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日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4888号】▼信仰職制委員会▲ 教団離脱について答申

2018年9月15日
 第5回信仰職制委員会が、7月30~31日に全委員と秋山徹総幹事と道家紀一担当幹事の出席のもと、教団会議室にて開催された。前回議事録承認後、委員による『教団教師について』の発表を聞き協議、教師に関する共通認識を確認した。その後「諮問」1件と「問い合わせ」4件を取り扱った。議事内容は以下の通りである。  《諮問》は、東京教区から「教規施行細則12条に規定された教会が、教団を離脱する場合、当該教会が教区に対して行うべき手続きと、教区が対応すべき手続きについて、また伝道所の離脱について」であった。  《答申》は「教会が教団を離脱する場合、当該教会の教区に対する手続きはありません。教区が当該教会に対してとるべき手続きもありません。ただし、教規第66条⑥に基づく教区による指導が事前になされることが望ましいと考えます。伝道所は、教規第120条②により、所属教区または関係教会の監督指導と援助……

【4888号】天皇の退位および即位の諸行事に関する声明

 2019年4月30日と5月1日に、現天皇の退位および新天皇の即位が予定されています。私たちは、これに関する諸行事、とりわけ大嘗祭に国が関わることに、以下の理由により反対の意思を表明します。 1. 天皇の退位および即位に際して行われる諸行事において、本来は皇室の私的宗教行事である大嘗祭まで国の公的な行事として行うことは、国民に対して天皇が特別な存在であるとのイメージを植え付け、天皇の神格化を推し進めるものとなります。 2.宗教行事である大嘗祭に国が関与することは、日本国憲法が保障する信教の自由および政教分離の原則に反するものです。 3.どのような名目であれ大嘗祭に関わる経費に国費を支出することは、日本国憲法の政教分離の原則に反しています。  私たちは、神以外の何ものをも神としてはならないとの聖書の教えに生きるキリスト者として、天皇の代替わりに関する宗教的諸行事、とり……

【4888号】♦第1回教師継続教育研修会♦ 教師委員会主催 「説教と牧会—福音を伝える喜び」を主題に

 第1回教師継続教育研修会は、8月21日より23日までの三日間に亘って、ハートピア熱海において開催された。  テーマは、牧師にとって最も重要な「説教と牧会ー福音を伝える喜び」とした。須田拓牧師(橋本教会・東京神学大学准教授)と柳下明子牧師(武蔵野緑教会・日本聖書神学校教授)には、それぞれの専門の立場から大変豊かな講演をしてもらった。さらに、教師養成制度検討委員会の岡本知之牧師(洛北教会)、小宮山剛牧師(逗子教会)、東野尚志牧師(聖学院教会)には、それぞれ牧会の現場に即して発題してもらった。それぞれの内容を紹介する紙面の余裕がなく残念であるが、講演も発題もとても内容豊かなものであり、貴重な学びと励ましを受けた。  石橋秀雄教団議長と秋山徹教団総幹事の挨拶、佐々木美知夫教団副議長の礼拝説教を通して、日本基督教団がこれから大切にしていかなければならない教師研修会であることが確認された……

【4888号】教区議長コラム ♦大阪教区♦ 小笠原 純 古い歌はもう歌い終った

 大阪教区は議長であるわたしの思い通りに動いている。わたしの思い通りに動くものではないというわたしの思い通りに(独り言です)。  大阪教区は和歌山県、奈良県、大阪府の143教会・伝道所が集まっている教区です。旧教派的伝統も様々であり、教会のあり方も様々です。大阪教区では1970年日本万国博覧会にキリスト教館出展の是非をめぐって激しい議論が起こり、その後10年間、教区総会を開くことができませんでした。1980年に臨時総会が開かれ、対立していた双方の真理契機を認め合い、今後異なる意見にも耳を傾け、対話を深めていくことを内容とする「3号議案」が採択されました。そうした歴史的な経緯があり、大阪教区では粘り強く、よく話し合うということが大切にされています。常置委員や教団総会議員の選挙も半数連記で行われています。そうした中で必要なのは、自分の思い通りに動くことはないという思いを持つということだと……

【4888号】消息

山口千代子氏(隠退教師)  18年4月1日逝去、98歳。広島県生まれ。53年神戸神学院卒業。同年より神戸聖愛教会を牧会し、96年隠退。  遺族は甥・山口眞理さん。   萩原義春氏(隠退教師)  18年6月26日逝去、69歳。東京都生まれ。99年東京聖書学校卒業。同年より紀伊長島、玉野、都農教会を牧会し、18年隠退。  遺族は妻・萩原かつ代さん。   篠田 潔氏(隠退教師)  18年6月28日逝去、94歳。愛知県生まれ。56年東京神学大学大学院卒業。同年より半田教会を牧会し、98年隠退。  遺族は息・篠田顯さん。   今井和登氏(隠退教師)  18年7月16日逝去、97歳。朝鮮・忠清南道大田(現韓国・大田市)生まれ。53年関西学院大学卒業。55年より夕張清水沢、福山東、関西学院、芦屋三条、横田相愛、はりま平安教会……

