7月22日~8月8日にかけてニューヨークにあるキャンプクイニペットで開催されたディスカバリーキャンプに9名の中高生と共に参加した。
この企画は4年前にSMJから被災地の学生を招待したい旨の申し出を受け、東日本大震災救援対策本部と宣教協力学校協議会の後援により実現し、今年で3年目になるが、救援対策本部の後援は今年で最後となる。日本からは岸ひかりさん(千葉本町教会)が私と同じ日本側リーダーとして参加した。
ニューヨーク周辺の日本語教会を通じて現地の学生の参加もあり、参加者総数は26名。キャンプのリーダーは伊与田昭夫伝道師(ヒックスビル合同メソジスト教会)が務め、日米合同教会を中心として3名のカウンセラーが参加した。
2週間のキャンプ中は朝礼拝に始まり、午前、午後と聖書を学んだり、スポーツをしたりグループ活動等盛りだくさんだった。夜には2回キャンプファイアーを行った。初……
主の大宣教命令により、伝道は教会に与えられた第一の使命である。
しかしながら現在の伝道委員会は、宣教委員会のもとに、社会委員会および教育委員会と並置された常設専門委員会の一つに過ぎない。
現在扱っている事柄は、教区伝道委員長会議と農村伝道に関する協議会の開催があり、諸教会にお願いしていることとして「こころの友」応援伝道、諸教会の創立記念日献金および開拓伝道援助資金献金がある。また会堂建築資金の援助と貸出を扱っている。伝道推進室および刑務所伝道も管轄である。
以前からの引き継ぎ事項が多く、創意工夫による新しい伝道方策にチャレンジするという余地が人員・予算・時間の面でもなかなかなかった。しかし、伝道推進室ができてからは、伝道キャラバンや中高生大会といった大胆な試みが、自由献金に支えられてなされるようになったのは喜ばしい。
今後は、激変する時代に不変の福音を、さ……
第2回世界宣教委員会が、9月11~12日、教団会議室を会場に開催された。今回より、日本キリスト教社会事業同盟の世界宣教委員は長沢道子委員から宮本和武委員に交代した。
委員会冒頭に林田義行教師より、台湾の高雄日本語教会での長年にわたる働きについて報告を聞いた。
宣教師人事に関しては以下のことが報告・承認された。
久山康彦宣教師(センテナリー合同メソジスト教会)は、2018年6月をもって引退、吉岡恵生宣教師は(シカモア組合教会)ビザ更新のため9月19日~10月19日に一時帰国、坐間豊宣教師(バンクーバー日系人合同教会)は2018年6月30日に任期満了、一時帰国していた知花スガ子宣教師(ピラポ自由メソジスト酒井兄姉記念教会)は9月12日にパラグアイに戻る。川合望教師(パイン合同メソジスト教会)はビザ申請から1年以上経過したが、ビザが認められず宣教師辞任を承認した。
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木村武志氏(隠退教師)
17年8月7日逝去、74歳。福島県生まれ。69年東京神学大学大学院卒業。同年より油木、船越、鹿屋教会を牧会し、04年隠退。
遺族は妻・木村会津子さん。
髙橋義夫氏(隠退教師)
17年8月12日逝去、86歳。大阪府生まれ。55年東京神学大学大学院卒業。同年より山手、金町教会を牧会し、12年隠退。
遺族は妻・髙橋福子さん。
笹森建美氏(駒場エデン教会担任教師)
17年8月15日逝去、84歳。青森県生まれ。59年青山学院大学キリスト教学科卒業。同年より青山学院教会を牧会し、在外教師を経て、青山学院に務め、駒場エデン教会を牧会。
遺族は妻・笹森在子さん。
野波 洋氏(隠退教師)
17年8月23日逝去、73歳。大阪府生まれ。69年同志社大学大学院卒業。同年より松山東雲学園……
今回、4月21日から25日にかけてインドネシアのミナハサ福音キリスト教会とインドネシア政府が共催した復活祭祝賀会(イースター・セレブレイション)に招待を受けて、秋山徹世界宣教委員長と共に参加した。これに合わせて、キリスト教世界青年大会2017(グローバル・クリスチャン・ユース・カンファレンス)がマナドで行われた。青年大会プログラムは数日間に亘って行われた。
この青年大会では、インドネシアの地元の参加者の方も含め、14カ国以上から来た青年が、「平和への渇望」という主題を掲げ、如何にして国境を越えて若い世代が国際的な平和実現のために協力して行くことができるかが話し合われた。
大会では、幾つかの講義を通して発題がなされ、その中の一人の発題者が、「若い力が集まる時に、様々な葛藤の中にある彼らの活力を如何に過激化ではなく、社会的貢献へと昇華させられるか」が一番大きな課題だと言ってい……
