第2回社会委員会を、6月17〜18日に倉敷教会で開催した。前回は2名欠席だったため、委員全員が初めて顔を合わせる委員会となった。
今回は、昨年7月に発生した西日本豪雨災害の被災地のひとつを訪問し、そこで展開されている被災者支援の働きを受けとめることも大切な目的であった。初日に倉敷教会に集合した後、倉敷教会の中井大介牧師、東中国教区議長で岡山教会の大塚忍牧師らの車に分乗し、日本基督教団も関わる「岡山県宣教の集い岡山キリスト災害支援室」の拠点である「まびくら(まびにくらしのぬくもりを)」を訪問。大塚牧師からこの地での被災状況とこれまでの支援活動について聞いた。その後、まびくらスタッフの案内により、全部で8ヵ所ある決壊現場のひとつ(高梁川支流小田川)、まびくらが支援を行っている仮設住宅、救援活動初期に行政との関わりを築くきっかけとなった公民館などを視察した。まびくらが地域の中で信頼され……
6月19〜20日、第1回「障がい」を考える小委員会を教団会議室で開催した。今期委員の竹村眞知子、大坪直史、北村智史、杉本園子、徳田宣義が出席し、委員長に竹村委員、書記に徳田委員、ホームページ担当に北村委員を選任した。
委員会の位置づけについて、教団総会期毎に決議の上、宣教委員会の下に活動が継続されることを確認した。
前委員会からの申し送り事項を現委員会も追認した。①病いと障がいの理解を深めていく。そのために今期も施設訪問を行う。②高齢者と介護の課題を学んでいく。高齢は障がいではないが、障がい者と同様適切なサポートが必要である。教会の高齢化に対応していくためにも、今期あるいは来期の委員会において研修を始めたい。③全国交流会を開催できるよう努力する。そのための献金を続ける。④「障がい」に関する情報発信を継続する。ホームページを活用する。その際、色使いやレイアウトを柔らかい印象……
教規第43条によれば、信仰職制委員会が取り扱う事項は、①本教団の信仰告白に関する事項、②教憲および教規の解釈に関する事項、③礼拝・礼典および諸儀式に関する事項、④信仰および職制ならびに教会的機能に関する事項の4点です。ただ、私は今期で委員三期目となりますが、委員会の多くの時間は各所から提出された「諮問」や「問い合わせ」等に対して委員会としての「答申」を出すことに費やされて来ました。
様々な教派的伝統を持ちながら合同した教団であるのですから、教団の一致を大きく枠付けしているものは、自ら定めた教憲・教規に他なりません。その教憲と教規及び諸規則に則って教団のすべてを運営していくことは当然のことであり、この点が崩れれば教団の一致は立ち行かなくなると考えます。この点でのご理解とご協力を頂けますと幸いです。また一方では、時代の推移により、現行の教憲・教規には想定されていない事案も出てきている……
掛石英樹氏(無任所教師)
19年2月19日逝去、76歳。山口県生まれ。05年西南学院大学神学部卒業。06年より大竹教会を牧会。
遺族は娘・玉井路花さん。
宮原忠夫氏(隠退教師)
19年6月5日逝去、82歳。愛媛県生まれ。63年関西学院大学大学院卒業。64年より浅草北部、保内、倉敷水島、長崎、大分、八代教会を牧会し、05年隠退。
遺族は妻・宮原洋子さん。
荒瀬正彦氏(無任所教師)
19年6月15日逝去、84歳。新潟県生まれ。93年日本聖書神学校卒業。同年より原町、喜多方、目白教会を牧会。
遺族は妻・荒瀬典子さん。
青木勝次氏(隠退教師)
19年6月23日逝去、81歳。神奈川県生まれ。66年東京神学大学大学院卒業。同年より秦野教会を牧会し、09年隠退。
遺族は妻・青木明……
私が今、住んでいる教会の庭の中ほどに大きな桜の古木が立っています。この木は24年前に東京都の保護樹に指定された程の見事な桜の木で、近隣の人々や、街往く人の目を奪い続けてきました。
2018年10月1日未明に起こった台風24号による被害を受け、古木の大枝が落下し、残った枝も落下の危険性を考えて切り落としてしまったために見るも無残な姿になっていたのです。ところが、この古木の切り落とされたそばから伸びはじめていた蘖(ひこばえ)が古木に寄り添うようにいつしか育ちついにこの春、見事な花を咲かせてくれました。私はこの出来事の素晴らしさに驚かされています。
枇杷の木、ぶどうの木、無花果の木という実のなる木があり、それぞれの木は季節が来るとたわわに実り、その他に、椿、山茶花、くちなし、薔薇、ジャスミンという美しい花を咲かせる木が数本あります。
東長崎ウエスレー教会の在りようは、こ……
