【4884号】台湾基督長老会総会報告

 台湾基督長老会(PCT)総会が4月17~20日、台南の長榮女子高級中學で開かれ、世界宣教担当の加藤誠幹事とともに参加した。ちなみに会場となった高校は台湾で最初の女子教育機関であり、戦前日本の統治下では植村環牧師や番匠鉄雄牧師が校長を務めた学校で、日本とも関係が深く、総会では開会礼拝に続き多くの海外ゲストよりアメリカ改革教会と日本基督教団からの表敬の挨拶が求められた。

 総会参加者は各中会からの代議員他総勢で600人ほど、議長、副議長、書記などの選挙が行われたほか、会期が長いせいか、間に一般社会の法と教会の法との違いに関する講演があったり、召天された牧師や長く働いた方々への感謝の時が設けられたり、ぎすぎすした議論の場というよりは、穏やかな教会の会議の雰囲気で終始していた。

 今総会では韓国福音教会(EKC)とブラジル台湾長老教会との宣教協約が結ばれ、丁寧に協約条項を確認した後、感謝のうちに協約締結礼拝が行われた。

 また、今総会の重要課題は、高齢者へのミニストリーで、身体的・精神的・霊的なレべルで高齢時代を生きるキリスト者、教会、社会がどのように働くかについてで、「高齢者を共に思いやり、惜しまぬ愛を」の標語を高く掲げ、委員会で周到に準備されたプログラムに沿って、会場での健康体操に始まり、各地方教会のこの問題との取り組みの紹介や、高齢に伴う心身の変化や、それに寄り添って生きる者の姿勢や対応の仕方など充実した協議が行われた。

 また、若い世代への宣教として、「少年新眼光」と称する新しい聖書の言葉を日常の生活に生かすプログラムを取り入れることにも熱心に取り組んでいる。今教会に何が求められ、教会は具体的に何ができるかを明らかにして取り組んでいる姿を見ることができた。

 PCTの教会は歴史的に先住民の人権を守る運動にも積極的に取り組んでおり、会議もそれぞれの先住民の言語での祈りが大切にされている姿にも接し、学ぶところが多くあった。 (秋山 徹報)

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