毎年夏に行われる部落解放青年ゼミナールも、多くの方のお支えによって支えられ「第20回部落解放青年ゼミナール『踏み出す、一歩 つくり出す、解放~滋賀に来るなら平和どう?~』を8月22~24日に滋賀県近江八幡市の近江金田教会を会場に開催しました。30数名が参加し、多くの出会いや学びがありました。例年のように、入門講座や狭山事件学習会、フィールドワークなどのプログラムに加え、今年は八幡の名産である八幡靴をかたどった「ミニ八幡靴」のレザークラフトも行いました。元靴職人の方や、その方が普段クラフトを教えている教室の生徒のみなさんに教わりながら、靴作りの歴史の一端に触れることができました。
体験学習の中で、地域の方から「楽しさ」を前面に押し出した運動の歴史があった、というお話をお聞きしました。例年であれば、そこに被差別を体験された方の証言が伴うのですが、今回はそれがなかったことに違和感を覚え……
「聖書は、神様の出来事の実験ノート」、応用物理学者、そして熱心なキリスト者である末光眞希さんは、2つの足場を結び付けてこう語る。
クリスチャン4代目、親戚の信仰を辿れば主要な教派を網羅する「教派のデパート」のような家系に生まれた。大学紛争の残り火がくすぶる時代、確固たる人生の指針を求め、主イエスに尋ねて行く信仰を与えられた。大学生の頃から通う仙台東一番丁教会で、長老、聖歌隊指揮者、奏楽者、教会学校校長等の奉仕を担う。
一方、仕事は、高校時代に物理に関心を持ち、東北大学で学んだ後、研究者の道に進んだ。電気通信分野で最先端を行く東北大学電気通信研究所で、半導体結晶薄膜の成長を研究して来た。
「理系の人間と聖書の信仰は相性が良い」と末光さんは語る。神学者・大崎節郎氏のバルト研究会に参加する中で、「信仰の対極は思弁」、「思弁としてではなく事柄として」との言葉が印象に残った……
毎年幼稚園の年長組は、幼稚園でお泊り保育をする。その開会礼拝でのことだ。礼拝の聖書の言葉は、年長組の今年度の主題聖句だ。その年度の始めに、その年その年の主題聖句を定めてきた。お泊りへの期待で子供たちの心が高まっている中での開会礼拝。「隣人を自分のように愛している人」との問いに即座に迷うことなく手を高く上げて一斉に「ハーイ」と元気が良い。この幼児の反応に感動。「隣人を愛している人」、「自分を愛している人」と重ねて問う問にも同様の反応だ。保育者は誰も手を上げない。「先生は手を上げないんだ」と言って同じ問を繰り返したが、結果は同じだった。「お友達に大好き大好きと言われたら、自分が大好きになるよね。反対にお友達から大嫌い大嫌いと言われ続けたら、自分が大嫌いになるよね」、「自分が大嫌いになったら悲しいね」と話した。
「隣人を愛している心」でのお泊り保育は、例年と違っていた。母親から離れて不……
リフォユース500中高生大会
500年目の礼拝を皆で捧げるために
8月9日から11日にかけて、2泊3日の日程で、日本基督教団宗教改革500周年記念リフォユース500中高生大会が「来て、見なさい」(ヨハネ1章46節)を主題聖句として、恵みシャレー軽井沢を会場に開催された。各礼拝の説教者として、青山学院大学の塩谷直也教師と、北陸学院中学校・高等学校の堀岡満喜子教師が立てられた。
沖縄から北海まで全教区から、91名の中高生が集められ、スタッフの教職、付き添いの教職・信徒を含めると200名以上の規模での大会となった。
2014年に御殿場で行われた教団主催の中高生大会以来の再会を喜ぶ参加者もおり、それは教団の若者向けのプログラムが継続性を持っている恵みを表す光景であった。
今大会のプログラムは、講師の講演を聞いて分団で分かち合うという形ではなく、最終日に捧げられる礼拝……
教会学校の夏期キャンプで毎年、鱒つかみを子供たちとする。川原にいけすを作って、そこに人数分の虹鱒が養魚場から運ばれてきて放たれる。これを子供たちと捕まえる。捕まえたものは昼ご飯の塩焼きとなる。塩が目一杯効いた虹鱒と、大きなおにぎりを川原で子供たちと頬張るのがここ毎年の恒例となっている。▼今年のいけす作りは、牧師と高校生とで担当した。いけすがあまり広く深いと魚は自由に逃げ回り捕まえにくい。そもそも囲いの石が隙間だらけでは魚も川に逃げていってしまう。指が入るような石の隙間でも鱒は頭を入れて逃げ隠れようとする。隙間なく、程よい広さと深さにいけすを作るのだ。この何年かでだいぶコツをつかんだ。川の流れは年によって一定でない。雨の多い年、少ない年でずいぶん違うし、直前の天候にも左右される。その分、年ごとの楽しみがある。今年も一尾も逃すことなく皆の胃袋に収まった。▼復活の主が岸に立たれ命じられた漁は大……