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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4862号】消息

2017年6月3日
石原英一氏(名瀬教会担任教師)  17年3月23日逝去、89歳。東京都生まれ。77年受允、80年受按、77年より名瀬教会(和光伝道所)を牧会。

【4862号】宣教師からの声 番外編 T・A・パーム 新潟の医療宣教師 山田 耕太 (敬和学園大学学長)

 1875年4月15日に、エディンバラ医療宣教会のセオバルド・A・パームが、東京で日本語を学んだ後に新潟に着任した。パームは1848年にセイロン・コロンボで宣教師の子として生まれた。エディンバラ大学医学部を卒業したバプテストの外科医で、大学卒業と同時に結婚した直後の1874年に夫人と共に来日した。パームは医療宣教師のJ・C・ヘボンと相談した上で、五港の中でまだ宣教師がいない「最も困難な土地」を選んだ。新潟に来る3か月前に出産直後の母子を失った中で新潟にやって来た。  パームは東京から同行した料理人の水谷惣五郎・哲子夫妻と日本語教師の陶山昶、通訳として横浜から派遣された雨森信成によって支援された。病院兼自宅は湊町三丁目に建てられたが、1年後に病院を拡張して本町に移転した。パーム病院では、朝9時から集まった患者たちを前に説教がなされ、その後に朝10時から診察と治療が行なわれ、夕方には伝道……

【4862号】人ひととき 淺井 精一さん 淺井八多美さん キリストを運ぶ者に

 浜松駅からバスに乗り、国道を北へ進むこと50分。家康時代ゆかりの姫街道の名を持つ道は赤土の台地へ向かう。やがて田園風景の中にヘリポートを備えた総合病院が姿を表した。87年前、結核を病む貧しい一青年のために病室を造ったことから出発した聖隷三方原病院である。病院の他に諸施設が建てられ、キリスト教主義理念に基づく福祉事業団が形成された。  淺井精一さんは聖隷三方原病院の高度救命救急センターに勤務して24年目を迎えた。部長として自らドクターヘリに搭乗し、救急医療の現場で働く。妻の八多美さんは介護老人保健施設「ベテルホーム」所長として医療・福祉・保健の連携に努めている。かつて、八多美さんは予防医学の分野で終生働こうと考えていた。詩編84編11節「わたしは神の家の門口に立っているのを選びます」の聖句に出会い、神の家・ベテルで高齢者医療に携わる道へ促されたと語る。命と向き合う中で、自身の限界・組……

【4862号】まのあちゃんのその後

 議長談話で、まのあちゃんのことを書いた。「イエス様をいただいたから、もうクリスマスプレゼントはいらない」と言い、洗礼を希望していると母親から聞いた。その後、パッタリ教会学校に来なくなった。教会付属幼稚園の担任から、引越しをしたことを知らされた。新しい住所を知ったので、早速手紙を書いたら返事が来た。  まのあちゃんは小学1年生、彼女が住所を書き、そして宛名は「えんちょうせんせいへ」となっていた。郵便局員が「園長先生の家ですか」と確認して手紙を渡してくれた。その手紙には2つの顔の絵が描いてあった。一つは泣いている顔で、「ままが入院した」とあり、もう一つの顔は「手紙をもらって嬉しい」と笑顔の顔が書いてあった。  家に悲しいことがあり、そして母親の入院、この悲しい中で「イエスをいただいたから大丈夫」と、まのあちゃんの素朴な信仰が示されている。母親は入院中のため、「これからわたしが教会……

【4860・61号】日本基督教団 国際青年会議in 京都 エネルギー持続可能社会の実現を目指して」 2017年3月28日(火)~31日(金) 於:関西セミナーハウス

2017年5月6日
青年たちによる課題の担い方を模索  2014年3月、仙台・東北学院で行われた国際会議の宣言文に原子力問題を含め震災が引き起こした諸問題を、若い人々が担いリーダーシップを発揮することが記された。今回の国際青年会議は、この「決意と呼びかけ」に応え開催された。青年運営委員たちがプログラムし、「エネルギー持続可能社会の実現を目指して」をテーマに多彩な講師陣を招き、海外の青年たちにも参加を呼びかけた。東日本大震災6年を迎えて教団が救援対策本部終了を期する会議ともなった。  3月28日から31日にかけて、日本基督教団国際青年会議in京都が、関西セミナーハウスをメイン会場にして開催された。日本全国はもとより、世界各地、カナダ、インド、台湾、ドイツ、韓国、香港、アメリカ、コンゴ、フィリピン、アルメニアから約110名の参加者が京都に集まった。  会議はまず、同志社大学寒梅館を会場にして行われた……

