インスタグラムアイコンツイッターアイコンyoutubeアイコンメールアイコン
日本基督教団 The United Church of Christ in Japan

教団新報:一覧

【4901・02号】▼教師検定委員会▲ 教師を立てるため畏れと祈りをもって仕え

2019年4月27日
 4月2日、教団小会議室において41総会期第1回教師検定委員会が開催された。委員として招集されたのは次の通り。井ノ川勝(招集者)、木村太郎、清藤淳、辻順子、西岡昌一郎、藤盛勇紀、町田さとみ。これに道家紀一担当幹事と中川信明担当職員が加わる。  はじめに井ノ川委員より、教師検定委員の任務について説明された。本委員会は日本基督教団の教師を立てていくために畏れと祈りとをもって仕えていく委員会である。教規45条に基づき教師検定に関する事項をつかさどり、また教師検定規則2条に示されるように、教師試験は学科試験のみならず、信仰経歴および召命についても問うものであることが説明された。さらに32総会期第5回常議員会の「合同教会のゆたかさの中で、信仰告白を規準として教師検定試験を行う」との議決を踏まえ、教師検定委員会の任務を担っていくことが確認された。  次に委員会組織として、委員長に井ノ川委員……

【4901・02号】▼宣教委員会▲ 常設専門委員の派遣を加えて

 4月2日、41総会期第1回宣教委員会が教団会議室で開催された。  組織として委員長に岸憲秀、書記に田中かおる、「障がい」を考える小委員会委員長に竹村眞知子を選出した。委員として青山実、今期は、《伝道》古屋治雄、小池正造、《教育》増田将平、飯田敏勝、《社会》森下耕、庄司宜充の各常設専門委員会から2名ずつ委員が派遣されている。加えて、大三島義孝幹事、石田真一郎幹事が加わる。また、陪席は長島恵子(全国教会婦人連合)、坂下道朗(全国教会幼稚園連絡会)、大野光信(日本キリスト教保育所同盟)である。  常設専門委員会からの派遣委員増員について秋山徹総幹事から「この委員会が各委員会の活動を統括して総合的に教団の伝道推進に資する委員会活動の展開が望まれている」と説明があった。  各委員の自己紹介のあと、前期からの申し送り事項を確認した。その中の一つとして「青年伝道」への取り組みが挙げら……

【4901・02号】♦神学校等人権教育懇談会♦ 人権教育を巡り、 神学校・キリスト教学校が協議

 3月26日、日本聖書神学校で第32回神学校等人権教育懇談会を開催した。神学校やキリスト教学校から5校8名、部落解放センターや講師が牧会している教会員、友人等、約25名が参加した。  初めにロバート・ウイットマー宣教師(農村伝道神学校校長)から「神と共に歩む」と題して開会礼拝が行われた。カナダ合同教会の議長や執行部は、大変豊かで多様な構成によって担われている。民族や人種の違い、障がい者、女性、同性愛等「小さく弱くされてきた」と呼ばれた方が代表や執行部等に用いられ、神様の恵みの教会を体現していることが報告された。しかしここに至るまでに、苦しい様々な差別事件や対立があったという。そのようなカナダ合同教会の紹介を通して、深く優しい御言葉の礼拝が持たれた。  「各神学校の取り組み」の紹介として井上智氏(関西学院大学神学部教員)から報告を受けた。関西学院大学の「人権教育の始まり」、「大学……

【4901・02号】♦東京・千葉支区教師会♦ 機構改定への理解を深め、 意識を高めるために

 2月18~19日にかけて、鴨川グランドホテルを会場にし、東京教区・千葉支区一泊研修会が開催された。千葉支区では毎年この時期に、教師の学びと懇親を目的とし、この研修会が支区の教師部の企画立案により開催されている。今回のテーマは「第41回総会を受け~これからの教団機構改定・支区形成を考え、祈る」ことであり、講師に教団議長の石橋秀雄牧師が立てられた。出席者は26名であった。これは千葉支区に属する教師の半分に満たない数字であり、教団の機構改定についての意識が少々低いのではないかという声も聞かれた。  千葉支区としても、意識を高めることがこの研修会の一つの目的であった。機構改定については、その骨子が教区総会に資料として示されているが、教師がどれほど自覚をもって、機構改定について意識をしているかと問われると、まだまだ意識は薄いというのが現実だからである。  石橋議長は、まず、自身が経験し……

【4901・02号】東北教区被災者支援センター・エマオ活動終了 多くの支援者を得て活動

 8年間支援してもらった東北教区被災者支援センター・エマオは、19年3月末ですべての活動を終えた。  東北教区では、3月23日に被災者支援センター委員会主催で「被災者支援センター・エマオの8年を感謝する会」を開催した。第一部礼拝、第二部感謝会で、教区内諸教会をはじめ県外の各地から元スタッフ、ワーカー、食事ボランティア、初期の立ち上げにかかわった方たち、笹屋敷の前町内会長など60名の参加があった。懐かしい出会いがあり、都合で参加できない方にはビデオレターを送ってもらい、いろいろな方のエマオへの思いを聞くことができた。  効率を求める現代において、エマオは「より添い」を大切にする「スローワーク」を合言葉にして歩んできた。「エマオさんが手伝ってくれたから畑を続ける気になった」、「津波は辛いことだけれど、これがきっかけでみんなと会えたのは嬉しい」、「これからも忘れないでほしい」と被災地……

