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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4889号】消息

2018年10月6日
森田 進氏(無任所教師)  18年7月27日逝去、77歳。埼玉県生まれ。11年東京神学大学大学院卒業。同年より土師、大泉ベテル教会を牧会。  遺族は妻・森田直子さん。   水野 穣氏(隠退教師)  18年8月11日逝去、61歳。福島県生まれ。83年東京神学大学大学院卒業。85年より久世、飯盛野、浜松、屋島教会を牧会し、18年隠退。  遺族は妻・水野文さん。

【4889号】伝道のともしび 与え続ける神様を信じて 関東教区・益子教会牧師 大下 正人

 益子教会は、栃木県東南の端にあります。町は益子焼が有名で大勢の陶芸家が住んでおり至る所に登り窯があります。益子教会の造りは栃木県産の大谷石を積み上げた教会です。この建材は夏にひんやりと涼しいです。  2011年東日本大震災によって益子も大きく揺れました。その揺れで陶芸の命ともいえる登り窯は至る所で崩れました。陶器販売も痛手を負いました。私の知り合いも登り窯が壊れてしまい現在も直せない状況です。  益子教会も例外ではなく、大谷石は横揺れに弱く倒壊するかもしれないと、当時の代務の先生が見に行くと、建物自体は神様が守ってくださいました。屋根につけられた十字架とその周りだけが壊れました。まるで神様がその会堂を守られた様に思えました。  その後、皆様の東日本震災救援募金によって補修をしました。その3年後に私は益子教会に就任しました。就任以前は10名前後の教会でしたが、就任当時、教……

【4889号】全国キリスト教学校人権教育セミナー 「共に喜ぶ世界を創るため」をテーマに

 8月16から18日にかけて、「第29回全国キリスト教学校人権教育セミナー」が開催された。  会場は、高知教会と清和女子中高等学校(小西二巳夫校長)で、この会場校は、「女子校だから、小規模だから、少人数だから」できることを大切にする精神を特色として教育している。そのためこの研修会の会場を引き受けるにあたっては、前日に教職員全員で全館一斉清掃を行うなどの心意気で参加者を迎えてくれたことは感謝であった。  今回のセミナーの主題は、「共に喜ぶ世界を創るために—SAY!WA!」であった。開会礼拝、基調報告後、「高知・長浜の教科書無償運動をふりかえる」と題した吉田文茂氏の講演と「沖縄の今を通して、平和・人権と暴力を考える」と題して高里鈴代氏の講演を聞いた。  その後、4つの分科会に分かれ、4人の発題を聞いて協議を行った。発題者は、第一分科会「地球にやさしく、光る町土佐の赤岡を歩く—……

【4889号】人ひととき 秋山 武子さん 主の声を聞いて生きる

 それは、十代の半ば、山の中の帰り道の突然の声であった。一人の婦人から「あんた、本山にキリストの教会ができたのを知っちゅうかね」「知らん」「一度、教会に行って、みーや」その声を聞いて、教会へと足を運んだという。  そこに、初代牧師の川添徳治先生が待っていた。会ったのだけれども、すぐに、集団就職のため滋賀県へ行くことになった。その時に、片道10キロの道を川添先生が、駅まで自転車で来てくれた。聖書を渡されて、「苦しい時、悲しい時にも、どんな時にも、聖書を読みなさい」と言われた。本を読むことが好きだったので、聖書を読むことは苦労しなかった。  会社から「宗教は何ですか」と聞かれ、迷わず「キリスト教です」と答えたという。  まだ洗礼を受けていなかった。それに、会社は仏教系であった。働くことに疑問を覚えながら過ごす毎日であったという。一年後のある日、足の痛みを覚え、治療のために故郷……

【4889号】キリストさんのお陰

 広島・呉市天応が大災害に苦しんでいる。わたしが小学生時代に通った学校の校庭は災害救援の車両でいっぱいだ。住んでいた天応の家はそのまま残っていて広島に行くたびこの家を見る。この家を見ると元気が出る。この地域で大切にされて育った。今年6月に行ったときには、自治会長の溝口さんが門の所にいたので声をかけた。「秀、秀、秀」とわたしの名前を思い出そうとしてくれて50年前を思い起こしてくれた。  7月に見舞いのために呉市に行き「キリスト教会・呉ボランティアセンター」の働きを知らされた。呉市の教会が力を合わせて天応での働きをしている。  呉山手教会の三矢亮牧師は、大型免許を持っていて懸命に土砂を運搬していた。呉平安教会の小林克哉牧師は、ボランティアをしながら「わたしは牧師です、祈らせてください」と言うと、被災した方が「そうだと思った、お願いします」と言って涙を流し「アーメン」と祈りに心を合わ……