6月4日から8日の日程で、ベルギー・ブリュッセルに派遣されている川上寧宣教師・真咲宣教師とドイツ・ケルンに派遣されている佐々木良子宣教師を訪ね、宣教報告を受け、共に祈る時を与えられた。実質、問安のために動けたのは諸般の事情で中二日間だけという慌ただしいスケジュールだったが、ベルギーとドイツの二カ国を訪ねることができた。
5日午後はケルンで佐々木宣教師に会い、現在は退院後の健康も支えられ、教会員だけでなく、ケルン在住の日本人とも良い関係を築きつつ、伝道の可能性を探り、家庭集会をはじめ、様々な取り組みを行っている報告を受けた。
川上両宣教師には、5、6日に会い、主日礼拝のために借りている教会や牧師宅を案内してもらい、現地での宣教活動についての報告や今後の抱負等を聞いた。
ケルン、ブリュッセルとも、転勤等のため教会員の出入りが多く、日本語教会の群れも小さく、厳しい状況を……
小野寺さんの自宅は石巻山城町教会の真向かいにある。幼い頃は牧師館で英語を教わったり、教会の庭でよく遊んでいた。しかしその後、教会とは疎遠になった。「わざとのように知らん顔をしていた」という。中学卒業後、付属高校から東京音楽大学に進み、ピアノを学んだ。卒業後は石巻に戻り、子どもたちにピアノを教えていた。
2011年東日本大震災が起きた。ちょうど数年前に夫の剛さんと共に海の近くでコンビニ店を始めたばかりだった。激しい揺れの直後に大津波警報が発令され、剛さんに促されて、自宅にいた母親の様子を見に一人で自宅へ戻った。その間に津波が襲い、剛さんは津波に巻き込まれて天に召された。由美さん自身も自宅から店に戻る途中に車と共に津波に巻き込まれ、ギリギリのところで脱出した。
そのような中、再び山城町教会との接点が与えられた。教会が全国から届けられた支援物資を、近隣の人々に配布していたのであ……
各教区の総会が終わり、7月常議員会が終わって、教団の歩みが「祈ろう、伝えよう、献げよう」の伝道基本方針の具体的展開と機構改定の素案づくり、実現に向かって大きく前進を始めました。事務局、出版局の仕事もこの働きに心あわせて忙しくなります。
そんな中で、先日より総幹事室に一枚の絵が加わることになりました。宮崎県の飫肥教会の最年長(105歳)の教会員・西北羽つ衣さんの描かれた曼殊沙華の絵です。「信徒の友」の今年2月号「ここに教会がある」欄の「飫肥教会−小さな教会の元気な働き」のために取材に行った出版局職員が帰りに絵をいただいて送られてきたものです。絵に合う額装をして総幹事室を彩る仲間に加えたのです。西北さんは「75歳で絵を描き始め、日展、二科展にも入選歴のあるプロの画家だ」と「信徒の友」にも紹介されていますが、「高齢ゆえに教会に行けるのは年に数回だが、教会が大好き」と言っておられる方との……
東日本大震災「被災者支援センター・エマオ」終了を報告
東北教区
第74回東北教区総会は5月28日から29日、仙台青葉荘教会にて議員152名中130名が出席して行なわれた。
開会礼拝の後、1名の准允式が執行され、議場は感謝に満たされた。その後、小西望議長は、総会資料の「第74回東北教区総会を迎えるにあたって」を読みあげ、その中で「昨年の第73回総会において『教会救援復興委員会』ならびに『被災者支援センター・エマオ』を2019年3月まで継続、『放射能問題支援対策室・いずみ』は2024年3月まで継続することを協議しました。これに沿い、『被災者支援センター・エマオ』は去る3月末をもってその働きを閉じました。関わられたボランティアは9100人以上、連なった方々はその何倍にもなります。主の導きと多くの支えに感謝します。今後は宣教部の中に『東日本大震災支援小委員会』を置き、必要な情報交換を……
幼稚園のクラスルームで水槽に亀を飼っている。10年以上飼われている。教師たち、代々の園児たちが世話をして、水をきれいにしてやり、時には園庭で甲羅干しをさせて、餌やりを欠かさない。元気に水槽の我が家で暮している。▼日曜日の朝、教会学校の準備のためクラスルームのカーテンを開けに行くと、亀は水槽に体をぶつけて自己主張をする。ここにいる、餌がほしいというアピールなのだ。他のときにはねだることはないのに、よくわかるものだと感心する。2、3日餌がなくても大丈夫と教師たちは言うのだか、求められると無視もできない。春から冬がはじまるまで、日曜日の朝の餌やりを牧師がしている。▼時間が来ると日曜日欠かすことなく礼拝を献げる者たちが準備し教会に集ってくる。聖霊が教会に降臨して以降、途切れることなく続いている礼拝の連続、参加した者たちの数、気が遠くなる営みだ。この伝統の中の一人としてあることの畏れと喜びを改めて……