【4860・61号】国際青年会議in 京都 ステートメント

 わたしたち世界の各国の教会から集められた青年は、2017年3月28日(火)~31日(金)、京都にある「関西セミナーハウス」を会場に、「エネルギー持続可能社会の実現を目指して」をテーマに4日間を共に過ごし、学びと協議の時を持ちました。そして、東日本大震災によって引き起こされた東京電力福島第一原子力発電所の爆発事故と放射能汚染が何をもたらしたかを深く学びました。また、「原子力の問題:環境・健康・人権・安全などの視点」、「原発反対運動」、「裁判などの取組み」、「教会としての取組み」の観点から意見を交わしました。さらに、これによって明らかにされた人間の営みとその限界、驕りに気づかされるとともに、このフクシマからの根本的な問いかけを神からの問いかけとして、人類全体が、また特に聖書の信仰に立つキリストの教会とわたしたちキリスト者青年がどう答えて行くか互いに意見を交わし合いました。その結果、持続可能な……

【4860・61号】▼世界宣教委員会▲人事6件を可決・承認

 40総会期第1回世界宣教委員会が、2月27日〜28日、山梨・糸柳を会場に開催された。  本総会期の組織・委員は、次の通りである。委員長・秋山徹、書記・西之園路子、近藤誠、朴憲郁、ウェイン・ジャンセン、長沢道子、小海光。  今回は1泊2日の日程で、初日は夜10時過ぎまで報告・協議を重ねた。本総会期の世界宣教委員会は、世界宣教の戦略策定、神学ガイドライン作成、歴史認識共有を目標に掲げている。  「世界宣教の日」献金総額見込みが当初予算より少ないため、収支共に補正予算を組んだ。この献金が浸透していくための対策を今後考える。  また次年度の支出項目に、「語学研修」、「北米西海岸リトリート」を新たに設けた。現地宣教師のニーズを確認しつつ、教団から北米西海岸に遣わされている宣教師たちが一堂に会し共に宣教について協議・研鑽する機会を持てたらと考えている。  宣教師人事に関……

【4860・61号】▼予算決算委員会▲16年度第1次補正予算を決定

 40総会期第1回予算決算委員会が、3月2日に教団会議室で行われた。今期の委員と委員会組織は、次のとおりである。委員長・愛澤豊重、書記・宇田真、折原威男、田口博之、遠矢良男、長島恵子、中村公一。常任委員には、委員長と書記が職責上選ばれ、折原委員を互選した。  最初に道家紀一総幹事事務取扱より、現在のままでは2020年には教団の財政は行き詰まるとの39総会期予算決算委員会の見通しを受けて、これに対応するため、常議員会の下に教団伝道対策検討委員会が設置されたことが報告された。  次に計良祐時財務幹事より、常議員会費の約97万円増、人件費の約1千万円増等により、2016年度予算の第1次補正が必要なことが報告された。また、第40回教団総会報告書の予算決算委員会の次期委員会への申し送り事項を全員で確認し、前記の教団財政の見通しの他に、会館耐震工事に伴う教団三局の一時移転により、運用基金引……

【4860・61号】▼宣教研究所委員会▲継続・新規取り組み事項を確認

 宣教研究所委員会は3月6日に第1回委員会を開催し、小堀康彦委員長、岡本知之書記を選任した。  はじめに教規並びに関係規則より委員会の使命と性格を確認し、①宣教内容の把握、 ②教会形成の研究、③宣教対象の時代的・社会的特質の理解、④宣教方策の研究などに当委員会の基本的使命のあることを確認した。  今期委員会において扱うべき具体的課題として、継続事項としては「聖餐ハンドブック」の改定ならびに引き継ぎ事項の精査を、委員長の責任において行うこととした。新事項としては、以下の4分野を研究対象として挙げ、それぞれにプロジェクト委員会を設置して課題の検討に当たることとした。  ⑴「青年伝道」の推進方策について(担当・野村稔、小泉健、宮﨑新、他、外部委嘱委員数名)。  ⑵教会と付属施設との関係について(担当・岡本、村上義治、小林光)。    ⑶同時代研究「宣教対象の構造的変化……

【4860・61号】▼宣教委員会▲宣教方策会議、宣教基礎理論について討議

 40総会期第1回宣教委員会が3月13、14日、教団会議室にて招集者・米倉美佐男牧師による開会礼拝により始められた。礼拝後、自己紹介し、引き続き組織について協議し、米倉委員長、岸憲秀書記を選出した。  今日またこれからの教団の状況において宣教委員会のなすべき働きは何かということを思い描き、委員会の意義についてそれぞれの思いを語り、前回からの申し送りを確認した。特に、「障がい」を考える小委員会の設置は継続となり(堀眞知子委員長、吉澤永委員、他3名)、「牧会者とその家族のための相談室」設置推進について並行して考えていくこととした。  更に、伝道、教育、社会の常設専門委員会、全国教会婦人会連合、全国教会幼稚園連絡会、日本キリスト教保育所同盟との緊密な連携を確認した。  2日目は教規で定められている「宣教方策会議」のあり方をめぐり、とりわけ前回の宣教方策会議を受け止め丁寧な協議に……
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