【4888号】夏の特別プログラムを各教区開催

2018年9月15日
北海・奥羽・東北三教区 保養プログラム 「あなたがたに味方がいます」と 伝えるために  8月2~7日「心と体をリラックス第12回親子短期保養プログラムin 北海道」を札幌で行った。東京電力福島第一原子力発電所事故による放射能汚染の影響を逃れ、6家族21名(子ども12名)と引率者2名が北海道クリスチャンセンターに滞在、北海教区東日本大震災支援委員会が準備したプログラム等を楽しんだ。  北日本三教区(北海・奥羽・東北)は定期的に「北日本宣教会議」を開催しているが、2011年秋の会議で「保養プログラム」が提案された。三教区で準備し翌年3月、第1回が札幌で行われた。第6回からは東北教区放射能問題支援対策室「いずみ」が主催に加わり、実務の中心を担っている。滞在先として北海道の他、沖縄教区、九州教区の協力を得て沖縄、奄美でも行われてきた。  本来「保養プログラム」とは、成長期の子どもた……

【4888号】荒野の声

 この夏も伝道プログラムに、教会、地区、教区、またボランタリーな伝道グループで励まれたことと思う。本号もそのわずかでも伝えたいと願い、それぞれ執筆をお願いした。協力に感謝する。▼仕える教会でも台風の影響で出発直前まで宿舎への道路が封鎖されやきもきしたが、期間中は天候に恵まれて教会学校の子供たちとキャンプに行ってきた。その他にも幼稚科のデイキャンプ、中高生の夕涼み会、幼稚園のお楽しみ会と夏休みも特別プログラム目白押しだった。▼また今年は、はじめて夏期伝道実習生を迎えた。自分もいかに多くの祈りをもって実習に迎えてもらっていたのか実感した。派遣されてきた神学生から教会も伝道への多くの刺激をもらったことは、ことのほか新鮮だった。ふだん出席神学生のいない教会であればなおさらのことだろう。▼そのような中で何とか数日休暇を取った。外からの連絡を極力絶とうとしたけれども難しい。休暇は海外へ、教会に事が起れ……

【4888号】大阪北部地震被害報告 高槻・茨木春日丘、大きな被害

 6月18日午前7時58分、高槻市を震源とするマグニチュード6・1、震度6弱の大阪北部地震が起こった。大きな地震が起こり得ることは頭では理解していたが、自分の住んでいる街を震源とする大きな地震の揺れを経験すると少し慌てた。1、2週間程度で地域全体としてのライフラインの回復が行われ、余震もどうにか収まり、2ヶ月を経て地域も落ち着きを取り戻してきた。  大阪教区では地震当初から諸教会・伝道所の安否確認・被害状況の確認を行った。大阪北部の教会・伝道所を中心に食器が割れた、本が散乱、花瓶などの破損で水浸し等の被害が多数あった。  高槻教会、茨木春日丘教会が大きな被害を受けた。高槻教会は礼拝堂の建物に大きなダメージを受け、大きな改修を余儀なくされている。また茨木春日丘教会は、礼拝堂の大きなガラスが壊れ、足場を組んでの修理がなされた。またのちに、壁が壊れて不安定になっている教会も判明し対応……

【4888号】西日本豪雨被害報告 教派を超えた支援活動を展開

 6月28日から7月8日の西日本豪雨では、東中国教区(倉敷市真備町)、西中国教区(広島市安芸区他、呉市天応地区他、三原市)、四国教区(大洲市、宇和島市吉田町、三間町)などに被害があった。幾つかの教会・伝道所が床上浸水に遭ったが、各教区・地区の支援によって復旧が進められた。しかし教会の建つ地域の復旧には目途が立たず、信徒宅を含めて支援活動が続いている。今回の救援の特徴は、教団独自のベースを設置せず、超教派の支援活動の中で教団の教会、教職、信徒が活動していることだ。教団は、各教区・地区(分区)を通し支援活動に協力してゆく。  倉敷市真備町では多くの家屋が浸水した。東中国教区は、「岡山キリスト災害支援室」のもと「せとうちYMCA」などキリスト教支援団体と共に、家屋清掃など質の高いワークを行っている。活動は10月までとしているが、さらに長期に亘ると思われる。9月からは台湾基督長老教会のワーカ……

【4888号】▼宣教委員会▲ 宣教方策会議をまとめ

 第5回宣教委員会は7月2~3日に、京都教区・洛陽教会を会場にして開催された。その週末に起こる関西豪雨の前触れのような雨の中での委員会であった。豪雨被災地に心からお見舞い申し上げる。議事に先立ち、栗原清委員司式・説教による礼拝を共にし、引き続き会議室に場所を移して、報告、協議がなされた。  前回委員会から引き続き、宣教方策会議でのワールドカフェで出された意見を担当者が分析、報告し、協議した。基本的に宣教方策会議の報告には、無理にまとめるのではなく列記してアイデアを提供することにした。それによって次の宣教方策会議の教区報告に反映されることを期待する。また改訂宣教基礎理論についての意見も出されていたことを受けて、宣教委員会として、どう受け止めていくか、総括が求められることも確認した。  「牧会者とその家族のための相談室」については、今総会期中の設置を常議員会に提案することを決め、委……
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