【4901・02号】福島・小高伝道所再開 震災8年を経て、主日礼拝を再開

 2011年3月の東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故以来、約8年の間中断されていた福島県南相馬市にある小高伝道所の主日礼拝が、2019年1月27日(日)午後3時から再開された。  原発事故後は約1年余り強制避難区域に指定され立ち入り禁止になった。付属の幼稚園があるが休園の状態が続いている。町に子どもはいなくなった。そして主日礼拝は全く守れなくなった。  2012年4月以後からは昼間のみ入れるようになった伝道所でのクリスマス礼拝を毎年12月に守ってきた。伝道所の信徒が1名、このクリスマス礼拝のために避難先の福島県いわき市から自宅のある小高に戻り集会の準備を毎回する。感謝である。負担にならないようにと願っている。昨年の12月が7回目のクリスマスの礼拝になった。  東北教区の取り組みとして18年9月に「小高伝道所の今後を考える協議会」を小高伝道所で開催し放射能汚染……

【4901・02号】《会堂共済組合》多くの被害に迅速に対応

 2018年は自然災害が多発し、特に台風は9月から10月にかけて、北は北海道から南は沖縄までを襲った。教団の教会も建物に多くの被害が発生し、会堂共済組合に加入している教会から被害の報告が相次いで届いた。届けは2019年3月7日の段階で合計113教会に達した。  会堂共済組合では早速に罹災届の用紙を送付した。地域によっては業者が忙しすぎて見積りが出ないところもあるが、罹災届が届き次第迅速に対応した。  3月7日現在95教会に総額9156万円の支払いを実行した。教区別の支払い実績は下記のとおり。  まだ加入されていないところはぜひ問い合わせてもらいたい。現在の保険料との比較表をお送りする。教会・学校の財政の役に立ちたいと願っている。 (辻井秀雄報/会堂共済組合常務理事)

【4901・02号】追悼 後宮俊夫牧師のこと 榎本榮次(隠退教師)

 後宮俊夫牧師は去年の暮96歳の人生の幕を閉じ、天に帰られた。不思議な人だった。容姿はお世辞にもいいとは言えず、説教は何を言っているのか分からない話を長々とする。学歴はなく学閥もない。ユーモアがあるわけでもないし、要領よく立ち回る器用さも持ち合わせていない。  なのに彼の周りには人が集まり、教会員は皆よく働く。次々と大きな仕事をこなしていかれた。  ご自分のことをこう言った。「わたしは何一つ自分から願ってやったことはない。行けと言うから行き、来い、と言うからついて来ただけ」。  彼はまた、大事な判断の基準を「わが思いではなく御心を」に定め、「迷ったときは『いやだなあ』と思う方を選ぶと間違いない」と言っていた。だからどんな圧力にも動じない人だった。大きな方向性は「御心を問う」ことに徹していた。失敗を責めないで大目に見てくれる優しい人。だから誰からも信頼された。  それ……

【4901・02号】事務局報

辻  建氏(隠退教師)  19年3月17日逝去、86歳。京城府(現ソウル市)生まれ。64年関西学院大学大学院卒業。同年より主恩、宝塚、夙川東を牧会し、09年隠退。  遺族は息・辻学さん。   篠原 信氏(隠退教師)  19年3月24日逝去、92歳。東京都生まれ。47年日本聖書神学校卒業。52年より目白教会を牧会し、09年隠退。  遺族は息・篠原和太郎さん。   中村みどり氏(隠退教師)  19年3月28日逝去、89歳。東京都生まれ。53年日本聖書神学校卒業。同年より津屋崎、東郷、津屋崎、池袋西教会を牧会し、95年隠退。  遺族は義弟・亀井耕二さん。

【4901・02号】宣教師からの声 主の約束を信じて─James Curtis Hepburn 小暮 修也(明治学院学院長)

 明治学院の創立者の一人であるJ・C・ヘボン(James Curtis Hepburn)博士がアメリカのペンシルベニア州ミルトンで誕生したのが1815年、生誕から204周年になります。  ヘボンの母は外国伝道に関心を抱いて『ミッショナリー・ヘラルド』という宣教師向けの雑誌を購読し、ヘボンも小さい頃からその雑誌をよく読んでいたとのことです。16歳でプリンストン大学の3年に編入し、そこでラテン語、ギリシャ語、ヘブル語を習得しましたが、これが日本語訳聖書をつくる際に、役立つことになるのです。  ヘボンは、さらにペンシルバニア大学医学科に入り、1836年には医学博士の学位を授与されました。卒業後、開業医をしていたヘボンは、生涯の伴侶であるクララ・メリー・リート(Clarissa Maria Leete)と出会い、東洋に福音を伝える使命感を確かめ合って結婚いたします。そして、1841年、……
PageTOP
日本基督教団 
〒169-0051 東京都新宿区西早稲田2-3-18-31
Copyright (c) 2007-2024
The United Church of Christ in Japan