹事事務取扱と6名で常任理事会を構成することが提案され、承認された。  教団年金が将来にわたり存続するためにはいかにするかが話し合いの焦点となった。謝恩日献金目標額1億1000万円を掲げて9年になるが、献金額は4000万円超の水準からなかなか増えず、これにどう対応するかが課題となっている。また年金局の総資産約41億円の運用益は重要な年金の……

【4856号】人ひととき 丹羽 誠さん 窮地に陥ったときの支え

 外科医師の丹羽さんは、がんの患者さんを診る務めに「精神を尽くし、思いを尽くし」て臨んでいる。診断・治療と同時に、患者さんと家族を安心させるためには、きちんとした説明が前提となる。  決して気休めではなく、決して嘘ではなく、言葉を選びながらも患者さんの希望に沿った形で説明をする。がん告知はもとより、時には再発や、積極治療が困難になったなどの悪い話をすることがある。  そのとき「なぜ」と問われても、答えようがない。症状には医学で対処するし、痛みの管理ができなくなれば、鎮静という切り札もある。しかし、「生きていることに意味がない」など、スピリチュアルな痛みの訴えには、途方に暮れる思いがする。それに答えることは、自分の役目ではないとも考えてきた。  患者さんが苦しみを訴えるとき、実は、相手を選んでいる。それが自分に向けられていると気付いたとき、とにかく逃げないと覚悟を決めた。限……

【4856号】クリスマスプレゼントは、もういらない

 1月8日、教会学校の説教のために、礼拝堂の講壇の椅子に座っていたら、小学科1年生の清水まのあちゃんが、わたしの所に来て、「クリスマスどうもありがとう」と言ってきた。  クリスマスにまのあちゃんから「ありがとう」と言われること、何かしたかなーと考えたが思い当たらない。  その日、小学科の礼拝が終わって、サッと引き上げた。第1礼拝に続く主礼拝の時、玄関の所で母親とまのあちゃんがわたしを待っていて、「洗礼を受けたい」と申し出た。礼拝直前であったので、今度お話ししようと言って、別れた。  その後3回連続で、日曜日他教会で奉仕をし、結局それから1ヶ月が過ぎた2月19日に母親と一緒にまのあちゃんと面接をした。まのあちゃんは、照れて何も話さない。たまりかねて、「この子は、もうイエス様をいただいたから、クリスマスプレゼントいらないと言うんです」との母親の言葉。1月に「クリスマスありがと……

【4855号】三役の抱負・祈り

2017年2月18日
最前線にある教会との関係回復、伝道協力を進める 石橋秀雄議長  第40回総会で教団の危機を共有した。予算決算委員長から2020年に教団の財政が破たんするとの訴えがあり、「機構改正と財政検討を始める委員会の設置」をとの訴えがなされた。機構改正と財政検討をして教団のスリム化を図ることが第40回総会期の重要な課題だ。  しかし、それとともに、厳しい現実の中で、そこに踏みとどまって福音の喜びにあふれて伝道している教会によって教団は支えられている。伝道の最前線にある教会と血の通う関係を回復して教団の伝道協力を進めることこそが、今総会期の重要な課題である。  機構改正と財政検討という2つの教団の喫緊の課題を担う「教団伝道対策検討委員会」の設置を提案し承認された。8名の教区議長と三役・常議員8名の計16名と、予算決算委員長、関係幹事の陪席によって委員会が構成される。  教区議長を中……

【4855号】▼在日韓国朝鮮人連帯特設委員会▲人権問題に関わる社会活動を行うことを確認

 1月11日、教団小会議室で40総会期第1回在日韓国朝鮮人連帯特設委員会が開催された。  初めに組織を確定するため、委員長・宮本義弘、書記・豊川昭夫を選出した。その他の委員は、小橋孝一、大友英樹、中嶌曉彦である。  陪席した道家紀一担当幹事が、当委員会は日本基督教団と在日大韓基督教会との宣教協力(1984年2月8日)のもとに発足した経緯を説明した。これを受けて今期委員会の方針と任務に関して、以下の点について確認した。  ①前総会期までの活動取り組みを継承し、当委員会は常議員会の下にある特設委員会であり、常議員会の意向を踏まえて活動する。  ②任務については、在日韓国朝鮮人の人権問題に関わる社会活動を行うこととし、主に「外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト者連絡協議会(外キ協)」に関係する集会への委員の派遣、また在日大韓基督教会付属のRAIK(在日韓国人問題研究……

【4855号】今伝えたいララからのメッセージ ララ70周年記念フォーラム

 2016年11月30日早稲田奉仕園スコットホールで、CWS Japan(チャーチ・ワールド・サービス・ジャパン)他5団体共催によって「今伝えたいララからのメッセージ-ララ70周年記念フォーラム」が参加者130名を得て開催された。  「ララ」は、「Licensed Agencies for Relief in Asia」の頭文字をとって呼ばれた通称である。「脱脂粉乳」や「ララ物資」等、戦争世代の誰もが知る、北米諸教会・団体の支援活動を、トルーマン大統領が認可した民間の「アジア救援公認団体」である。  1946年から52年まで当時の日本人の6分の1に当たる1400万人が恩恵に浴したと言われ(円換算にして約400億円相当)、日本及び韓国への救済事業である。  開会挨拶で、長崎哲夫前教団総幹事は、教団はもとより国内全教会人・日本人を代表して同事業の指導者ジョージ・E・バット博士……

【4855号】ホーリネス弾圧の資料 池田政一牧師の関係資料寄贈される

 2016年11月30日の午後、総幹事室を訪れた池田政一牧師の子息・池田大作、息女・土岐祐子各氏から、池田牧師の治安維持法違反被告事件に関わる一連の第1次資料が教団宣教研究所に寄贈された。  池田牧師は、当時教団第6部の教師であり、1943年4月7日早朝に検挙され、1年余りの拘留の後、懲役1年、執行猶予3年の刑を受けている。その間の、「予審終結決定書」、「判決文」、「刑執行猶予告知書」、戦後すぐの「治安維持法違反赦免状」等の裁判資料がすべて揃っており、加えて教団統理者による「教師職辞任勧告書」、総務局長による「就職勧告状」、さらに獄中で池田牧師が筆記した手記や家族宛ての葉書、多数の短歌なども含まれている。  ホーリネス弾圧事件の裁判関係資料がこれだけ揃っているのは他になく、池田牧師自身が生前丹念に記録を保存し、それを土岐氏が大切に受け継いできた。既に、この資料を用いて石浜みかる……
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