「全てのことが計らわれ、導かれ、備えられますように。皆で祈っています」、「希望をもって共に歩む教会でありたいと祈りを送ります」、「困難の中で教会の宣教のお働きがなお前進しますようにお祈りします」。今、献金の振込用紙に添えられた一言一言に励まされています。中には西日本豪雨や台風被災教会、宣教支援を必要とする小規模教会からの献金もあります。心が震えます。高槻教会は自分たちの力だけで宣教しているのではない。多くの祈りと献げ物によって支えられていることを改めて教えられました。
2018年6月18日、大阪府高槻市・茨木市を震源とする大阪北部地震(震度6弱)が発生。約半年間余震が続き、市内の屋根には今なおブルーシートが多く見られます。高槻教会の会堂・牧師館も食器が割れ、内壁に数か所ひびが入りました。最大の被害は外壁ひび割れによる3ヶ所の雨漏りでした。
その後、改修工事を進めようとして……
4月23日から26日にかけて台北市マカイ記念病院講堂を会場にして第64回台湾基督長老教会総会が、「一つの体として互いに愛し合い、キリストを証ししよう」(台湾語「相愛連結肢體,生命見證基督」)というテーマで開催された。
教団からは秋山徹総幹事、服部修東中国教区副議長、加藤誠世界宣教幹事が出席した。服部東中国副議長が参加した理由は、2018年7月の西日本豪雨後に、岡山の平島地区に台湾全土から台湾基督長老教会(以下PCT)を通して5チーム20名の大工が派遣され被災家屋のリフォームが行われた、そのお礼の挨拶を総会で行うためであった。
総会議員数は約600名、それに海外ゲスト40名が加わる。海外ゲストにはレシーバーが手渡され、英語か日本語の同時通訳が受けられる。PCTは今回7名の青年からなる通訳チームを用意した。台湾は多民族国家であり、多言語文化である。PCTは日本統治以前から話さ……
中学を卒業後、東京で就職。17歳のとき、クリスマス直前に友人と二人で日曜日の午後に教会を訪ねると、そのまま夜の伝道集会に招かれた。集会前に教会で夕食をいただいた。牧師夫妻が食べるはずの夕食だった。「初めて来た人に食事を出すのか。キリスト教は何か違う」、そう感じた。
それから毎週教会に通い始めた。5ヶ月後、イースターに受洗。その年、自衛隊に入隊。訓練中に失神、命の危険に遭遇。そこで幻を見た。「道路に倒れているところに重機が迫ってくる。そのとき『私のもとに来なさい』との声」その声が聞こえたとき意識が戻った。助け出された後だった。それ以後、気づけば賛美歌を自然と口ずさむようになっていた。これが信仰の原点だと森永さんは回想する。
その後、結核を患い除隊。兵庫県伊丹市の職業訓練所に入所後、大阪府堺市の企業に就職。1962年、初めて国鉄堺市駅に降り立った。駅前の商店街に教会が立ってい……
この4月から5月にかけて、メディアでは天皇や改元をめぐる情報がどっと量産・放出された。新天皇即位後も、宮中での祭祀や秋の大嘗祭に連なる祭儀など、天皇の祭祀にかかわるニュースが流され続けている。
憲法に定められた、象徴としての天皇が行うべき行為には、もちろん神道祭祀は含まれない。宗教性の明らかな儀式が「公的」に行われることは許されない。にもかかわらず、メディアは宗教儀式にかかわる天皇の動向を平然と報じ、批判的な視点はかすかでしかない。祭主としての天皇の姿がいつのまにか社会に定着していくのを助長している。
十数年前から、超教派の「札幌キリスト教連合会」の「信教の自由を守る委員会」の責任を負っているが、このところ、天皇代替わりをてこに「国民主権」「政教分離」「信教の自由」といった憲法原理がなし崩しにされていく危機感を覚えている。
日本のキリスト者、とりわけ日本基督教団の……
九州教区
日下部新議長、西岡新副議長、新堀書記を選出
5月6日から3日間、福岡中部教会で開催され、議員231名中、開会時159名が出席した。
梅崎浩二議長は、35分間、8頁に及ぶ長文の議長報告で、先ず熊本・大分地震被災教会15教会に触れ、「修復・再建教会11。部分補修教会2。着工待ち教会1。残る玖珠教会は、まだ計画も立っていない。その後も九州北部豪雨で、九州諸教会は、災害への対応に追われている」と報告した。
一日夜行われた議長選予備選では、梅崎浩二、川島直道、日下部遣志3議員が上位3者となったが、梅崎議員が「3期6年務めたので」と辞意を表明し、二日目午前の再選挙となった。選挙結果は、日下部遣志(88票)、川島直道(38票)、梅崎浩二(6票)と、日下部遣志議長(川内)が選出された。
日下部新議長は、「37年間、九州で育てられた。副議長を3期6年務めて、初めて議長……
