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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4899号】▼在日韓国朝鮮人連帯特設委員会▲ 「外国人住民基本法」制定署名の依頼強化

2019年3月30日
 2月15日、教団小会議室で第41総会期第1回在日韓国朝鮮人連帯特設委員会が開催された。初めに組織を確定するため、委員長に宮本義弘、書記に豊川昭夫を選出した。その他の委員は、入治彦、勇文人、土井しのぶである。  次に、宮本委員長が当委員会は日本基督教団と在日大韓基督教会との宣教協力(1984年2月8日)のもとに発足した経緯を説明した。これを受けて今期委員会の役割について以下の点について確認した。  ①前総会期までの活動取り組みを継承し、当委員会は常議員会の下にある特設委員会であり、常議員会の意向を踏まえて活動する。②任務については、在日韓国朝鮮人の人権問題に関わる社会活動を行うこととし、主に「外国人住民基本法の制定を求める全国キリスト者連絡協議会(外キ協)」に関係する集会への委員の派遣、また在日大韓基督教会付属のRAIK(在日韓国人問題研究所)が関わる集会や全国キリスト教学校人……

【4899号】▼社会委員会▲ 社会福祉6施設に援助決定

 第41総会期第1回社会委員会が、2月18~19日に教団会議室で開催された。今期の委員は森下耕(招集者)、金子直子、庄司宜充、髙橋真人、柳谷知之、大塚啓子、伊藤信彦(日本キリスト教社会事業同盟より派遣)の7名。  開会礼拝の後、組織会を行い、互選により委員長に森下耕、書記に髙橋真人を選任。諸報告がなされ、前総会期からの「申し送り事項」を確認し、今総会期委員会の方針及び計画に関して、基本的に前年度を踏襲することを可決した。特にその中で、日本キリスト教社会事業同盟との関係を保ち深めること、基地問題・死刑制度・放射能問題など「命」の問題を継続して取り扱うことを確認した。  また今期は、半数以上の委員が新任となったため、「日本基督教団社会活動基本方針」の現在の教団における位置づけを、2010年当時に社会委員会において、原田史郎委員(当時)より提出された「『日本基督教団社会活動基本方針』……

【4899号】▼部落解放センター運営委員会▲ 斎藤運営委員長を新たに選任

 第1回部落解放センター運営委員会は2月18~19日、教団会議室にて開催された。各教区運営委員15名の出席と東京五支区やNCC代表者ら8名の陪席。まず、センター「各取り組み」報告や2018年度会計中間報告、教区・支区取り組み報告が行われた。教団内教会・伝道所からの継続的な献金に感謝し、各教区が地域に根差して取り組んでいることを、喜びの内に分かち合った。  二日目は協議事項へと移り、センターの日常的な働きを担う活動委員会の委員選出を承認した。今期は長く運営委員長の労を担われた東谷誠氏が退任されたため、斎藤成二委員を運営委員長として選任した。斎藤運営委員長は活動委員長を兼任するため、各地の運営委員は運営委員長の働きを支え、共にセンターの活動を担うことを再確認した。また、小林明センター主事の2019~2023年までの主事任用を承認した。  次に、各教区総会への挨拶者選任について協議を……

【4899号】▼伝道推進室▲ 伝道対策検討委員会との連携

 第41総会期伝道推進室は前総会期同様、石橋秀雄教団総会議長が室長となり、1月22日、2月15日に委員会を開催した。委員として齋藤篤、中嶌曉彦、書記に網中彰子を選任し、担当幹事は引き続き石田真一郎幹事が務める。  第1回委員会では、はじめに石橋室長より、機構改定を更に推進していく展望が語られた。伝道推進室は第37総会期に教団が伝道に進んで取り組み、教団内の諸教会の伝道の進展に寄与することを目的として可決され発足した。主な活動内容は、伝道対策の検討、伝道キャラバンの企画・実施、伝道トラクト・ポスデカの作成、『室報』(伝道推進室ニュース)発行、伝道礼拝・集会等の講師派遣、諸教会の伝道相談への対応等である。  「伝道に燃える教団・伝道する教団の建設」に向けての取り組みは、すべて聖霊の導きにより諸教会で続けられている。室報では誌面でその恵みを報告し、喜びを分かち合った。伝道トラクト4種……

【4899号】♦西日本五教区合同宣教研究協議会♦ 半世紀の歩みを振り返り、これからを考える

 第55回西日本五教区合同宣教研究協議会が1月28~29日、岩国東教会で開催された。西日本五教区合同宣教研究協議会は、東中国、西中国、四国、九州、沖縄の五教区の宣教研究に携わる機関の者が集まり、課題共有、情報交換を目的に年一回開催されている。1964年に第1回が行われた。  本協議会の歩みを振り返り、これからの在りようを考える時期ではないかとの声から、一日目前半は第39回から第47回まで本協議会に参加していた四国教区の黒田若雄教師より「西日本五教区合同宣教研究協議会の歩み」として発題があった。その後、質疑応答、意見交換を行った。  この会が教団紛争時も続けられ様々な立場がありつつも、それぞれの地の宣教課題を分かち合うことの大切さを確認した。  一日目後半及び二日目前半は、各教区の宣教課題、取り組みを共有する時間を持った。そこには、教会に集う人の高齢化、牧師の不足、経済的な……