【4888号】第5回部落解放全国活動者会議 「どうしたら部落差別はなくなるか」

 6月26日から28日、大阪市立信太山青少年活動センターにおいて、第5回部落解放全国活動者会議が開催された。出席者は51名。開会礼拝では斎藤成二活動委員長が担当し、マルコ9章33~38節の箇所で説教された。秋山徹総幹事に開会の挨拶をしていただき、東谷誠運営委員長より今回の活動者会議の目的「どうしたら部落差別はなくなるか」と題し講演された。九州教区、大阪教区、部落解放センターより活動報告を受け、自己紹介を行い、一日目を終えた。  二日目、朝祷会では井殿準運営委員が奨励をし、「地域の取り組み」と題して、部落解放同盟和泉支部の支部長と青年部長に来ていただき、「部落解放運動には夢がある~私たちの部落解放への夢と挑戦~」と題して語っていただいた。お二人が生まれ育った和泉の町の実態を話され、なぜ、人権・解放が必要かを私たち一人ひとりに問われた。そして支部長の夢と挑戦では「自分の子どもや地域の後輩……

【4888号】伝道のともしび 伝道129年、これからの展望 東北教区・三春教会牧師 佐々木 威

 山と谷間に囲まれた人口1万8000人の小さな城下町に宣教されて、教会は129年、幼稚園は103年になります。谷間にあった教会は、朝10時に太陽が昇り、2時には隠れて太陽の恵みに乏しく、常駐の牧師と無牧とが2~3年毎に繰り返えされ、無牧の方が長い困難な時代が続きました。知り合ったと思ったら何時の間にか居なくなっていましたと就任時に語られました。放置された教会は、雨もりで屋根の支柱は腐食して釘が無く、トタンが乗っているだけ、ホールは犬猫の遊び場でした。  私は三春教会に神様のご計画を信じて2度目の招きに応えて在任48年になります。1990年に太陽の恵み豊かな2千坪の土地に幼稚園と共に、移転しました。  東日本大震災の被害は、はじめ建物の壁にヒビ割れだけの微少と思われましたが、90メートルに渡って擁壁が傾き隣地に1メートル移動したり、地盤が80センチ沈下して、ガス、水道、トイレ、浄……

【4888号】教団・教区の業としての教誨活動

 第5回日本基督教団教誨師定期総会・研修会(隔年開催)が7月9~10日、オリンピック記念青少年総合センター(東京・代々木)を会場に、正会員93名中、14教区32名が集まり、開催された。その歩みは、教団伝道委員会の下での刑務所伝道委員会が1968年の教団機構改正で消滅。その働きを有志による教誨事業協力会が継承し『教誨マニュアル』なども作成、40年にわたり現場の教誨師の働きを支援してきた。  しかし、矯正管区や他宗教との関係から、2009年に関係者が集い教団教誨師会設立準備委員会を組織。翌年、教団教誨師会設立総会を開催。設立目的を「日本基督教団における教誨師の働きを支え合い、宣教の使命を果たす」として事業協力会の働きを継承、全国からの献金や教団伝道委員会の支援を受ける任意団体として今日に至っている。  昨年度『信徒の友』で教誨師の働きが取上げられ、多くの献金が献げられた。教誨師の働……

【4888号】人ひととき 正村 明江さん 奥能登の教会で主に仕える

 輪島塗の雅びな教会看板。木造の小さな会堂に入ると、礼拝堂で『輪島教会100年史』を読みながら、笑顔の正村さんが座っておられた。  奥能登・輪島の地で生まれ育ち、父母ともにクリスチャンホームで育った。両親はペンキ屋、後に民宿を営みながら教会へ。生まれてから今日に至るまで70年間、教会を離れたことがない。子どもの頃は、牧師を招いて家族でよく食事をしたという。仏教が根強い輪島の地で教会役員、毎週のオルガン奏楽(月一度を除く)を奉仕しつつ信仰生活を続けている。  2015年、NHK朝の連続ドラマ「まれ」の舞台として一躍有名になり、奥能登に人が出入りするようになった。昔ながらの朝市のある、明るい港町。新鮮な魚、自然の恵みに囲まれたこの教会で幼児洗礼を授かり、金沢の北陸学院高校に入学。父親は厳格なクリスチャンで、高校時代も必ず礼拝に出席することを勧めた。下宿先の環境のため、涙の生活を強い……

【4888号】PCTの救援活動

 大阪北部を襲った震度6弱の地震に続いて、岡山、広島、四国の南予地方に災害をもたらした西日本豪雨が続いています。総幹事は教団の救援対策の責任者として、教会の被災状況、教団に何ができるか、直ちに情報収集と対策を講じます。  驚いたことは、わたしたちが動きを始めるや否や台湾基督長老教会(PCT)からメールが届き「見舞金1万ドルを送った」との連絡。すぐに関西各教区を幹事が訪ね、被災状況確認と見舞いを届けました。西日本豪雨の際は、直後の常議員会で救援対策委員会を立ち上げました。その後、直ちにPCTからまた、「200万円の見舞金をもって、7月26日、前総会議長陳明志牧師夫妻と林偉聯救援活動担当幹事が教団を訪ね渡したい」との連絡。矢継ぎ早の熱い申し出に驚かされ感激しました。  PCTは東日本大震災の時、千人以上ものボランティアを仙台・石巻復興のため派遣しました。その後、台湾・花蓮で起こった……
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