教区総会報告号が続く。伝道地を同じくする教会が集い、主から委ねられた教区の伝道進展のため伝道報告を承認し伝道計画を可決する。▼本紙編集委員たちもこれに同席して取材させてもらう。残念ながら取材者を手配できない教区、取材を許可してもらえない教区もある。ぜひ次はこのような教区も取材が許されるようにと願う。▼委員が取材する場合でも、教区に報告執筆をお願いしなくてはならない場合でも、いずれも会期を共にした者が議されたことを取材し報告する。適切に報告できるよう内容を取捨選択、割愛し字数に収める。▼時間を共有していない者が伝聞で報告記事を書くことは決してない。見て聞いた者が書くのである。それが伝える者の責任で、教会が真剣に話し合っていることを伝えずに噂に躍らされるような紙面では信頼は得ない。▼復活の主にお会いした弟子たちは、主を見た、と熱意と忍耐をもって主が昇天なさった後の時代に福音を伝道した。彼らの……
第3回常議員会(臨時)が4月15日に行われ、主に「教団伝道推進・機構改定に関する件」を審議した。
教団伝道対策検討委員会からの三つの提案、⑴教団伝道推進基本方針の改訂、⑵基本方針の展開、⑶教団機構改定を承認し、19年度教区総会の開催に向けて各教区に送付することが提案された。
「基本方針の改訂」では、宗教改革500周年を踏まえた文言となっている箇所の改訂が提案された。
「基本方針の展開」では、基本方針が提示する三つの運動の具体的な展開が提案された。「祈祷運動」では、伝道推進日を知らせ、ポスター、チラシを送付すること、「信徒運動」においては、信徒養成のための学びの機会をもつことを呼びかけ、講師を派遣すること、「献金運動」においては、伝道推進日に覚えた教会のために、「全国伝道推進献金」を呼びかけること等が挙げられた。
「機構改定」では、40総会期にまとめられた、……
41総会期第1回教師委員会が、4月5日、教団会議室にて開催された。委員の交代もあり初めての顔合わせとなったのでお互いの短い挨拶を交わしてはじめた。
招集者である古旗誠を委員長に選出し、書記には上原智加子を選んだ。その他、今期の委員には日下部克彦、菅根信彦、髙橋潤、松木田博、原田のぞみが選任された。
今総会期の委員会開催日程(4回)を決めた後、前総会期委員会の申し送り事項について確認をした。
今回の委員会では、新任教師オリエンテーションと教師継続教育研修会の準備をした。
新任教師オリエンテーションは、19年6月10〜12日、ハートピア熱海で開催する。参加者は、18年秋、19年春受験合格者等新任教師と前回・前々回欠席者を含め、教団三役、神学校教師でおよそ55〜65名の参加を予定している。3日間にわたる集会は、新任教師にとって神学校の違いを超えて教職間のよき出会……
第41総会期第1回宣教研究所委員会が4月12日に教団小会議室において、秋山徹総幹事、道家紀一担当幹事陪席のもとで開催された。委員の構成は、岡本知之(招集者)、熊江秀一、小林光、柴田彰、高橋和人、寺田信一、長山道の7名である。各委員が短く自己紹介をした後に、宣教研究所の任務の確認を岡本委員が冊子『宣教研究所50年の歩みと今後』に基づいて行った。本委員会の任務は、①宣教に関する研究のテーマを定める。②そのテーマに相応しい研究チームを組織する。③研究チームの報告をまとめて教団の宣教のために役立ててもらう。以上を確認した。
次に組織について協議し、委員長に岡本知之、書記に小林光を選任した。岡本委員長より、初回の委員会なので自由協議にしたいとの提案がなされ、前総会期委員会からの申し送り事項(教会と付属施設の関係、同時代研究)を踏まえつつ、今総会期のテーマを定めるために、現在関心のある事柄を……
「イエスは、近寄って来て言われた。『わたしは天と地の一切の権能を授かっている。だから、あなたがたは行って、すべての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によって洗礼を授け、あなたがたに命じておいたことをすべて守るように教えなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる。』」
(マタイによる福音書28章18〜20節)
1. 祈祷運動 −共に祈ろう−
主の伝道命令に従い、500年を経た宗教改革の信仰を受け継ぎ、罪の悔い改めと救いの感謝の祈りをささげるために「日本伝道の推進を祈る日」(毎月第3主日)を設けて共に祈りを合わせる。
2. 信徒運動 −共に伝えよう−
礼拝において聖霊の力を受け、聖書を読み、熱心に祈り、喜びをもって主の恵みを証しし、キリストの十字架による罪のゆるしの福音を宣べ伝える信徒として共に成長することを目指す。
3. 献金運動 ……