【4899号】第141回神奈川教区総会 議長・副議長・書記再選

 第141回神奈川教区総会が、2月23日、清水ヶ丘教会にて開催された。開会時には議員229名中155名が出席した。  議事日程承認では教団信仰告白を告白することをもって会議を開始する、という修正が提案された。三宅宣幸議長は「議事日程は常置委員会で審議の上提案している。信仰告白を軽んじるわけではない」と原案について説明した上で採決した。157名中賛成78名で修正案を否決、今総会において信仰告白を行わないこととした。教区基本方針を古谷正仁副議長が朗読し審議を開始した。  議長、副議長、常置委員選挙はすべて予備投票を行い候補者を選出、本投票を行った。また書記は、議長、副議長の推薦を議場が承認して選出された。三役は再選された。  1名の准允、3名の按手執行について審議した。議長が執行の採決前に従来から行ってきた「教団の教師検定試験は神奈川教区から見て不当とまでは言えない」という宣……

【4899号】消息

村椿梢子氏(隠退教師)  19年2月6日逝去、93歳。東京都生まれ。51年日本基督教神学専門学校卒業。同年より横須賀学院に務め、本牧めぐみ教会を牧会し、90年より沖縄教区に務め、98年隠退。  遺族は息・村椿嘉信さん。 中澤實郎氏(隠退教師)  19年2月20日逝去、81歳。長野県生まれ。63年東京神学大学大学院卒業。同年より堺川尻、泉大津、堺川尻、若松浜ノ町、豊田、函館教会を牧会し、弘前学院に務め、須坂教会を経て14年隠退。  遺族は妻・中澤静代さん。 滝沢陽一氏(隠退教師)  19年2月23日逝去、95歳。長野県生まれ。48年受允、55年受按。48年より神奈川、下谷、神奈川、鎌倉、相模原南教会を牧会し、91年隠退し、99年隠退復帰し、07年隠退。  遺族は息・滝沢光一さん。……

【4899号】宣教師からの声 ディサイプルス派の最初の宣教師C・E・ガルスト

菊地 順 (聖学院キリスト教センター所長)  学校法人聖学院は、アメリカのディサイプルス派の宣教師たちによって生み出されましたが、その最初の宣教師の一人、チャールズ・E・ガルストを紹介したいと思います。  ガルストは1883年に日本にやって来た宣教師です。このとき、ガルストは30歳でした。ガルストは、日本に来る前は、ウェスト・ポイントというアメリカの有名な陸軍士官学校を出た軍人でしたが、ガルストは自分から進んで士官学校に入った人ではありませんでした。初めは、アイオワ州立大学で2年間農学を学び、その後その方面の仕事をしましたが、ある時その能力と人柄を認められて陸軍士官学校に推薦されることになったのです。当時、ガルストの父親は医者をしていましたが、8人兄弟であったため、経済的にあまり豊かではありませんでした。おそらく、そういうこともあって、ガルストは19歳で推薦されるまま士官学校に入……

【4899号】人ひととき 門脇 荘さん 自由の奴隷として生きる

 東北学院中学校に進学し、初めてキリスト教と接した門脇さん。中高6年間、授業の課題で教会へ行くことがあった。しかし、クラシック音楽が好きな門脇さんにとって、教会はオルガンの音色を聴くために行く場所であり、聖書の言葉は何も耳に入ってこなかったと振り返る。  大学では教会へ行く課題が無くなったことで、教会と無縁の生活になると思っていた。しかし、1年次の夏、同じ学科の友人が出席していた名取教会の礼拝に誘われる。初めて訪れた時から、アットホームで居心地の良さを感じたことや、ピアノの演奏ができる賜物を認めてもらえることに喜びを覚え、毎週通うようになった。当時オルガニストが不足しており、一ヶ月後には奏楽奉仕の機会が与えられた。また、同じく友人に誘われて行った猪苗代教会でのワークキャンプをきっかけに、東北教区の青年活動にも関わるようになり、その交わりから仲間が与えられ、学生生活がより充実していくの……

【4899号】「平成最後の〇〇」!?

 昨年、我が秋田県は大いに盛り上がった。年のはじめには、秋田犬(あきたいぬ)が話題になり、年末には、なまはげがユネスコの無形文化遺産に登録されて話題になった(なまはげは、怠け者を懲らしめる神であるが、「泣く子はいねがー」と叫びながら家に入って来るのを見るたびに、「アンタが泣かせてんでしょ!」と突っ込みたくなる)。そして、夏は甲子園での金足農業高校の活躍があった。県立で、農業高校で、野球部員は全員、地元の高校生ということで大きな励ましを与えられた。  ただ、その活躍を伝えるテレビなどで、何度も「平成最後の甲子園!」と言われていたことには、そんなに繰り返して言わなくても…との思いをもった。もちろん今もいろいろなイベントや出来事を伝える時に「平成最後の〇〇」と言われているが、その度に私としては何となく、日本は天皇の御代で時代を区切り、時を刻んでいる国であることを教えられている気がするのであ……
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